ちゃんと悩もう。働き「続ける」ために。
「保活」をどのように進めていくか(いけるか)は、自治体・ご本人やご家族が置かれている状況等にとって、大きく異なります。希望園に入れるか否かは、良くも悪くも保育指数がすべての世界ですので「そもそも選ぶ余地がない」という方もいらっしゃいますよね。
本noteは、「選べる場合どう選ぶのがおすすめか」という視点で書いています。また、ひとつの考え方にすぎません。「一体どうやって保育園を選べばいいんだ!」と悩んでいる方に、こんな考え方もあるよ、ということが届きますように。
ちなみに私、認可・認可外含めて、20園見学しました。もはや趣味w
「保活」は大事。なぜ?
時々「入れるところに入れればいいと思って」という人に会う。
確かに強く復職を願う場合、保育園の内定がなければそれが叶わないわけだから、「入れるところに入る」は間違ってはいない。
ただ、これから保活に臨む人に、保活・復職経験者として伝えたい。
保活は結婚や出産と同じ。「入ってからがスタート」だ。
保育園に内定し仕事に復帰をしたら、私たちは毎朝、愛する子供を保育園に託し、働き続けなければならない。
「保活→復職」の流れを1度経験した人間として、「後悔しない保活」のために、今から「働き続ける」ということに意識を向けることをお勧めしたい。
実は結構難しい、働き「続ける」こと
様々なサイトで引用されている富山市(2015年)のデータによれば、年齢別保育園児の月当たり平均休園日数を年間にならすと、0歳児クラスで30.2日、1歳児クラスで21.2日。
もちろんあくまでも「平均」なわけで、自身の子どもがどうなるかを想像するのはあなた次第。実際どうなの?と周りの復職ファミリーに聞くもよし。
ちなみに我が家の場合は悲しいことにデータ通りだった。
1歳児クラスで4月入園をしたうちの太郎は、保育園入園までは予防接種と乾燥肌で病院にいくぐらいでほぼ無敵。それがいざ、入園すると、病気のスタンプラリーがスタート(ちなみにスタート時期は梅雨時)。1歳児クラスの1年間、つまり、私の復職1年目は見事に20日病欠した。だから20日間は、夫か私が仕事を休んで看病。それだけですめばいいのだが、見事に家庭内感染がおこる。そのため、子どもが復活しても、今度は親が風邪をひいて仕事にならない、という日も数日発生した。
「明日も元気に働こう!」って、こんなに難しかったっけ?!と愕然とした。
働き「続ける」ことのハードルが上がった今、我々にできることは何か?
その最も重要なことのひとつが、保育園選びだろう、と私は思う。
自分の子供が復職1年目にどのくらい病欠するかなんて入ってみなければわからない。
だからこそ、病欠を除けば、
毎日保育園にいく
≒まずは親である私が行かせたいと思う
≒そのうち子どもも行きたいと思える
そんな保育園に入園することが重要なのだ。
言い換えれば、ここだ!と心から思える保育園に出会い、入園をつかみ取ること、それこそが、働き「続ける」ために、必要な一歩である。
哀しいかな、多くの人が選択する認可保育園の場合、
最終的には保活指数の高い順に振り分けられて終わり。
だからどんなに「ここだ!」という園に出会っても、入園できないこともある。
そのため、これまた多くの人にとっての「保活」とは、自宅から通園可能な保育園を数園見学し、志望順を決めること、だったりもする。
さらに選択時は「ここだ!」と思っても、(極力その可能性を消すために保活をしたいけれど)入ってみたらなんか違う、とか、親は良いと思っていたけれど子供の気質に合わない、ということもある。そうなれば再度保活が必要なのかもしれない。
つまるところ、ある程度「なるようになるよね」「なるようにしかならないよね」というマインドもないとやっていけない。←きっと子育てってそんなもの
でも、今自分ができる範囲で最大限できることがあるとすれば、それは、「ここだ!」という保育園を見極め、自分たちにとって正しいと思える志望順を決めること、なのかもしれない。
というわけで今日から、保育園選びに迷うあなたに届くように、「保育園の選び方」をテーマに書いてみたいと思う。