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本の読み方 スロー・リーディングの実践

そもそも本はどうやって読んだらいいのか?を説明することを目的に書かれた本。

基本方針スロー・リーディングの実践

本をどう読むかについては、人は意外と無頓着。
➡本を読むためには、それなりに技術が必要。
=工夫次第で、読書は何倍も楽しくなる。


<序 本はどう読めばいいのか?>

●周囲に流されない、自分らしい読書を
単に文章を読む。
本という形式にまとめられた文章を読む。

本を読まないという人。
➡読み方に問題がある。
=読書の方法そのものについて考えてみる。

読書を楽しむ秘訣)
「速読コンプレックス」から解放されること。
➡本を早く読まなければならない理由は何もない。

早く読もうと思う。
➡早く読めるような内容の薄い本を手に取りがち。
ゆっくり読むことを心がける。
➡時間をかけるにふさわしい、手応えのある本を好むようになる。

「スロー・リーディング」
=差がつく読書術。
「差」

本当の読書)
・内面から人を変える。
・思慮深さと賢明さとをもたらす。
・人間性に深みを与える。

ゆっくり時間をかけて読む。
➡読書は楽しい。

闇雲に活字を追うだけの貧しい読書。
➡味わい、考え、深く感じる豊かな読書へ。

<第1部 量から質への転換を>

スロー・リーディング基礎編

🐾スロー・リーディングとは何か?

「スロー・リーディング」
一冊の本にできるだけ時間をかけ、ゆっくり読むこと。
鑑賞の手間を惜しまない。
➡手間にこそ、読書の楽しみを見出す。

一冊の本を価値あるモノにするかどうか。
=読み方次第

例)
旅行の場合。
✘ 行ったという事実に意味がある。
◯ 行って、どれくらいその土地の魅力を堪能できたか。

読書の場合。
速読して、つまらなかったという感想を抱く。
➡忙しない旅行者と同じ。
=単に読んだという事実だけ。

スロー・リーディング
=得をする読書、損をしないための読書。

読書を今よりも楽しいものにしたい。
➡書き手の仕掛けや工夫を見落とさない。

スロー・リーディングをする。
➡書き手の視点で読む。
「ここまで気をつかうのか!」
➡細かな仕掛けがいくつも見えてくる。

※書き手はみんな、自分の本をスロー・リーディングしてもらう前提で書いている。

🐾「量」の読書から「質」の読書へ

読書量は、自分に無理なく読める範囲。
=スロー・リーディングできる範囲で十分。
➡それ以上は無意味。

読書を楽しむ。
「量」の読書から「質」の読書へ。
➡網羅型の読書から選択的な読書へ。
=発想を転換してゆかなければならない。

●仕事・試験・面接にも役立つ
スロー・リーディング
➡言葉を深く理解する技術。

スロー・リーディングの時間。
➡最も手軽で、最も安価な安らぎの時間。
=普段、最も疎遠な人「自分自身」と向き合うための時間。

スロー・リーダーであること。
➡公私にわたって自分自身を見失わないためのよりどころ。

スロー・リーディングの技術の仕事への応用)
速読が必要な場合。
➡どこに注意しながら読めばいいかが分かる。
=誤読を減らし、思わぬ失敗を防げる。

作者の視点からの読書。
➡実際に自分が言葉を発する際に威力を発揮する。
・メールの文章
・相手を説得しなければならい状況
・会議のプレゼンテーション
➡様々な場面で、どういう言葉が効果的かわかる。

※自分の本当に伝えたいことを理解してもらうためにはどうすべきかを、考えるための道具を与えてくれる。

●速読家の知識は単なる脂肪である
無駄に頭の回転を鈍くしているだけの贅肉。

速読「明日のための読書」
例)
・翌日の会議のために速読術で大量の資料を読みこなす。
・今日の話題のために、慌ただしい朝の時間に新聞をざっと斜め読みする。
など。

スロー・リーディング
=「5年後、10年後のための読書」
今日、明日という即効性があるわけではない。
➡長い目で見たときに、人間の厚みを与えてくれる。
=本当に自分の身についた教養を授けれてくれるもの。

