キャラクター語り:レオン・ド・カルナック【小説:Tristan le Roux/赤髪のトリスタン】
アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)の未邦訳小説「Tristan le Roux/赤髪のトリスタン」を底本にしています。
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神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(Tristan le Roux/赤髪のトリスタン)
訳者あとがき:キャラクター語り
翻訳者だって「ひとりの読者」としてネタバレ感想書きたい!
そんな主旨で、好き勝手に語ります。
ここからは、各章の「登場人物紹介」ページの順番にならって、私が思ったことを書いていきます。
レオン・ド・カルナック伯爵
オリヴィエ・ド・カルナックの祖先の英霊。
西暦752年、ポワティエ平原の戦いでサラセン人を倒すが、直後に敵に捕らわれ生き埋めにされる。悪霊となったサラセンを地上へ出さないために700年間地下深くで戦い続けていた。
背が高く、青白く、痩せこけていて、白い髭と髪を生やし、古めかしい重厚な甲冑を身につけている。
【※小説投稿サイト・アルファポリスでも公開中:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー】
レオン・ド・カルナック伯爵について:ネタバレあり
しまった。言いたいことは、前回「キャラクター語り:サラセン」で言い尽くしてしまいました。
コンプレックスをこじらせて悪霊になったサラセンとは対照的に、レオン・ド・カルナックの精神はどんな状況でも変わらなさそう。
原作の記述では老人の風体をしていますが、生前の若かったころの容姿はトリスタン似で想像しています。
性格はトリスタンとオリヴィエを足して二で割ったような感じ、またはトリスタンが屈折しないでまっすぐ+骨太に成長した感じでしょうか。
墓の封印が解かれてオリヴィエと対面した時、それまで貴公子然としていたオリヴィエが動揺して叫んだり、妙なツッコミを入れるシーンでほっこりしました。
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小説後半について
note版:一定期間後に有料化
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【URL:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー】
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