『わたしと小鳥とすずと』で無意識に陥りがちな視点
「みんなちがってみんないい」のフレーズで知られている、金子みすゞさんの『わたしと小鳥とすずと』。個の尊重を伝えている詩で、私も好きな詩の一つなのですが、この詩を読むうえでひとつ注意しておきたいことがあります。それは無意識に「人を優越性で見る」視点に陥ってしまう、ということ。内容を見てみると「わたし」「小鳥」「すず」の個性にフォーカスされている箇所がありますね。具体的には①私=速く走ることができる。たくさんの唄を知っている②小鳥=空を飛ぶことができる③すず=きれいな音色を鳴らす