営業はいらない
インターネットが普及して、企業だけでなく個人でも気軽に低価格でホームページが作れたり、SNSが広がり、自分達のことを伝えることができるようになったこと、そして、知りたいものや欲しいものを調べて情報に辿りつくことがしやすくなったことで、「営業」という職種は減っていくんじゃないかなぁ、と数年前から思っていたところ、この本と出会いました。
桑折町で過ごしていますので、書店には行っていません。できれば、本でと思いましたが、今回はAmazon kindleで読みました。購入して、あっというまにこの端末に内容がやってくる、というのはすごいなぁ。
いまもテレアポなどの営業活動が行われている企業があることに、私のスマホにも営業電話がかかってきて驚く。本の中に、成功率の低さ、営業する側とされる側の無駄を感じる率を考えれば、これだけ効率の悪い手法はないし、なんといっても、相手に与える影響も悪くなり、いまは、営業電話の番号をインターネットで検索すれば迷惑電話のサイトにヒットして、内容を確認できるという時代だ。
私は2011年に独立したわけだが、当時つくっていた「やりたくないことリスト100」に「お願い営業」「テレアポ」「売り込み」など、営業活動に関するものを最初に書いている(ちなみに「満員電車」「電車通勤」「つきあい残業」なども最初に書かれている)。そして、これをしていない。「がつがつしていないですね」と、お客さんに言われたことがあるが、それを聞いて、自分がなりたい方向性になっているなと実感した言葉だった。
営業職をされている方、また、営業職を雇っている経営者、に読んでもらいたい1冊です。営業としての方向性が見えてくるし、また、インターネットを利用しての戦略を考える一冊になると思います。
今や500万円の車でさえ、ワンクリックで買う時代であるにもかかわらず、いまだに多くの企業が、新規顧客獲得のファーストコンタクトを「飛び込み営業」と「テレアポ」に頼っている。しかしそのテレアポの成功率は1%以下だ。人口減少の今の時代、世界はテクノロジーを活用しつつ「営業不要」で成功しはじめている。営業の現在、そして未来について一緒に考えてみよう。
<気になるITニュース>
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、博物館など施設が休館。そして、自宅で過ごしている人も増え、ネットに触れる回数が増えている。そんな環境のなかで、無料で情報を提供しているアカウントが多くなっている。いま、情報を提供することで、収束に向かっているときに、そのアカウントのファンになっているかもしれない。ファンになってもらうために、発信しなければと思うニュース。
便利そう。ウーバーイーツ、福島県にないけど。東北では仙台市が準備されているようだけど、クリックしたら何もヒットしなかった。