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向いていることは状況によって違うから強みが見つからないんだ!と思う話

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦兼フリーランスをしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

ここ数日自分がフリーランスの働き方をするようになって、今までにやってきた仕事やその仕事での気づき、会社や組織の体制や仕組みなどについて思うことを書いてきました。

色々と反響が大きく、自分の経験がこうやって共感されたり、誰かのためになると嬉しいですね。

今日は、転勤族の夫と結婚し会社を辞めた当初、自分は何に向いているのかを色々と模索した結果、向いている向いてないってそんなに簡単に決めない方が良いよな~と思っている現状について書きたいと思います。

当初は、向いているものをやらないと!天職を見つけないと!みたいな気持ちが先行してしまっていて、とにかく自分の好きなことで生きていく!好きなことを仕事にしたい!という気持ちが強かったです。

そして、それを棚卸しして、好きなことを仕事にしてみたものの「ん?なんか違うぞ?なんだこの違和感・・」状態になってしまいました。

その辺の変遷はこちらの記事で書いています。

上の記事を書いた8ヶ月後に、下の記事を書いているのですが、見事に自分の好きなことが撃沈していて、読み返すと面白いです(笑)

どちらもわたしの記事の中では、とてもたくさんの方に読んで頂いている記事ですが、自分の変遷がよく見えるのと同時に、詰めの甘さもよく見えています(笑)

この経験を踏まえて思うのは、〇〇に向いているとか向いていないって、状況や属する組織にかなり影響されやすいということ。

これを最近強く感じるので、そう思う経緯を交えて、今日は深掘りしていきたいと思います。


状況によって変わる向いている・向いていない

わたしは、会社を退職してから、自分の性格や素質の棚卸しをしてみました。いわゆる自己分析というやつです。
前に貼った記事でも記載していますが、わたしは自分の得意なことにこれらをあげています。

・人に何かを教えること
・人に何か順序立てて説明すること
・単純作業のスピード
・1から100を作ること
・集中力
・人の悩みを聞いてアドバイスすること
・何かの課題点を見つけて改善すること
・人を喜ばせること、何かをやってあげること
・言語化すること
・1つのことを深く追求すること

これは今でも変わっていないと思います。
でも、これを発揮するにはその環境に大きく影響されると思います。

例えば、、

人に何かを教えること
これは、大学時代にずっと塾のアルバイトをしていた経験や、仕事で部署が変わることが多かったので後任への引き継ぎや、新人の研修や指導をするなどの経験から来ていると思います。

これを得意な事として、会社をやめてから外国人向けの料理教室をやってみました。
しかし、同じ教えるでも料理を人に教えるになった瞬間に、一気に得意ではなくなってしまいました。

わたしの得意な教えるというのをもっと具体化してみると、体系立てて段取り出来るものを、言語化しながら噛み砕いていくというイメージで、何かしらの動作を伴うような作業を教えることには向きません

学校の先生で言うと、国語・算数・理科・社会などの教えることは得意だけれど、体育や家庭科のような実技を伴ったり、作業をしながら皆のペースをみながら教えるというのは向いていません。

同じ人に教えるという行為でも、使う脳が全く違うという感覚です。

また、集中力も得意なことにあげましたが、これもだいぶ環境に左右されるなと思っています。わたしは自分はものすごく集中力があると思っていました。幼少期からやっているピアノに関していうと、朝から練習をし始めて気づいたら夜になっていたという経験が何度もあります。
ご飯を食べることすら忘れてしまい、お腹がすくという感覚もなくなります。
なにかに没頭すると周りが見えなくなるくらい集中します。本を読んでいる時や、1週間分のご飯の作り置きをしている時などもこれに近いかもしれません。

でもこの集中力が発揮できない環境が存在します。

よく図書館とかカフェで勉強している人をお見かけするのですが、わたしはあれは出来ません。オシャレだな~とは思いますが(笑)

めちゃくちゃ静かな環境でないと集中できない、という訳でもないと思っています。
わたしは学生時代自分の部屋ではなくリビング学習をしていたので、テレビがついていてもあまり気にせず集中していた気がします。

恐らく自分では心理的な安全性が関係しているのかな?と思うのですが、うるさくても自分の安心できる空間であれば集中出来るけど(集中モードに入れる)、どれだけ静かでも知らない人が周りにいる環境だと集中できないのかなと思います。

