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大相撲、秋巡業で感じたこと
こんにちは守屋です。
クライアント様からチケットを頂き、はじめて大相撲を観る機会を得ました。神事として行われていた大相撲を一度は生で見てみたい。そんな気持ちで観に行きました。下準備をする時間が無かったので横綱や幕内(稀勢の里や鶴竜、豪栄道、遠藤)程度しか分からず技の名前も分からない状態で#はじめての大相撲 となりました。
素直な感想なので良いことばかりを書いているわけではないので、それも考慮して読みたい人だけが読んで頂ければと思います。(今回はサッカーとは全く関係ない話です。)
力士との距離が「近い」では無く、近すぎる
体育館に入り、まず始めに感じたのは力士との距離が近いのではなく「近すぎる」ということです。真ん中にある土俵に上がれる力士の数は限られており(土俵際にも数名)、それ以外の力士は順番を待つための体育館の隅でストレッチ等をしています。
その為、誰でも触れることもできれば話しかけることもできる状態でした。名前と顔が一致しないために話すことはしませんでしたが、推し力士?がいる女性や高齢者の方は積極的に話かけていました。こんな距離感が近いのは巡業だから?と思うものの、やはりこの距離感はファンからは最高に興奮するものの、力士からすれば集中できるのかなと思ってしまいました。
巡業だから?と思える稽古中の力士の様子
正直、どの程度本気で稽古をしているのか分かるほど目が肥えていません。ですが順番待ちの力士があくびをしていたり、夜ごはん、ゲーム等の話をしているのを聞いていると(聞こえてしまう距離)どの程度の真剣なのかなと考えてしまいました。
巡業は確認したところ、ほぼ毎日のように各地を回ります。その為、取り組みが終わった後はすぐにバスの乗り込んで次の巡業場所に向かう連続です。各部屋での稽古がメインであれば、巡業は一つのショーであるという意識があるかも知れません。ただプロフェッショナル競技としてお金を頂いている以上、どうなのかな?という疑問をはじめて見た感想として持ってしまいました。
ただ全ての力士に対してそう感じたわけではなく、中にはストイックに突き方、腰の位置のチェックなど入念に修正しながら稽古をしている力士の姿もありました。
取り組みの1分前まで握手やサインに応じる姿。力士、ファンともに品格として何を思うのか
稽古が終わった後、下の位の力士から取り組みが始まります。自分にとっては初めての生で観る取り組みなので、新鮮ですし1秒も見逃したくないという気持ちで観ていました。下の力士と幕内や横綱では何が違うか比較するためにもたくさんの取り組みを見たいと思っていました。
体育館の隅に十両の力士が登場して準備をし始めたとき、観客の多くはそれに気づいて写真やサインを貰おうと体育館の隅に移動してきました。自分の席はちょうど西側の力士が登場してくる席だったので、かなりの人が押しかけてきました。そのため、十両以下の力士が取り組みを行っている最中なのですが土俵が見えなくなるほどでした。
十両の力士の何人かには付き人と思われる人がいました。
「通路ですので立ち止まらないでください。取り組みが始まりますので自分の席に移動してください。」
と注意してもお構いなしにサインを求める方もいました。もちろん一部ではあるものの、一部と言えどもその人数は30人~40名ほどで東西(両サイド隅)で100名ほどは取り組みを見ずに推しの力士に対してのサインや写真がメインとなっている印象を受けました。
横綱・稀勢の里は人気が高く大勢のファンが幕内の取り組み中にサインを求めていました。土俵際に行かなければいけない1分前まで写真を撮って欲しいと高齢者の方は横綱の傍でお願いしていました。
稀勢の里の最近の成績があまり良くないことはなんとなくニュースで知っている程度でしたが、さすがに取り組みの1分前の雰囲気では無いのでは?と感じました。
サッカーでたとえるならロッカールームを出て、試合前の整列しているときに写真やサインを応じる状態かも知れません。そんなときにサインを求められて集中もくそもないのではと思うばかりでした。
データ分析ってあるの?
サッカーや野球ではデータに基づいた分析は一般的に普及しています。テニスでもスタッツ(選手のプレー内容に関する統計数値)は出てきますが大相撲にもあるのかなと調べてみると対戦成績や決まり手などは表示されていますが、それ以外の詳しいデータ(何分以内の勝ちが多い、対戦相手によって初動に変化があるか数字として表れているか等)は確認できませんでした。
力士のみなさんもその辺に関して情報として取り入れているのか、それともとにかく強くなるために食べて稽古しての反復なのかという部分は純粋に気になった部分でした。
最新のテクノロジーを駆使して幕下?力士が分析していくことで圧倒的な力の差があったとしても勝つ確率を上げることは可能なのかなとか考えましたが、知っている人がいれば教えて頂きたいです(笑)
プロフェッショナル競技である大相撲であることを前提に
はじめての大相撲は驚きと興奮と少しのショックを経験することになりました。もちろん良い部分も多くありました。相撲に真摯に向き合っているであろう姿を、初めて見る自分でも感じる力士もいました。
そして相撲を愛するファンの皆さんも存在していることは間違いありません。ですが、一部のファンや力士の態度は初めて見る自分のような若者やワクワクして相撲を見たいという子供にはどう映るのだろうかと考える部分も正直ありました。
初めて見るスポーツの大半はワクワクが勝るものですが、今回の秋巡業では昔から日本にあるスポーツということも踏まえて少し寂しさを感じてしまいました。
相撲界隈では様々な事件があったりしますが、その辺について何かいうつもりは全くありません。ですが初めてみた大相撲はイメージと異なることが多く心がモヤっとした状態で場所を後にしました。
今後の大相撲がどうなっていくのか、また違う視点で見る機会になりました。良い経験を与えてくださったクライアント様、ありがとうございました。
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