リーダーの役割は現場のしくみづくり
中小企業の弱点になりやすく、陥りやすい項目のひとつに、属人化があります。
いわゆる、「人に仕事がつく」ことです。
問題点としては、いかの3つです。
①その人の能力に依存してしまう
②その人がいないと仕事が回らない
③仕事の内容が見えにくく、非効率な作業やミスや不正が発見できない
この状態では、品質もコストも納期も悪循環になりやすいので、改善するためには組織的に仕事を進める必要があるのです。
そもそも組織とはなんでしょうか?
団体や集団の秩序立った体系の一部をなすもの。
共通の目的や目標達成のために、数人で相互の能力を最大限発揮する体制です。
<組織運営のための重要ポイント>
①共通の目的や目標がある
②共通のルールがある
③コミュニケーションが円滑である
④仕事が分業化されていて、役割が明確になっている
⑤相互にメンバーが関連しながら協力の意思と意欲がある
組織的に仕事をするために必ず必要なのは、「基本的なルールや判断基準、しくみ」が必要です。
テクニックや気合で仕事はできません。
しかも多種多様な人が集まる組織では、能力や判断にバラつきがあるのが普通です。
それをいかにまとめて、しくみ化するかがリーダーの手腕が問われるところです。
そのプロセスとしては、以下の7つのプロセスを経るとしくみづくりに繋がります。
①目的・目標の設定(何を目指すのか?)
②現状把握(何が起こっているのか?)
③問題点抽出(なにが問題なのか?)
④課題抽出(目標とのギャップはなにか?)
⑤改善検討(どうやってギャップを埋めるか?)
⑥効果確認(成果は出たか?)
⑦しくみ化する(工数を削減して考えずともできるように)
このしくみをPDCAして回転させることができれば、リーダーとしては十分でしょう。
できるリーダーのあなたは、まずはこのレベルを目指してみませんか?
現場をより良くできることを期待しています!
みなさんに幸あれ!!
それではまた!