ネット検索の時代。
単なる物知り。
➡何の意味もないこと。

🐾コミュニケーションとしての読書

読んだ本について、他の人とコミュニケーションが取れる。
=読書のおもしろさの一つ。

相手がその本を読んでいない場合。
➡是非にと推薦する楽しみがある。

自分の感動を分かち合いたい。
➡同じ感動を味わってもらいたい。
=誰もが抱く思い。

※読書は、読み終わったときにこそ本当に始まる。

速読
=読み終わった時点で終わらせてしまう読み方。
スロー・リーディング
=読書を読後に生かすための読み方。

読書コミュニケーションのための準備。
➡様々な状況を仮想的に体験させてくれる。

自分だったら、どう感じてどう行動するか?
➡じっくり時間をかけて考えておく。

思いがけない事態に直面したとき。
➡気負わず、考えている通りのことを言えばいい。

スロー・リーディング
=個性的な読書のために不可欠な技術。

🐾速読本は「自己啓発本」だった

速読本の内容)
✘ 純粋に技術的な内容を紹介。
◯ 一種の「自己啓発」を目的としているもの。
・「潜在能力」を強調。
・「未来を前向きにとらえる力が増し、人生が充実してくる」
・「新しい環境への適応力が増す」
➡速読とは関係のない効果まで約束している。

スロー・リーディング
➡長い時間をかけて人に深みを与えてゆくもの。
✘ 「脳の中に眠っている力がある」
✘ 「あなたは力を100%出していない」
➡ニュー・サイエンス的な「変身願望」に訴えるものではない。

※スロー・リーディングは地道であるが、着実な体験としての読書。

速読の一例)
文章を読まずに全体を眺め、文字群を映像として目に焼き付ける。
=意識のレヴェルでは読んでいない。
➡無意識のレヴェルでは情報の取り込みが完了している。
➡本を閉じて思い返すと、内容が理解できている。