こんな感じで、得意なことや向いていることを更に紐解いていってみると、それを発揮できる場所と出来ない場所が存在しているなと思います。

フリーランスになって向いていなかったこと


フリーランスになって仕事をする中で、会社員時代に自分が強みとして持っていたことが、全然発揮出来なかったことがあります。

フリーランスになって業務委託を結んだ会社さんと業務内容について話し合いをした際に、どちらの方が向いているかを聞かれました。

・ある程度決まった仕事をルーティンでやる
・ルーティンではなく毎回違った仕事をやる

会社員辞めてすぐのわたしは、毎回違った仕事をやる一択で、即決でした。
わたしは会社員時代、同じ仕事をずっとやるということが本当に苦手で、数年同じ仕事をしていると飽きが出てきたりマンネリしてしまい、仕事への活力が落ちてきてしまいます。
そのため、自ら名乗り出て部署を3回異動しています(7年間で)

一方同期は、入社してから一回も部署をかわることなくずっと同じ仕事をやり続けていました。

これは人それぞれの特性なので、どちらが良いとかではないのですが、わたしはルーティン作業は向いてないんだろうな~と自分で決めつけてしまっておりました。

でも、実際その仕事をやってみると、ある程度仕事の内容が決まっていないと非常にやりづらい&仕事の段取りを組みづらい&予定が立てづらいと苦手なことだらけ・・・

ここに起因している環境は、責任感の強さ&なぜやるのかの共有が仕事において必要という自分の特性と、全員がオンラインで働いている&稼働時間が自由の相性が悪かったということだと思います。

会社員時代の環境では、ルーティンワークが苦手で毎回違うことをやりたかったが、オンラインで働く環境では、ある程度決まった仕事で自分のスケージュール管理をしっかりしたい

環境によって全く別のことを言っていますが、どっちもわたしの特性です。
重要なのは、状況によって自分の向き不向きが変わることをしっかり理解しておくこと。

そして、その要素をたくさん集めておくことだと思います。

向いている・向いていないをすぐに決断しない


わたしは、会社員時代はずっと同じ組織にいて、小さな変化はあるものの(今考えれば部署異動はかなり小さな変化笑)、何か劇的に変わるわけでもなく同じ環境や状況の中にいました。

そこから自分の強みや好きなことを発揮して働けたら良いなと試みたのですが、完全に経験不足、自己分析不足だなと感じます。

自己分析ってどこまでいっても自分の中にしか答えが無いのですよね。
経験してみないと自分の枠は広がらなかったというのが、今わたしが感じていることです。

とはいっても、自己分析はとても大切です。
しないよりした方が絶対に良いと思います。

でも、その時に思うのが、これは向いていないからやめようとか、これは向いている!を1つの要素だけですぐに判断しないこと。

最初の章でも書いたのですが、「教える」ということの中にもかなりたくさんの要素が含まれています。

その要素を自分の得意・不得意に分けてみるとこんな感じになります。

(教えるの中の得意要素)
→体系立てて説明すること
→難しい事を言語化して伝えること
→事例などを加えて分かりやすくすること
→自分のペースで(自分が主体で)伝えられること

(教えるの中の苦手要素)
→相手のペースによって進捗が変わること
→言語化より動作に重きをおいているもの
→言葉の壁があるもの(言語の違い・子供等)
→参加者の前提知識や価値観に差がありすぎること

こうやって要素だけ抜き出してみると全く別のジャンルに転用できたりします。

(得意要素から考えられる向いていそうなこと)
体系立てて説明すること
→煩雑な業務(プラットフォームの使い方・使い分け・転用の仕方)のレクチャー
・難しい事を言語化して伝えること
→マーケティング理論をフリーランスを目指す人向けに転用出来るようにレクチャー
・事例などを加えて分かりやすくすること
→自分の経験やビジネス事例を使ったワークショップ
・自分のペースで(自分が主体で)伝えられること
→カルチャースクールの講師、自分の講座を作って販売

これは今適当に考えたのと、出来る出来ないは置いておいて、得意要素を抜き出してみると、全く違った角度のものに転用出来る可能性が見えてくるなと思います。

ポイントは要素のみを取り出すことで、要素ではなく具体的なものを取り出してしまうと転用が難しくなってしまいます。また、自己分析がそれ以上広がって行かなくなってしまいます。

自分の傾向を掴むといった方がいいかもしれません!!

自分の強みを見つけるとか、天職を見つけるとか、かなり難しいことだと思うんですよね。強みや向いていることって状況によってかなり左右されてしまうので。

だからいかにこの要素を抜き出せるかが、今わたしは一番大切なことだと思っています。
この要素を集めれば集めるほど、自己分析の精度がかなり上がってくると思います。

実際わたしは、最初の詰めがあまあまな自己分析からかなり精度高く自分の向き不向き、どういう状況だと力が発揮されやすいのか、どうしたらその状況を作れるのか、選べるのかなどが徐々に見え始めています。

自己分析が上手くいかない人や、強み探し迷子の人は、どういう状況ならその強みが発揮されるのか、要素を集めてみると精度が上がるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁


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