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「画家と魂の旅」詳細版の投稿をします。 絵画鑑賞もしますが、自ら筆と相談することの方…

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「画家と魂の旅」詳細版の投稿をします。 絵画鑑賞もしますが、自ら筆と相談することの方が多いです。その件に関しては添付のInstagramにてご覧いただけます。

最近の記事

画家と魂の旅 第4章 楽園とは?愛と自由の研究

 真の思いやりで溢れる場所の、具体的な地名はわからない。経済が豊かな国がある一方で、争いをしている国がある。それに対して何もできない人がたくさんいる。物質的な楽園は存在しないのかもしれない。 しかし、宇宙を循環する流れがあり、その中あるいは流れそのものにエネルギー体としての存在はある。 宇宙の流れとは、何ひとつ特別なものや秀でたものはなく、全てが同じ重さで宇宙という輪の中を循環しているという法則である。 水が氷、雨、海になり、循環しているように、人や動物もそれぞれの形を成して

    • 画家と魂の旅 第3章 どんな絵画を研究しているのか

       現代の画家たちは、好きなものを自由に描くことができる。それができれば面白い絵画が生まれるのだが、大人にとってそれは雲を掴むようなものだ。 基礎的な技術を培った上で、研究対象を自分なりに展開する必要があるからだ。美術学生は、その過程の中で勝ち筋が一向に見えない闘いをする。  アカデミックではない環境のもとで描いていた。技法に囚われない制作をしつつ、必要と考えた技術を補っていくスタイルを実行した。一般的ではないスタイルだったが、表現者としてはメリットになる点もあった。 人を愛

      • 画家と魂の旅 第2章 なぜ絵画が好きなのか

         大学生になり、世間というどでかいシステムに放たれていく感じがした。選択肢が増え、ある程度の「世渡り」をしなくてはいけなくなった。それが自分だけへたくそに思えて、はらわたが煮え繰り返って眠れない日が続いた。全ての人を、社会を愛したかった。 そのためには、きちんとした個がなくてはならない。個があれば嬉しいことや嫌なことが明確になり、それをその人なりのやり方で伝えることができる。各々が個を貫くことで、全く違う個も尊重でき、美しいハーモニーを奏でることができる。幸運なことに、それが

        • 画家と魂の旅 第1章 なぜ絵が好きなのか

          1.なぜ絵が好きなのか。絵とは?芸術とは?  物心ついた頃には絵を描いていた。小学校の頃には自分でキャラクターを考え始め、中学校の頃には絵で気持ちを表現しようとしていた。高校の頃には炭鉱業をしてきたような匂いが全身にまとわりつく程、美術室に入り浸っていた。その割には、美術館に行ってもそそくさと回り終わってしまうような人だった。  その頃描いていたのは「趣味の絵」だった。芸術とは、その作家なりの解釈が独自に結晶化したものである。 例えば、岡本太郎さんの太陽の塔である。太陽の

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