脳科学に対する無知につけ込んだ怪しげな理論。

見開きページに並べられた文字情報を視覚的に記憶する。
➡思い出された言葉から、およその内容を推論する。
=無意味な手間。

視覚的に記憶した言葉の断片から内容を推論する。
➡推論された内容はかなりの確率で不正確。
=信頼性の低い読書方法。

「ワーキングメモリ」の研究結果)
「日常生活に使用している一時記憶の容量は、かなり小さい」

視覚的に取り込まれた文章。
➡取り込まれる前と同じ「映像」である保証はどこにもない。
➡十分に持続もしない。
=次々に失われてしまう。

すべての言葉が、完全に平等に取り込まれる保証もない。
➡そのときどきの関心によって焦点が決まってくる。

記憶に残りやすい。
=自分にとって馴染みのある言葉や関心のある言葉。

読者にとっては重要な言葉。
➡作者が特に強調したかった言葉ではない。
✘ 作者の言わんとするところを理解する
◯ 自分自身の心の中を映し出している。

読むほどに自分の偏ったものの見方が反復される。
➡視野がますます狭い考えへと偏っていく。

何を読んでも「今までの自分」という殻から外に出られない。
➡一本調子の感想しか抱くことができない。
=狭い折の中からしか世界を見ることができない。

「作者」という名の他者と向き合う。
➡より開かれた人間にするきっかけを与えてくれる。

※「意識的」に、十分に思考を巡らせながらスロー・リーディングすることが大切。

🐾なぜ小説は速読できないのか

複雑な小説の妙味を知る。
➡自ずとスロー・リーダーとなる。

小説には様々なノイズがある。
➡速読はできない。

プロット(筋)にしか興味がない。
=スピーディにストーリー展開を追いたいだけ。
➡細かな描写や設定は無意味であり、ジャマな混入物。
=ノイズ

小説を小説たらしめているもの。
=ノイズ

小説雑多なもの。
純化しようとする。
➡必ずつまらないものになってしまう。

「アタマで書かれた、図式的な小説」
=つまらない
➔ノイズのない世界での出来事のように感ぜられるから。

ノイズ
=現実の多様さを教えてくれる。
➔何度となく繰り返されてきた主題が、決していつも同じでないことを知らしめてくれる。

※差異とは常に、何か微妙で、些細なもの。

<第2部 魅力的な「誤読」のすすめ>

スロー・リーディングテクニック編

🐾「理解率70%」の罠

速読した場合の「理解率70%」
スロー・リーディングによる「理解率70%」

スロー・リーディングの場合)
文脈を順にたどっていく。
「AはBである」という内容。
➡「AはBでない」と逆に読み違える誤読は少ない。

速読の場合)
単語だけをザッと拾って読む。
➡助詞や助動詞を軽視する。
➡頭の中で勝手に単語を結びつけてしまう。
=肯定か否定かという最も重要な内容の理解に失敗してしまう。

全体として70%理解している。
➡曖昧な30%の部分に決定的な間違いが入っている可能性がある。

「理解が曖昧なところは、もう一度さかのぼって読み返す」
➡速読とは、二度手間を前提としているか?

理解が曖昧な箇所。
➡正確にすぐに分かるとは限らない。

読み返す場合。
➡結局文脈に沿ってスロー・リーディングするしかない。

🐾助詞、助動詞に注意する

文章のうまい人とヘタな人との違い。
✘ ボキャブラリーの多さ。
◯ 助詞、助動詞の使い方。
➡「ボキャ貧」であっても、説得力のある文章もある。

速読の一番の問題点)
名詞や動詞を拾うことに注意を奪われる。
➡助詞、助動詞を疎かにしていしまう。

「AはBである」
➡重要なのは「は」であり「である」
=助詞、助動詞

「私はリンゴが好きである」
「私はリンゴが好きではある」
➡ニュアンスに差がある。

前者の場合)
ハッキリとした断定。
後者の場合)
前者より若干の保留が感じられる言い回し。
「好きではある。(が、・・・・・・)」
➡続く何かがほのめかされている。

前者にリンゴを贈る。
➡素直に感謝される。
後者にリンゴを贈る。
➡別のもののほうが喜ばれる。

文章がうまくなりたい。
➡好きな作家の助詞や助動詞の使い方に注意することをオススメ。
・リズムがガラリと変わる。
・説得力も何倍にもなる。

メールや短い文章を書く場合。
助詞や助動詞に配慮する。
➡相手への印象をまったく違ったものにする。

🐾「辞書癖」をつける

知識を深める。
➡面倒臭がらず辞書を引く習慣を身につける。

辞書を引く癖をつける。
➡自然とボキャブラリーが増えていく。

わからない単語を想像ですませてしまう。
➡微妙に間違っているという危険が大きくなる。
例)
「すべからく」の場合。
本来の意味)
「すべからく~べし」
➡当為の意味
「当為」
哲学で、あること、あらざるを得ないことに対して、あるべきこと、なすべきことの意。

「すべて」という言葉に音が近い。
「みんな、すべての人」
➡誤った用い方をされている。

◯ 「学生たるもの、すべからく勉学にいそしむべし」
✘ 「すべからくのご来場を心よりお待ちしております」
➡「皆様」という意味で「すべからく」を使ってしまっている。

自分が今読んでいる本の用例
辞書の用例
➡ニュアンスもより鮮明になる。
=記憶に残りやすくなる。

※言葉に敏感な人ほど、知ったかぶりせず、辞書と緊密に付き合うもの。

わからない言葉が出てきたら、必ず辞書を引く。
➡本をより深く理解するための何よりの鍵となる。

🐾創造的な誤読

2種類の「誤読」
「貧しい誤読」
・単に言葉の意味を勘違いしている。
・論理を把握できていない。
「豊かな誤読」
スロー・リーディングを通じて、熟考した末「作者の意図」以上に興味深い内容を探り当てる誤読。

