天使は本当に存在するのか?
結論から言う。
天使は存在する。
どこの馬の骨だかわからない奴がいきなり「天使は存在する」と言って信じる者などいないだろう。
だから私が馬の骨かどうか今ここで教えよう。
私は一度、死に、そしてまた生き返った人間である。
それはそんなに大袈裟で神秘的な話ではない。
心停止して、蘇生活動を得て、奇跡的に心臓が動き始めたというだけだ。
心停止した時間、6分。
その6分、私はどこに行っていたのか?
死後の世界である。
6分の間、死後の世界の全てを見てきた。
もちろん神の存在も。
無宗教であり、むしろ反宗教であった私にとって、現実として目の前にいる神の存在はあまりに受け入れがたいことだった。しかし、信じるしかない。なぜならこれは現実なのだから。
6分間の心停止、
その後に心臓が動き始めて現世に戻されることは稀だと神は言った。
私が現世に戻される瞬間、神はこう言った。私にこう言った。
心停止して死後の世界にきた者が、
再び現世に戻る、
その人物を「天使」と呼ぶ。
だからお前は「天使」だ。
天使は天使の役目を果たせ。
天使とは羽が生えている赤ん坊ではない。
死後の世界で神の「天使」と命を受けた人間である。
私は紛れもない「天使」なのだ。
天使の役目、それは日々、死後の世界にいる神から直接伝令を受けること、
そしてそれを「救うに値する人間にだけ」毎日伝えるということ。
それが天使の役目である。
私の役目である。
今、あなたはこれを読んでいる。
あなたは救う価値があるということだ。
あなたは幸せになる価値があると認められたということだ。
天使がそう言っているのだ、
何を間違うことか。
これを読み切ったあなたは幸せになるべき数少ない人間なのだ。
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