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【開催レポート】まちの可能性を見つける実証実験「品川スタイル研究所2024まちでつながる4日間!」

2024年11月27日(水)~30(土)の4日間、コクヨ株式会社が全体企画・デザインを担当するCULTURE SNACK内の特別協力コンテンツとして、品川シーズンテラス・エコ広場を中心とした実証実験イベント「品川スタイル研究所2024まちでつながる4日間!」を開催しました!

実証実験のテーマは「品川港南エリアで働く/暮らす/学ぶ⼈がつながり、まちの可能性を⾼める」こと。「オフィスで働くための品川」から一歩飛び出し、「品川港南エリアならではの過ごし方」や「居心地の良い空間」とは何かを、4日間かけて模索するという取り組みです。

今回の実証実験で行った主な内容は以下の2つ。
①「居心地良さ」を目指してエコ広場の空間活用をする
②公共空間で人と人を繋げる交流コンテンツを実施する

実施にあたっては、品川港南エリアで働く/暮らす/学ぶ⼈が「部長」となり、自身の興味関心に合わせた8つの「まちの部活動」を立ち上げました。

このレポートでは、各部の活動の模様を振り返ってご紹介します!


【1】品川プレイスメイキング部

【活動ビジョン】プレイスメイキングで「居心地をTHINK」します!
【部長】辰巳 寛太 (株式会社アール・アイ・エー)
【活動日時】
①空間デザインの実践>>11/27(水)16:00-11/30(土)12:00
②交流イベント>>11/28(木)18:00-20:00

品川プレイスメイキング部がまず取り組んだことは、エコ広場の居心地を良い場にするための空間づくり。品川スタイル研究所2024の協賛パートナー・ユアサ商事株式会社協力の元、様々なタイプの屋外用ファニチャーを設置しました。また、「いつもと何か違う」ことに気付いてもらえるよう、巨大パラソルを建物の入り口導線に配置して、普段よりもちょっと賑やかな雰囲気を目指しました。

また、冬のプレイスメイキングの悩みである「寒さ」を凌ぐためのアイデアとして「ミニゆるスポーツ」を実施!
縄跳びで二重跳びにチャレンジする人、人生初のモルック体験に熱中する人、パターゴルフで腕前を競い合う大人たち…子どもから大人まで、しばし楽しい時間を過ごす様子が見られました!

また、11/28(木)には交流会も開催。柱と柱の間に作られた交流スペースは、まるで秘密基地のようです。部長による活動紹介や、品川のまちづくりの取組についての意見交換をしながら楽しみました。

そして、今回はコラボイベントも!
11/27(水)に、Placemaking Japan一般社団法人ソトノバが主催する「品川プレイスメイキングSHOW―オフィスの外から楽しいまちをつくる!」が開催されました。

イベントの内容は、品川のオフィス街にもっと居心地よく過ごせる場所は増えないか?というテーマの元、品川港南エリアで行われているプレイスメイキングの取り組み紹介やショートドキュメンタリーを鑑賞するといったもの。

部長・辰巳さんも「品川スタイル研究所 プレイスメイキング部ショートトーク」に登壇しました!


品川プレイスメイキング部 公式Instagramもチェック👀


【2】写真部

【活動ビジョン】普段見ているまちの新たな一面を「写真」を通して表現します。
【部長】水落 大(CASTO代表)
【活動日時】11/27(水)16:00-11/30(土)12:00

写真部はCASTOメンバーがそれぞれの視点で品川の風景を切り取った写真の展覧会を開催しました。

展覧会のテーマは、「見えると変わる」。見慣れたなんてことのない風景にも、「見方」が変われば新しさが生まれる、というメッセージと共に、品川で撮影された写真がずらりと並びました。

パッと見ただけではどこで撮った写真なのかわからないようなものばかり。その中から「品川っぽさ」の片鱗を探し出し、「あの場所かも!」と答えがわかるというワクワク感が楽しめました。

部長・水落さんが撮影した写真展ダイジェスト動画もご覧ください👇


【3】調査部

【活動ビジョン】品川に眠る「実は可能なライフ・ワーク」を発掘・シェア!
【部長】西倉 美祝(MACAP主宰)
【活動日時】
11月27日(水)  ①12:00~14:30 ②17:00~19:30
11月28日(木)  ①8:00~10:30 ②12:00~14:30 ③17:00~19:30
11月30日(土)  ①8:00~10:30 ②12:00~14:30

調査部の活動は、まちに繰り出し「創造的な行為行動」を収集すること。品川スタイル研究所の会場である品川シーズンテラス・エコ広場や品川駅港南口付近にて、気になる行動を写真撮影して記録。その後、調査レポートにまとめました。

3日間の活動の中で収集された、気になる行動の一例はこちら。いずれも品川シーズンテラスエコ広場付近のものです。

●「横断歩道↔品川シーズンテラス入口」の導線から離れたエリアで、自宅のリビングのようにくつろいでいる人がいる

(制作:MACAP

●柱と柱の間の水盤際に座ってくつろぐ人たちがいる

(制作:MACAP

●エコ広場と道路が切り替わる境界線に沿って歩く人がいる

(制作:MACAP

じっくり観察してみると、「公共空間の中でも、人目を避けた“プライベート空間”が求められているのかも?」「道に歩きやすい“ガイドライン”が引かれていると、人は自然とそれに従って歩いてしまうのかも?」など、潜在的なニーズや過ごしやすさのヒントが見えてきました。

改めて観察・調査をしてみると、その場所が作られたときにはきっとそのように使われるは想定されていなかったであろう「創造的な行為行動」が、たくさん現れるのです。そんな行動を収集していく中で、「本当は求められられていた機能」や「より居心地の良い空間」の姿が見えてきそうです!