※人の勝手な思い込みには、意外な創造性が発揮されることがある。

「誤読力」本の可能性を広げてくれる。
✘ 「作者の意図」を完全に無視する。
いつも「誤読力」頼みで本を読む。
➡何をどう読んでも、独善的な結論しか導き出せなくなる。
=読者の可能性を狭める本の読み方。

本を読む喜び。
➡他者と出会うこと。

自分と異なる意見に耳を傾ける。
➡自分の考えをより柔軟にする。

一方で自由な「誤読」を楽しむ。
他方で「作者の意図」を考える。
➡同時に行わなければならない。
=スロー・リーディングの極意

🐾「なぜ」という疑問を持つ

「どうしてこんなことが書いてあるのだろう?」

自分が作者であったならとシミュレーションしてみる。
➡スロー・リーディングの楽しみ。

※大切なのは、立ち止まって「どうして?」と考えてみること。

良書には、どんなものにでも謎はある。
➡解く術は、読者が自分自身で発見しなければならない。

「なぜ?」という疑問を持ちながら読むこと。
➡深みのある読書体験をするための一番の方法。

読者が本を選ぶ。
➡本も読者を選ぶ。

●前のページに戻って確認する
人間のワーキングメモリは少しずつしか情報処理ができない。
➡速読で大量に情報をインプットすることはそもそも無理。

スロー・リーディングによって小分けにする。
➡その都度長期記憶との間を往復して情報を処理する。

少し前に読んだことを忘れてしまう。
➡その都度前のページに戻れば、それでいい。
「なんだったっけ?」
➡確認し直せばいい。

●より「先に」ではなく、より「奥に」
1つの作品の背後には、さらに途方もなく広大な言葉の世界が広がっている。

1つの作品を支えているもの。
➡それまでの文学や哲学、宗教、歴史などの膨大な言葉の積み重ね。

✘ 本を「先へ」と早足で読み進めていく。
◯ 「奥へ」とより深く読み込んでいく。
・作者は一体、何を言おうとしているのだろうか?
・その主張は、どんなところから来ているのだろうか?

1冊の本をじっくりと時間をかけて読む。
➡10冊分、20冊分の本を読んだのと同じ手応えが得られる。

1冊の本が生まれる。
➡10冊、20冊分の本の存在が欠かせない。

🐾「遅読」こそ「知読」

※「考える」という行為こそが、読書にとって最も重要なこと。

速読頭を使わない読書。
「読まなければいけない」
➡考える時間を悠長にとっていられない。
=読書を貧しくするだけ。

情報処理の速度を上げることが目的。
➡読書は無意味。

遅読(チドク)知読(チドク)
主体的に考える力を伸ばすこと。
=読書の本来の目的。

🐾声に出して読まない

スロー・リーディングに最適なのは黙読。

音読の難点)
「本を選ぶ」ということ。
➡誰に聞かれても恥ずかしくないような、極まともな内容の本しか読めない。

おおっぴらに語りにくい内容。
➡これこそ人間の姿じゃないかということを描いたもの。

作者の内面から読者の内面へ。
➡声帯の肉声ではなく、魂の肉声で届けられるもの。

音読の問題)
「うまく読む」ことに意識が集中してしまうこと。
=内容への注意力が散漫になってしまうこと。
➡スラスラと突っかからずに読み通したことだけで満足してしまう。

