【開催レポート】夢は大きく「大企画会議」!品川スタイル研究所2024キックオフミートアップ
2024年9月9日、品川シーズンテラスにて「品川スタイル研究所2024キックオフミートアップ~大企画会議&交流会~」を開催しました!
立ち上げから4年目を迎える品川スタイル研究所では、「港南がもっと楽しく働ける・暮らせる街」にするため、2023年より公共空間の活用を目指す実証実験プログラムを実施しています。
今年もその取り組みの第一歩として行った、関係者や部長の皆さんが集まるミートアップの様子をご紹介します!
【今回のプログラム】2回目となる実証実験をパワーアップさせる!
品川スタイル研究所は、港南エリアに関わる方々と共にまちづくりの新しいアイデアや取り組みについて議論・実践し、港南エリアをより魅力的な場所にすることをめざすプラットフォーム。2023年からは、公共空間の設えを工夫したり、新しい過ごし方・遊び方を実践する実証実験「まちの部活動」を開催しています。
今回のキックオフの目的は、今年の実証実験プログラムに向けてさらなるパワーアップを図ること。ゲストトークで知見を深めたり、企画会議や交流会を通してやってみたいことのアイデアを膨らませる時間となりました。
【ゲストトーク】グランドレベル・田中元子さん
ゲストスピーカーとして株式会社グランドレベルの代表取締役社長、田中元子さんをお招きし、お話を伺いました。
「道行く人にコーヒーを無料で振る舞ってみたら、ただ通り過ぎる人も立ち止まり、自ら話し出してくれる。小さな働きかけで、手作りの公共=マイパブリックをつくることができる」、「自然と目に入る”1階レベル”の風景がチャーミングであることで、人生の質を変えることができるのではないか」…
田中さんは、自身が取り組んできたフリーコーヒー屋台や喫茶ランドリー、またグランドレベルとして取り組む公共空間でのプロジェクトと、そこからどのような行動が生まれたのかを中心にお話してくださいました。
様々な事例から街に潜む魅力を引き出すためのアイデアや工夫をたっぷりと聞くことができ、参加者一同、大いに刺激を受けました。また、田中さんが港南の街を歩いて感じた具体的な感想も共有され、実証実験に向けた意識が一層高まったようでした。
【大企画会議】全員参加で今年の活動をアップデート!
この日のメインプログラムは、「昨年の活動を踏まえた上でさらにどのようなアイデアを実現したいか」を考える大企画会議。昨年に引き続き今年も参加予定の部活動の部長がファシリテーターとなり、来場者も全員参加で活発な議論が交わされました。
ここからは、各チームの議題生まれたアイデアについてご紹介していきます。
議題1:街中の過ごしやすさをアップデートする会議
最初にご紹介するのは、街中での創造的な行為や計画意図から外れた行為=“エクストリーム行為”を探す「調査部」の部長・西倉美祝さんがファシリテーターを務めるチーム。
このチームでは2023年の調査結果を元に、街中をもっと過ごしやすくするためのアイデア出しをしてみると、「迷路、モルック」などの遊びの要素から、「アロマ、音楽」などのリラックスするための要素まで、さまざまなキーワードが集まりました。
そんな様々なアイデアをホワイトボード上にどんどん書き込んでいったものがこちら。会議を通して、かなり具体的な過ごし方や設えのイメージができあがっていました!
議題2:最高のランチタイムをつくる会議
続いては、昼休みに集まって外でランチする「ピクニック部」の部長・塩谷桃加さんがファシリテーターを務めるチームです。
このチームでは昼休みに最高のピクニックを実現するための「場所・設え」「食べ物」「コミュニケーション」について検討。
参加者からは「座るときにお尻が痛くならないようにしたい」、「お昼寝したい」、「バレーボールやバドミントンで遊びたい」、「やっぱり午後からは休みにして昼飲みできれば最高!」など、様々な希望が飛び出しました。
また、「天気の良いぽかぽかな陽気」「ピクニックで食べるランチと言えば”サンドイッチ”」などの共通イメージが見つかり、ピクニック部がより「ピクニック部」らしくなるためのヒントも集まりました。
議題3:ウォーカブル実証実験キットを考える会議
最後は、屋外空間での居心地の良い場づくりとそこで人が集うための交流イベントを仕掛ける「プレイスメイキング部」の部長・辰巳寛太さんがファシリテーターを務めるチーム。
このチームでは、「ビジネス街のストリートに必要なもの」をテーマとして、各自がやりたいことをどんどん出し合いました。
出てきたアイデアは、「チルい・癒される場所がほしい。防災の文脈もつくれるから焚火がしたい!」、「ワーカーが多い=ゴルフを嗜む人も多いのでは?パターの練習場をつくろう!」など。「実証実験」というワードに囚われずに、どんなことでも個人の好きなことや願望、興味を起点にすれば、「公共空間でやりたいこと」のアイデアはたくさん生まれるはずという可能性に気が付きました。
【大交流会】出会いと交流のひととき!フード&ドリンクで深まる繋がり
最後のプログラムとして行われた「大交流会」では初めて顔を合わせる方々や久々に再会する方々がフードやドリンクを囲みながら交流。新たな繋がりが生まれるとともに、これからの活動に向けた意気込みも感じられ、非常に有意義な時間となりました。
また、今回のフードは品川港南の人気飲食店「台湾酒場 だんだん」から提供されたオードブル。参加者の会話もさらに弾んだ様子でした。
今後の活動に乞うご期待!
港南をさらに魅力的な街にするための新しいアイデアやヒントが多く得ることができ、2024年の実証実験に向けての「キックオフ」にふさわしい時間となりました。
今年の実証実験プログラムは11月下旬に実行予定。今後の活動にご期待ください!