はじめに : フランスでの働き方 フランスは、世界的に見てもワークライフバランスの重要性を強調する国として知られています。フランスの労働文化は、仕事だけでなく家庭や個人の時間も同等に重視し、これがフランス流の働き方の特徴となっています。たとえば、週35時間労働という法律で定められた短縮労働時間は、フランスの労働者にとって家族や個人の時間を大切にするための大切な基準です。もちろん、ただ労働時間が短ければ短いほど良いというものでもありませんが、私自身がフランスで仕事を始めたとき
10年間暮らしたパリの、とっておきのお店たち 数多くの有名レストランが店を構える、美食の都パリ。新しいレストランとの出逢いは刺激的でワクワクする体験です。 一方しばらく時間が経った後で、「もう一度あのお店に行きたい!」、そう思わせられるレストランとの出逢いは意外と多くありません。リピートしたいお店には、美味しさの“感動”の中にもどこか“安心感”があり、私たちの心を惹きつけます。 今回の記事では、筆者がずっと通いたいと思っている “本当に美味しい店” をテーマに、お料理は
「子供の頃からずっとファッションに興味があった。」 わけではなかった。 長崎の片田舎で育ち、ファッションの“ファ”の字も知らなかった。 知っているブランドはGAPとEDWINぐらいだった。 そんな自分がどういう因果でこんな場違いなところに来てしまったのか...。 これまでの経歴をざっくりと示すとこんな感じになる。 パリに移住してちょうど10年...。 パートナーと出会い、子供も生まれた。 パリの小さなアパートで家族3人で暮らしている。 そんな自分の、これまでの話をした
おしゃれな服や高級バッグは、私たちの生活に彩りを与えます。しかし、これらのアイテムが生み出す華やかさの裏には、環境や社会的な問題が隠れています。ファッション業界が直面する最大の課題の一つは、持続可能性の追求です。特に、ラグジュアリーファッションはその贅沢さと環境への配慮をどのように両立させるのかが問われています。パリのラグジュアリーブランドで働く中で感じたことを基に、これからも大きなトレンドとなるファッションの持続可能性とデジタル化をキーワードに考察します。 SDGsとラグ