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長月

九月の異名は長い月と書いて「長月」。
夏の盛りが過ぎて秋が深まりはじめ、月が出ている夜の時間が長くなることから名付けられたそう。

秋の夜長といえば昔から読書が定番だった気がします。

私といえば昔から多読家ではなく、同じ作品を繰り返し読むことが好きなタイプ。

出産して以来、すっかり近視になってしまい字を読むこと自体が苦手になっていることも手伝い、ここ数年は余計に読書から離れがちです。

でも読書しないからと言って、"何も読まない"という訳じゃなく、毎日何らかの情報を得るために
文字を読んでは居るのです。

商業ライターという仕事を長らくやってきて、
「あーそろそろ読書しないとまずい…」
と思うことが定期的にあるのですが、そういう時は大抵、自分の文章表現に飽きた時なんですよね。

つまり、言葉や語彙のバリエーションが枯渇してくる。そういう時はやはり強制的にでも読書しないと、自分の内部がカラカラになる感覚になります。

自分の内部を耕したり潤したりする方法は読書をして言葉を仕入れることはもちろん、映画作品を観ることや芸術鑑賞をする時間を取れることが望ましいし、以前は自然とそういう場所に足が向いていました。

あるいは自然のなかでオフラインを決め込んで、
思考をリセットすることも必要かも知れません。

双子を授かって六年経ちますが、実は子ども達と一緒に過ごす時間も自分自身の感性を耕すことに繋がっていくことを最近強く感じるんですよね。

多分それは、彼女たちが観ている世界が新鮮で驚きに満ちた物だからのような気がしていて、
今更ながら子ども達と過ごす時間をもっと大切に慈しんでいきたいと感じています。




一緒にたくさんの本に出会おうね。


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