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ただカレーを作る記録

土曜日の朝から、カレーパーティーの準備を始める。
ただ、カレーを作ることだけを記した日記です。

今日のメニューは、
・バターチキンカレー
・サバとキノコのカレー
・タンドリーチキン
・ナン
・黄色いライス!(黄色いライスは、カレー粉を炊飯器にテキトーにパラパラ入れてそのまま炊くだけ。)

まずは、まな板が汚れにくい食材かつ、最初に使う、生姜とニンニクのみじん切りから。
サバカレーには、細かくみじん切りにした生姜、ニンニクと、粗くみじん切りにした玉ねぎとにんじんを使う。
さらにもう少し大きめに切ったエノキと、ホールのトマト缶のトマトをざく切りにしておく。
最初に切っておくのは、エノキより前の食材まででOK!
生姜、ニンニクを油を引いたお鍋で香りが出るまで炒める。
ここではお鍋の上で思う存分これらの香りを思い切り吸い込んで楽しむ。(暑いので注意)
この時に食材がアロマ的な効果を生み出し、脳が覚醒する感じをぜひ楽しんで頂きたく。

インドの人たちもカレー作りのこの工程をきっと楽しんでいるに!違いない!と、いつも信じてやまないこの工程が、1番ワクワクするかも。

そのあとは、粗みじんにした玉ねぎとにんじんを加えて3〜4分炒めます。玉ねぎがしんなり〜としてくる間に、エノキやら、トマトやらを切っておけばOK!
弱めの火でゆっくりじっくり火を通していくと、焦げずに済みます。
そのあとは一旦火を止めて(これが意外!)、残りの材料である、エノキ、トマト、サバ缶(汁ごと全部ー)、大豆、調味料類を入れて一通り混ぜ混ぜ。よく全体が混ざって馴染んだところで火をつけてぐつぐつっとなるまで煮込みます。
味を整えて、完成!

さらにバターチキンカレーはもっと簡単!
意外と使う食材が少ないし、工程も少なくて楽ちん!それなのに鍋の中で調味料がしっかり合わさってコクとまろやかさが抜群に旨い。

バターチキンカレーは、玉ねぎを炒めたところに鶏肉を加えて、しっかり炒めたら、牛乳、カレー粉、ケチャップなどで味を整えながら、ここでニンニクをイン!最初に炒めちゃうんじゃなくて、後から水分と一緒に入れると香りが強く出過ぎません。そのあとはじっくり煮込み、仕上げにバターをたっぷり…
バターが入ることで一気に本番感と、あぁ、これぞバターチキンカレー!と言う本格派感が出ますので、ケチらず使うのがおすすめ。

おっと、意外と焼き時間がかかるタンドリーチキンにも取り掛からなくては。
昨日から各種スパイスに漬け込んでいたチキンを、魚焼き用のグリルに並べる。強火にして火をつける。
しばらくすると、ジュージューと肉の焼ける音と、油の滴る音が聞こえて来て、これまた違ったスパイスの、香辛料の強さが部屋の中に漂ってきます。
これ、フライパンじゃなくて、グリルで焼くといいことがあって、直火による適度な焦げができて、それが香ばしくてとっても良いのです!

程度な頃合いで裏返して、さらに5〜6分じっくり焼き進めます。
鶏肉は厚みがあると火の通りが心配だけど、グリルである程度の強火で焼いても、火との距離が適度にあるせいか、こげすぎずしっかりお肉にも火が通ります。
タンドリーチキンには、
・カレー粉
・クミン
・コリアンダー
・ガラムマサラ
・チリパウダー
・塩
を、水切りヨーグルトに混ぜたペーストの中に鶏肉をドボンして、よーく混ぜて、一晩冷蔵庫に寝かせておく。
塩、思ったより使うんだな!という印象だったけど、塩気は、これ以外に使わなかったせいか、塩味がちょうどいいし、塩しか使っていないことで、そのほかのスパイスの味がしっかり感じられるタンドリーチキンに。

料理はいい。
何せ、まず第一に、自分の食べたいもの食べられるということ。
没入感に浸れること。
食材がどんどん形を変えて、完成に近づいていく達成感。
見た目と共に、どんどん香りも変わって、鼻からも美味しそうな感じが伝わってくる嬉しさ。
何から始めて次に何をやっておくとスムーズか、といういわばパズルのような作業を全メニューを作り終えるまで、ピースをはめるように組み立て、時間内に全てを終わらせていく、えも言われぬ陶酔感。
ちょっと自分が賢くなったような気さえしてくるのが不思議だ。
料理は先人たちの努力の結晶として、無数のレシピが存在する。それをなぞるだけでもいいし、そこにちょっと自分の好きを加えてアレンジするのも楽しい。
でもやっぱり、レシピ通りに作ると美味しくできるように、レシピってできてる。
味のトータルバランスがすごく取れるし、なんか違う?がない。それぞれの食材の味がちゃんとわかるような具合になっているし、そこには美味しくなるような化学があるはず。

理系出身の母は、「料理は化学だからね(ドヤっ)」という。
だから母のご飯はうまいのか。

以上。ただカレーを作る日記。
(こんな美味しいレシピ考案してくれて、全世界に公開してくれているこころの広い料理人のみなさまに感謝)

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