同じ箇所を繰り返し読む。
考える時間をとる。
前のページに戻る。
=スロー・リーディングの基本テクニック
➡音読だとしないもの。

●書き写しは効率が悪い
音読と同じで「書き写す」という作業の方に集中してしまう。
➡内容や文章については少しも理解が深まらない。

本の内容を深く理解し、その文章の魅力を身に着けたい。
➡ゆっくりと繰り返し黙読をしたほうが効果的。

苦行のような読書法。
➡日本人お得意の精神論的なものの可能性が高い。
=あまり信用できない。

🐾人に説明することを前提に読む

読後に誰かに説明することを前提に本を読む。
➡分からない部分は読み返すようになる。
=理解する能力も自然に高まる。

どこがうまく説明できないか。
=どこの理解が曖昧か。

読書の感想をSNSに書く。
➡必ず筆がよどむ場所がある。
➡そこを埋めておけば、内容の全体像がしっかりと定着する。

🐾複数の本を比較する

「ああ、これは、別の本の中で別の作家が書いていたことと同じだ」
➡一段落ついたときに、以前に読んだその本を開いてみる。

人間の記憶とはアテにならないもの。
➡両者がいかに違っていたか分かる。
=自分の錯覚だったことに気がつく。

今読んでいる本に引きずられる。
➡前に読んだ本の内容が歪められている。

似ていると感じる。
➡そのことの意味をじっくり考えてみる。

🐾傍線と印の読書

気になる箇所に線を引いたり、印をつかたりする。
➡内容の理解が一段と深まる。

大切だと思う部分に傍線を引く。
➡印をつけるという行為が重要。

接続詞に印をつける。
特に注意する接続詞
=「しかし」

「しかし」という接続詞の前後
「最終的には否定されるべき考え」➡「しかし」➡「作者の意見」
例)
「人は~と言うだろう。しかし、実際には~じゃないのか」

「しかし」のすぐ後の部分に注目する。
➡作者の主張がよく理解できる。

「しかし」に印を付ける。
➡ページの中の論理構造が一目で確認できるようになる。

「だが」
「が」
「けれども」
「しかしながら」
➡逆接の接続詞は、すべて同じように考えてOK。

「第一に/第二に」
「一つに/また一つに」
「そもそも/加えて」
「まず/それに」
=並列的(補助的)に事実を列挙した部分。
➡印をつけてチェックしておく。
=論理を整理し、かつ網羅できる。

「そして」
=論理展開を示す接続詞
「だから」
=結論を導く接続詞

接続詞を気にとめながら読む習慣を身につける。
➡ページをその都度、チャート化しながら把握してゆくことができる。

内容を頭の中で整理し、理解を定着させる。
➡論理構造を視覚的にイメージするというのも一つの手段。

🐾「我が身」に置き換えてみる

小説を読む楽しみ。
=自分だったらどうするだろう?

「自分が主人公と同じ状況に置かれたら、どうするだろうか?」
「自分なら、どんな対処をするだろう?」
➡人生の様々なシチュエーションに対応するためのトレーニングとなる。

例)
主人公が人を殺してしまったとき。
・自分ならそこでどんな行動をとるのか。
・どんな感情を抱くだろうか。

主人公が失恋して落ち込んでいるとき。
➡どうすればそれを乗り越えられるだろうか?
など。

我が身に置き換える。
・共感を得る。
・反撥を覚える。
➡作者のストーリーから少し外れる。
自分なりにストーリーを考える。
=主体的に参加する読書の方法。

※記憶に残る読書、印象に残る読書のためには、あえてゆっくり読む、という心がけも重要。

🐾再読にこそ価値がある

つまらないと感じた本を数年経って読み返してみる。
➡非常に面白いということがよくある。

※同じ本でも、自分がそのとき置かれている状況や意識のあり方で、面白さはまったく違ってくる。

例)
学生のときに読んで、少しも良さが分からなかった本。
➡社会人になってみると、身にしみてよく分かる。
など。

一冊の本とのつきあい。
✘ 一期一会
◯ ずっと長いもの

✘ 読んでは、ブックオフ式
=右から左への読書
◯ 読んだら書棚式
=まずしばらく本を寝かせる。
➡適度な熟成期間をおいてから、もう一度手にとって見る。

熟成期間自分自身の熟成期間

蔵書スペースが問題。
➡PDF化するという方法もある。

大切な本を5年後10年後に読み返してみる。
➡印象の変化を通じて、自分自身の成長のあとを実感できる。

※内面の変化を実感させてくれるものが本。

<おわりに>

スロー・リーディングは慣れ。

慣れてくる。
➡強く意識しなくても、自然と本を読むポイントについて自覚的になってくる。

※本というのは、本来は、何をどんなふうに読んでも構わないもの。
➡せっかくならば、楽しく、かつ、そつのない読書をしたい。

知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。

ゲーテの言葉

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