【感想】「普通がいい」という病 泉谷閑示著 人生が変わる予感がする!
こんにちは、しんちゃんです。
こちらの記事では、泉谷閑示さん著書の「普通がいい」という病を読んだきっかけと感想を綴ります。
本書を読むきっかけを紹介します
まずは、ぼくが本書を読むきっかけを紹介しますね。
こちら↑の記事にあるように、以前、ララマル 山口さんのライフワーク発掘コンサルを受けました。
このセッションで感じたのは、「コーチング、相談業で自分の強みを活かしていきたい!」ということ。
それから、コーチになるためにSNSの発信を頑張ってみたり、こうやってブログを書いてみたり。
でも、どうやってコーチングを学べばよいのだろう??
そこで、思い切って、セッションを受けた山口さんに質問してみました。
コーチングを勉強したいと思いコーチングの本を探していますが、これ!!というものが見つかりません。
山口さんのおすすめの本があれば教えていただけると幸いです。
すると、後日、ご丁寧におすすめの本を記事にまとめて下さいました!!
どうもありがとうございます!
3冊ご紹介頂いた中から、まず泉谷閑示さん著書の「普通がいい」という病という本をチョイスしました。
以前読んだ武田友紀さん著書の「繊細さん」の本にも、この「普通がいい」という病を引用されていました。
ずっと前から気になっていた本でしたので、何かリンクするものがあり、本書の購入を決意。
【感想】駱駝・獅子・小児の話
まず本書を読んで抱いた感想が、「人生が変わる予感がする!」というもの。
養老 孟司さん著書のバカの壁以来の衝撃がありました。
ぼく個人のこれまでの人生とリンクし、かつ、今後のコーチング業に活かしていきたいと思ったのは駱駝・獅子・小児の話。
駱駝は、従順さ、忍耐、努力、勤勉さ等の象徴です。「遠慮なく重いものを積んで下さい、もっと重いものはありませんか?」と望むような存在です。
(中略)
この駱駝が、ある時自分が窮屈であることに気付きます。そして、駱駝は獅子に変身し、この龍を一気に倒してしまう。そして獅子は自由を獲得します。つまり、自分の場所や主体性を獲得したのです。
(中略)
このようにして「われ」を獲得した獅子は、そこで終わるのでなく、つぎに小児に変身します。(中略)小児は、創造的な遊びに没頭します。これはとても重要な点です。自由を獲得するために一度獅子になるが、そのあと獅子の「われ」は消えて「あるがまま」の小児になり、純粋無垢で無心に創造的な遊びに没入していく。これが人間の究極の姿なのだということです。
講談社現代新書, 「普通がいい」という病, 泉谷 閑示著, P128,129,130
上記引用文を読んだとき、自分の人生の中の駱駝と獅子の状態が頭に浮かびました。
大学卒業後、なんとなく地元の会社に入社して。
社会人1~3年目のときは、とくにやりたいこともなく、上司や先輩に言われるがままに仕事。
自分の意志なんて無かったし、自分で考える力もありませんでした。
仕事ではミスばっかりで、先輩に怒られまくって、ノイローゼ気味になっていた。
とにかく耐えていた時期だったな。
ある時、グループ会社に出向が決まり、プライベートでは長く付き合っていた彼女と結婚。
こういった環境の変化もあってか、勉強することの大切さを学び、自分の意志で本を読むようになりました。
仕事ができない男が、できる上司や先輩の背中をみて、仕事ができるようになり。
自分が送りたい人生、なりたい姿が描けるようになるなど、自分で考える力が養われていったのです。
そこからは駱駝ではなく、獅子にかわりつつあるような状態でした。
自由を得るべく、こんなアクションを重ねていったのです。
・自己分析をして自分の強みや価値観を発掘
・SNSで発信活動を始める。
・ブログで自分と同じように困っている人へ向けて記事作成
・自分の直感を信じて転職
間違いなく「自分の人生」を歩んでいる感覚がありました。
そして今は、コーチングというものに出会い、生きづらさを感じている人に寄り添って生きていきたいなと思っています。
そう、小児になろうとしているのです。
自分がこれまで歩んできた人生、歩もうとしている人生が、ちょうどこの駱駝・獅子・小児の話にリンクしました。
このことから、最後にぼくが感じたのは、
「駱駝の状態で困っている人、駱駝から獅子に変わろうともがいている人に寄り添いたい、後押ししたい!」
ということでした。
・組織に属していて、自分らしさを発揮できていない人、
・駱駝の状態になっていて、心の充電が切れそうな人、
・獅子になろうとしているけど、間違っていないか不安な人
こういうひとがありのままの自分に気がつき、獅子から小児になってもらいたい。
そういう後押しがしたい。
この人間の変化成熟のプロセスを学べたことは、今後のコーチング業において、非常に大きかったと思います。
自分が駱駝だったころの経験や想いというのを忘れずに...
そして、辛いときに何度でも読み返したい、そんな1冊です♪
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