【提案】困っている人に生理ナプキンを分配する方法【盗難対策】
金銭的困窮者による生理ナプキンの調達問題が、コロナ禍で報道されるようになった。正直、ようやく問題が表面化されるようになってきたかと思う。
食べ物と同じで、生理がある人間にとっては、生理ナプキンは決して省くことのできない必需品だ。コロナ禍に限らず、昔から貧困層には生理ナプキン代は重くのし掛かっていた。エンゲル係数と同じく、全家計に占める生理ナプキン代の割合は、貧困層ほど高かったにも係わらず、ずっと黙殺されてきたのだ。
コロナ禍でより鮮明化した貧困層による生理ナプキン不足に対して、各自治体で生理ナプキンの無料配布が広がっている。
しかし、無料配布の仕方によっては、生理ナプキンが必要な人に届いていない場合があるそうだ。
「自治体に生理ナプキンを受け取りに行きづらい」「交通費がかかる」「無料で生理ナプキンを受け取っていいか判断に悩む」などの声が聴かれる。
ならば、必要な人の家のポストに生理ナプキンを投函してくれればいいと思うが、
この国では、余った布マスクの保管代や輸送代に割く予算は十数億円あっても、生理ナプキンを必要な人に配布する予算は少ないし、各自治体に判断を丸投げしているようだ。
生理中に女性を狭くて暗くて不潔な小屋に幽閉するという国がいまだにあると報道されることがあるが、程度の差こそあれ、生理の問題に関しては、いまだに日本も男性中心にまわっていると感じるときがある。
また、自治体に
「公共トイレに生理ナプキンを置いてほしい」
という要望があっても、トイレットペーパーのように、必要以上に持ち帰る盗難の懸念があり、実行できていない自治体もあるようだ。
そこで、困っている人に、生理ナプキンを分配する方法を考えてみました。
公共トイレにはよく
「いつもキレイにトイレを利用してくださって、ありがとうございます。」
という文言が貼られています。
これは、皆さまもご存知かと思いますが
「トイレをキレイに使いましょう」
「トイレを汚さないで」
と書いて貼るよりも、トイレをキレイに使う利用者が増える効果があるそうです。
これを利用して、公共トイレの個室トイレの中に、ボタンを押したり、ダイヤルを回すと、1個1個生理ナプキンが出てくるボックスを設置して、その都度
「いつも必要数(適正数)の利用ありがとうございます」
「他の困っている人にも残してくれて、ありがとうございます」
などの文言を貼ったり、アナウンスが流れてくるようにしてはいかがでしょうか。
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