部長・西倉さんの振り返り&解説も後日公開予定です👇
https://note.com/minory_nishikura


【4】だれでもピクニック部

【活動ビジョン】オープンなピクニック空間で「まちのお茶の間」をつくる!
【部長】塩谷 桃加(株式会社花咲爺さんズ )
【活動日時】11/28(木)・29(金)12:00-13:00、11/30(土)10:00-12:00

だれでもピクニック部は、その名の通りお昼休みにピクニックをする部活動。自分のごはんやおやつを持って、みんなでレジャーシートに座っておしゃべりを楽しみました。

初日は他の部活動の部長や品川スタイル研究所運営事務局のメンバーと共にピクニック。しかし2日目には、「気になったので来てみました!」とわざわざ足を運んでくれる周辺ワーカーの方も現れました!

趣味のこと、休みの日にやりたいこと、品川でおすすめの飲食店のことなどで盛り上がり、新たな出会いに満ちたお昼休みを過ごすことができました。


【5】ボードゲーム交流部

【活動ビジョン】街中に遊び場を提供して、人と人の繋がりを生み出したい!
【部長】中井 健太&関 薫(港区WSまなマルシェ)
【活動日時】11/29(金)16:00-20:00、11/30(土)10:00-12:00

ボードゲーム交流部では、多種多様なゲームを楽しめる空間を港南に創出して、同僚や上司部下、初めて会ったご近所の人とワクワクを楽しみをシェアする活動をしました。

今回の目玉は「巨大ジェンガ」!高さは2m以上、脚立を使わないと遊べないほどの巨大さです。あまりのインパクトに、お仕事帰りに思わず引き寄せられる人が後を絶ちませんでした。

また、「なんじゃもんじゃ」や「ワードウルフ」といったカードゲームを楽しめるテーブルも。こちらでは、初対面の人同士が盛り上がる様子が見られました。


【6】品川チャレンジ応援部

【活動ビジョン】品川CC RainbowVenusと一緒に頑張るあの人を後押ししよう!
【部長】長谷川 洋(品川CC )
【活動日時】11月27日(水)19:15/20:00/20:30より15分間程度

品川チャレンジ応援部は、「応援したい人がいる人」を募集し、応援したい人に対してサプライズ的にオリジナルの応援パフォーマンスをお届けしました!

まずは、「応援したい人」がいる人に「応援したい人」を品川シーズンテラスエコ広場まで連れ出してきていただきます。
エコ広場では、部長でMCの長谷川さんと、チアパフォーマンスをする品川CCオフィシャルチアリーダーズの“Rainbow Venus”が待ち構えていて、「今からあなたを応援します!」と宣言。

素敵なチアダンスのパフォーマンスを中心に、「応援したい人」を呼び出してくださった方に向けて「どうして応援したいと思ったのか?」をインタビューしたり、その場にいる人全員で「○○さん!頑張れー!!」とエールを送ったりしました。

応援されたみなさんは少し照れくさそうにしながらも、最高の笑顔を見せてくれました!

品川CC Rainbow Venusのパフォーマンスが気になる方はInstagramをチェック👇


【7】クリエイティ部

【活動ビジョン】「好き」を大事に!年齢・経歴・肩書 関係なく「好き」でつながってほしい
【部長】佐藤 健友/探究さん(探究横丁)
【活動日時】11/29(金) 16:00~20:00

クリエイティ部では、クリエイターたちの「好き」を体験しつながれるブースを運営しました。

今回の体験ラインナップはこちら。「死生観」、「マヤ暦」にまつわるカードセッションで自己理解を深めたり、ホットワインを振る舞ったり、チアダンスを披露したりと、様々な興味関心でつながれるコンテンツがそろっています。

ホットワインの振る舞いをきっかけにブースに来て、それぞれが関心のあることを体験するという流れが徐々にできいきました。


【8】港南いす-1グランプリ部

【活動ビジョン】事務いす公道レースという非日常に惹きこまれた3人は、
2時間後のフィナーレで固い絆で結ばれる!
【部長】城間 健市郎(コクヨ株式会社 )
【活動日時】
2024年11月30日(土)10:00~16:00(11:00予選、13:00本戦)

全国各地で話題沸騰中!キャスター付きの事務イスに乗ってレースするという珍競技「いす-1グランプリ」。

昨年は「体験会」という形で子ども向けに短いコースで実施しましたが、2024年はいよいよ聖地・港南で本格的な大会を開催しました!

競技の内容は、2時間の間に事務いすを使ってコースを何周走れるかを競うというもの。全国から出場チームが集まった中、優勝したのは周回数136周、距離換算で23.12kmを走り切った「コクヨのヨコク」チームでした!

白熱のレースの様子はCULTURE SNACKの公式Instagramにて👇

2024年の活動まとめ

今年は新しい部活動が3つ誕生し、新たなアプローチを加えて「品川港南のまちの人をつなげる」に取り組みました。また、プレイスメイキング部の場づくりや調査部の調査を通して、この街ならではの過ごし方や居心地が良い・滞在しにくい環境についての新たなヒントを得ることもできました。

今回の実証実験イベントで得られたヒントを元に、これからも「品川港南エリアで働く/暮らす/学ぶ⼈がつながり、まちの可能性を⾼める」ことを目指して活動していきます!

●品川スタイル研究所特設Webサイト
https://www.shinagawa-style-sst-am.com/