なんとなーく いつも 心がザワザワ状態の人へ
見えない不安や、不穏な空気感、周囲からおいてけぼり感。
気持ちが絶えずざわざわ揺れている人がもしいたら、試してほしいことがあります。
お金はかかりません。時間は20〜30分くらい。
やることはシンプルです。
紙の上で「手を動かす」だけ。
用意するものは3つです。
ノートは書きやすくて、できれば安いものがいいです。
気負わないように。
ペンも書きやすいもの。
手になじめばエンピツでも筆ペンでもOKです。
ためしに30分、時間を計って書いてみてください。
何を?
「何か」です。
思いついた何か。
気がかりな何か。
ふっと降りてきた何か。
心を行ったり来たりする何か。
言いようのしれない何か。
言葉にならないような何か。
頭に書かせないで、「手に書かせる」イメージです。
ここでの「書く」は、手を使った「運動」です。
運動したあと身体がスッキリするのと同じで、手を30分間「運動」させて心をスッキリさせていきます。
とはいえ30分の運動でシュッとした身体になれないように、30分書いてスッキリ爽快!まではいかないかもしれません。
でもちょっと運動したら、ちょっと気持ちいいですよね。
「こんなこと書いたら変だろうか」
「考えをうまくまとめたい」
「漢字わすれた」
「字が下手すぎ」
そんな「ちゃんとしなきゃ」な思いは、この時間では不要です。
何の役にも立ちません。
ほかの役立ちそうな場面で使ってください。
かっこいい文章はいりません。
文章になってすらないなら、さらに素敵です。
書いたものは整えません。消しゴムも修正テープも使いません。
字の上手い下手はどうでもいいです。
むちゃくちゃなほどいい。罫線ははみだすためにある。
支離滅裂な文章なら、もう最高。
炎上しそうなワードも紙の上でどんどん燃やせ、お焚き上げ。
書くことが思いつかなくても、とにかく手を止めないで。
誰にも見せなくていい文字の羅列です。
「生産性」「効率的」「建設的」
世の中で『役に立ちそう』なゴールから
できるだけ遠くへ逃げて、手の思うままに運動させてあげる。
何がなんだかわからなくていい。
これはただの運動だ。
心(感情)を、思考(理性)に、じゃまさせない。
なんだか禅問答みたいで、「?」かもしれません。
わからなくても大丈夫。
毎日フル回転の頭に、考えさせない時間です。
頭は少し休ませて、ふだんは沈黙している肚(はら)にインタビューしてみてください。
目的はただ一つ。
騒がしい外に影響されてざわついた心を、落ち着かせるため。
日本も世界も「見えないもの」への不安感がうずまいて早2年が経ちます。
「見えないもの」に脅かされるのが心だし、「見えないもの」に支えられるのも心です。
騒がしいスマホやテレビやラジオから離れて、一日のうちほんの30分、
あなたのためだけに使ってみてください。
外の世界が騒がしいからといって、あなたまで共振しなくてもいいです。
この時期だと今年の12月のカレンダーを外した、その裏でもいいかも。
でっかい字で書けるね。
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