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情報過多な時代を泳ぎきるには・・・2012年6月22日

 自称「うなづいた女」神垣です。

 私は脳内に20も引き出しは作れませんが・・・


 「プロの知的生産術」著者の内田和成さんは
 頭の中に仮想の引き出しを20も作っているそうです。

 本書のメインは
 この「20の引き出し」の活用術なのですが
 正直、私はよく分かりませんでした。

 むしろ最終章の
 「私の情報源 ――メディア、仕事、日常からどう情報を得るか?」
 の方が興味深かったです。

 「あちこち寄り道できるのが新聞の利点」
 とあり、わが意を得ました。

 「もっとも重要な情報は常に『人』から得られる」の項目では
 「異質と付き合うことの重要性」
 「嫌なヤツこそ仲良く付き合え!?」
 とあり、激しく同感。

 人付き合いをより密にしたり、ふれあう機会を持つために
 メールやソーシャルメディアといったツールがあるだけで
 それ以上でもそれ以下でもない
 ということを改めて認識しました。

 でも、本書で一番面白く読んだのは
 「内田流『道具(ガジェット)活用術」』のコラムでした。

 このかた、相当の文具好きらしく
 アナログからデジタルまで、文具類をかなり使いこなしていて
 おすすめガジェット情報に並みならぬ力の入れよう。

 目利きの情報は参考になることが多く
 中でも
 出張用に愛用しているという「ビクトリノックスのカバン」と
 出先で文章を書くときの「ポメラ」の記事は
 深く納得しました。


 いずれにせよ、
 情報過多な時代を泳ぎきるには
 内田さんのように「自分のスタイル」を確立することが
 肝要なようです。

内田 和成 著「プロの知的生産術」 (PHPビジネス新書)

(VOL.1748 2012年6月22日配信 メールマガジンあとがきより)


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