キャラクター語り:ブリタニー【小説:Tristan le Roux/赤髪のトリスタン】
アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)の未邦訳小説「Tristan le Roux/赤髪のトリスタン」を底本にしています。
総合目次:
神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー(Tristan le Roux/赤髪のトリスタン)
訳者あとがき:キャラクター語り
翻訳者だって「ひとりの読者」としてネタバレ感想書きたい!
そんな主旨で、好き勝手に語ります。
ここからは、各章の「登場人物紹介」ページの順番にならって、私が思ったことを書いていきます。
ブリタニー(22〜23歳)
リッシュモン大元帥に仕える前衛でメッセンジャー。
狼の群れに襲われているところを、オリヴィエとトリスタンに救われる。
唇と顎に少し陰があり、美しい碧眼と、丸みのある若々しい頬——ケルト人の末裔「ブルターニュ人」が同胞として認めるあの金髪を持つ22〜23歳の美青年。
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ブリタニーについて:ネタバレあり
22〜23歳の若さで、リッシュモン大元帥から信頼された直属の騎士(前衛)ですから、かなり優秀な武官だと推測できます。
それでいて、気さくで愛嬌のある好青年!
ブリタニーのイメージイラストを描くときに、その辺を意識しました。
冒頭で、カルナックの村から去るときの描写(村の男たちに最後の敬礼をし、女性たちに最後の微笑みを送った)からも、ブリタニーは自分の魅力をよく理解しているとわかります。
熟考タイプではありませんが脳筋ではない。
頭の回転が早くて、機転と応用が利く。
カルナックで狼と対峙した場面で、ブリタニーの戦闘スタイルがよく表れてます。
身分に関係なく、老若男女から好かれそう。
全登場人物の中で、好感度ナンバーワンでも不思議ではない。
最終章の締めくくり「ブリタニーの近況」で、目の前の隠者がトリスタンだとわからなかったけれど、会話を進めるうちに、狼を素手で絞め殺した恩人トリスタンの記憶を忘れていないと判明するシーンがなんとも言えず好きです。
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小説後半について
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【URL:神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー】
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