オンラインに助けられた私のリスキリング(日経新聞掲載報告)
先日、ご縁があって日本経済新聞に取材をしていただきました。
新聞に自分の写真が載り、自分が話したことが書かれるというのは不思議な感覚です。
お話したのは公務員のリスキリングについて。
上の記事でも、公務員こそリスキリングでキャリア自律を実現する必要性について書かせていただきました。
日経新聞の記者さんの取材でも、基本的には同じようなことをお伝えしました。
ひとつ、今回の取材で特徴的だなと感じたのは、新型コロナウイルス感染症が広がりを見せる中で「オンライン」での学びが増えており、公務員のリスキリングもオンラインが後押ししている部分があるのではないか、そんな仮説のうえで取材しているように見えたところでしょうか。
私が取材でお話したキャリアコンサルタントの資格をとるまでのプロセスでも、オンラインの恩恵について語らせていただきました。
具体的には、平日は残業も多く、土日は家族と少しでも長く過ごしたい私としては、養成講座を開講する機関の中でもオンラインで受講し修了できるところを積極的に探しました。
キャリアコンサルタントの資格には以前から興味がありましたが、新型コロナウイルス感染症が広がる前は、毎週東京まで通って受講しなくてはいけないことが障壁になっていました。
片道90分間かけて通い、土日のうちのどちらかは必ず家族と過ごせない日をつくらなければならないのは、私にとっては非常に苦痛でした。
それがオンラインで受講できるようになったことで、朝はギリギリまで家族と過ごせますし、昼ご飯も家族でとれて、講座が終わったらすぐに家族と夕飯を食べ、我が家では講座の日は夕飯の後にゲームをするルーティンまで生まれました。
本当に、オンラインで受講できたから、私はあのタイミングでキャリアコンサルタントの資格を取ることができたと思っています。
考えてみれば、キャリアコンサルタントに限らずリスキリングとして何かを学ぶことは、それ自体が目的なのではなくより大きな目的に向かうための立ち寄り地のひとつです。
そうであれば、できるだけ効率的に、負荷や苦痛が小さくなるように取り組めた方が助かります。
最近は、オンラインでの学びの場や教材も選択肢が広がって、様々な分野の様々なレベルの学びをオンラインで享受することが可能になりました。
これは社会全体の中でのリスキリングへのニーズと、今般の新型コロナウイルス感染症の広がりとが、結果的にタイミングが重なったこともあるのかもしれません。もしかしたら、新型コロナウイルス感染症の広がりが、多くのひとにリスキリングの必要性を再確認する機会をもたらしている、そんな側面もありそうです。
いずれにしても、今後もしばらくはオンラインによる学びの場は広がり続け、進化し続けることが見込まれます。
どんどん学びやすくなる。
そうだとすれば、これから大切になってくるのは、「私は何を学んだらいいんだろう?」という問いにどのように向き合うかです。
何を学んだらいいのか、これを考えるのは、やりたいことを探そうとするのと似ていて、実際に学んだ知識や技術を使う場面を見たり、体験したりすることが重要です。
見たり体験したりしてやはり学びたいと思えるのなら、今度は本格的に時間もお金も使って学べばいいでしょうし、ピンと来なければ別の候補を探して、また見たり体験したりすればいいのではないでしょうか。
公務員のリスキリングについて、今一度記事を貼っておきます。
上の記事でも書きましたが、人生100年時代ゆえに公務員も「公務員ではない仕事」に就く可能性が高まっていますし、社会の変化の速さゆえに公務員も「今までなかった仕事」を担当する可能性が高まっています。
だからこそ、オンライン環境の利便性を十分に活かして、自分らしいリスキリングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
もちろん、将来どこへ向かって、そのために何を学んだらいいのか迷うのであれば、キャリアコンサルタントもそのお考えの整理をお手伝いてきますので、ぜひご利用ください。
おまけ
新聞を見た友人に「習近平国家主席と同じ紙面だったよ!」と言われ「え!?」となったのですが、1面の内容紹介のことでした。ビックリ。
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2021年2月に初の著書を出させていただきました。
主に若手公務員を対象に「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」という想いで、「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」というメッセージを込めて書かせていただきました。
そのあたりのことは、こちらの記事でもお伝えしています。
よろしければお手に取っていただけたら嬉しいです。
また拙著に関連する記事はこちらのマガジンにまとめて掲載していますので、併せてご覧ください。
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