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3歳3か月|お姉ちゃんの楽しさを知る
娘が3歳3か月になった。
保育園からの帰り道、「おかあさんは、なに?」と聞かれた。その前に、夫の仕事について話していたので、私の仕事が何かを聞いているらしい。
「娘ちゃんと息子ちゃんのお世話したり、ごはん作るのが仕事。今はお休みしてるけど、翻訳っていう仕事もしてるよ〜」と、答えると、「こんにゃくみたーい! フフ」と言われて、「ほんまやー!」と、一緒に笑った。
いろんな話をできるようになって、楽しい。あらゆることが気になる、知りたいお年頃で、いつも質問攻めに遭う。「これなに? なにするやつ? おかあさん、なに? おしえてよ」と、何から何まで聞かれる。もう、子供向けに易しく説明することは諦めて、大人と同じように話すことにしている。
話したいことかいっぱいあるので、「あのさあのさ、おかあさんおかあさん、あのさ〇〇ちゃんさ」と、常に早口。
娘がいないいないばあをしたり、舌を出して変な顔をすると、息子が声を出して笑う。息子を爆笑させられるのは、娘だけという時期があって、それをきっかけに、姉であることの喜びが生まれた気がする。
「弟くんって、娘ちゃんのこと、すきなん?」と聞いてきたりする。大好きだよ、間違いなく。「娘ちゃんも、弟くんのことだあいすき! みんなのこと、だあいすき!」
息子がかわいい表情をしたり、面白い仕草をすると、娘が親である私たちと同じ感覚でかわいがったり、面白がったりしてくれるのがとても嬉しい。姉である楽しさが分かってきたのかな。
食事の時に使っている椅子の、付属のテーブルを外して、自分で座ったり降りたりできるようにした。赤ちゃん椅子を卒業して、お姉さん椅子だ。
エスカレーターから一人で降りられるようになった。真剣な眼差しで地面を見つめ、降りたあとは「ひとりでおりれたー! すごかったよねえ?」と自慢げ。
過去は全て、「昨日」で表現するんだけど、かなり前の記憶もちゃんと残っていてびっくりする。豆乳鍋をしたとき、「これ、昨日ばあばんちで食べたよね?」と言われたり、私も忘れていたことを覚えていたりする。「おかあさんと弟くんがにゅういんしてたときさ〜」と、息子の出産時の出来事をよく思い出して教えてくれる。
保育園に髪をくくって行くようになり、私が朝適当に結んだ髪を、先生が編み込みや三つ編みに変えてくれると、「おひめさまみたーい!」と大喜び。
友達に対してわりと強気な発言が多くて、それだけが心配だ。誰とでも仲良くしてほしいけど、小さいなりに人間関係いろいろあるんだろう。私と違って気が強い系女子で、これからどんなふうに成長していくのか楽しみ。