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子どもも親も。「自分が大好き」になろう!|5児の母は応援したい#2

5児の母、shiiimoです。
小3の長女(不登校)、
小2の次女(ASD・ADHD)、
5歳の男子双子(双子兄:発達障害疑惑、双子弟:身体強すぎ・舌噛みすぎ)、
1歳三男(身体も愛も重め)を絶賛子育て中です。

【5児の母は応援したい!】 テーマ

ポジティブ主婦として、
子育てに今日も精を出すあなたを応援したい!

・shiiimoが5児の子育てをする中で得た気づき
・児童発達支援士を取得して得た知見
・専門学校教員として教育現場で得たモノ

などなど発信しながら、今日もがんばるあなたの背中をそっと押したい私です。

マガジンに関するお知らせ

まず早速なんですけれど、マガジンについて、価格を更新いたしました。(2024/12)

と、いうのも、購入いただいた方の多くがshiiimo有料記事購入リピーターの方々で。(拝)(ペコリ)(拝)

すでに読んでいただいた記事の方がまだ多い私のマガジン。

この先また更新していく予定はありますけれど、それが十分な量になっていかないと、私の購入者の方々への「申し訳なさレベル」がエベレストも軽々越えてきちゃうので……

チップ(って言いたかないんですけど…)や別の形にてお値段変更分をお戻し対応させていただきました。

まだまだこの辺、運営手探りな私です。ですが、今後も記事を充実させていきたい所存です。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします…!


発達障がいを持つ親御さんの声を聞いて

本題に行く前に。

先日、私が勤める専門学校で、とある保護者の方と面談を実施したときの話をしたい。

「実は、息子は発達障がいなんです」

面談の最初にお母様はそうおっしゃった。
そして、これまでの息子と歩んできた日々の話をわあーーーーっと話してくださった。

小学校時代にいじめられ不登校になったこと。
中学でも勉強や交友関係がうまくいかず、中学3年生のときに療育をすすめられ受診したところ、ADHDとASDとの診断を受けたこと。
それに、本人が深く傷ついてしまったこと。
同時期、お父様も亡くなり、お母様にも余裕がなくなってしまったこと。
本人は手帳の発行を強く拒み、発行できないままに20歳を迎えたこと。

「小学生のとき。『いなくなりたい』と言ったんです」
とお母様は涙を流して言った。

そして、「それだけはと阻止してきたけれど…」「私がもっとサポートできていたら」「声を聞いてあげていれば今、もっと…」と悲しそうにおっしゃた。

私は即座に彼女を抱きしめたい気持ちを抑え、学校が今後提案できる対応策やサポート手段をできる限りお伝えした。

そしてそのうえで、お母様に言った。

「お母様は普段、誰かに吐き出せていますか?お子さんのこと、共有できる場所はありますか?同じ、発達障がいのこどもを持つ親として……まだうちの子は小さいですけど、同じような学生もたくさん見てきましたし、その苦労はわかるつもりです。
用があっても、なくても、大丈夫ですから……もしよければ、またお母様、お電話ください。できるサポートは尽くします」

本当にすいません。と言って、お母様はまた、泣いていた。


――ああ。
もっともっと。

世の中のサポートが充実してくれたなら。
発達障がいの子も、そんな自分を認められるようになれたなら。
親の苦労がもっと少なくなったら。

こうやって涙する方も、少しでも笑顔になれるだろうか。
そうであってほしい。
そしてせめて、私はこうして目の前で涙する人に、ためらわずに手を伸ばせる人間でありたい。

そう思わずにはいられなかった。

そんな未来への一助になれるかはわからないけれど。

どうしても抱え込んでしまう親御さんたちに、メッセージが届くことを願ってつづっていきたい。


子どもの「自己肯定感」を保つため

まず、今回お話したいと思うのは、
子どもたちの自己肯定感を一定に「保つ」ためにどんなアプローチをするかということ。

発達障がい関係なく、子どもと向き合ううえで大切にするべきこと、かつ、実現可能な範囲の話を共有したいと思っています。

とくに、発達障がいを抱える子どもたちは、この自己肯定感が保ちにくいとされています。
だから、自己肯定感を高くしないといけない!!!というわけではありません。あくまでも、「保つ」ために。これ以上下げることのないようにする。まずは、そこからがスタートです。

今回のテーマ

「自己肯定感がなぜ保ちにくいのか」を理解する
そのうえで「自己肯定感が低いのは私(親)のせい」という考えをなくす
自己肯定感を保つアプローチ方法【5児の母 実践編】

「不登校」「ADHD」「自閉症スペクトラム障害」「感覚過敏(←New!!)」を含む5人の多児育児をしながら、
親も子もみんなが「自分がスキ」「家族がスキ」と言っている我が家で実践していることも、あわせてお伝えしたいと思います。

今年は双子の七五三撮影しました
(長女から3年連続七五三…)
(三男、靴を履いてくれず、はだし。。)

発達障がい、それぞれの特徴とは

まず今回は先に「発達障がい」の定義についてお話します。
発達障がいは以下3つの種類に分類することができます。

自閉スペクトラム症(ASD)
ADHD(注意欠如・多動症)
学習障害(LD)

この3つのうちひとつが顕著に現れることもあれば、複雑に絡み合う事例もあります。こまかな診断基準等は今回は取り上げません。
が、これらに該当する発達障がい児に共通しがちなのは、
その特性により、周りから理解を得られず、怒られる機会が増えてしまう→二次障害が発生しやすい、ということ。

以前の有料記事にて、発達障がいによる「二次障害」については取り上げています。

これらに陥らないために大切なことこそが、自己肯定感を保つ力を持つことです。

しかしながら、発達障がい児は折に触れて、その特性によるものから、怒られる機会にたびたび直面してしまうのです。

~発達障がい 怒られあるある~

【自閉スペクトラム症の場合】
・空気が読めずに、急に他人に失礼なことを言ってしまう
・ルールが理解できず。悪気はないのに約束を破ってしまう

するとこんなことを言われたり…

→なんでそんなことを言うの!
→ひどいよ!どうしてそんなことするの?!

【ADHD(注意欠如・多動症)の場合】
・忘れ物をしやすい、話を聞いていないように見える(注意欠如)
・じっとしていられない、過度のおしゃべり、他人の話をさえぎってしまう(多動性・衝動性症状)

すると…

→またなの?もう、なんで何度言ってもわからないの!
→どうしてママの言うこと聞いてくれないの!

【学習障害(LD)の場合】
・読めるのに書けない、あるいは書けるのに話せない、など
・読み書きに問題はないのに、極端に計算ができない

そんなときに……

→どうしてそんな簡単なことができないの?
→ねえ、まじめにやって!

こうして、自然と怒られる機会が増えてしまいがちな発達障がい児たちは、叱責され続けることで、自己肯定感を保つことが難しくなっていきます。

これを読んでいて、ふと自らを振り返った人もいるのではないでしょうか。

「ああ、私も今日、また怒ってしまった」
「わかっているはずなのに、つい強く言ってしまった」

わかります…(深く頷く)
私もこんな偉そうなことを書いていますけれど、何度も何度も何度も怒ってしまった。怒った挙句に謝ったこともあるし、怒りすぎてすぐには謝れなくて、冷静になれるまでに時間を要することもよくあります。
でも。仕方ないことでもあるのです。

親だから。
危ないから。
将来が心配だから。


その気持ちは嘘ではないですよね?
そして、
あなたがそうして自分を責める前に聞いてほしいことがあります。

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