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誤読

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気になった詩や詩集の自分なりの楽しみ方を紹介します。詩を読みたいと思っている人の一つのきっかけに。
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#現代詩

誤読#7 『現代詩手帖』「新人作品」欄 柳本々々

詩の投稿欄と現代詩手帖賞これまでは書籍化された詩を扱ってきました。それは本文へのアクセ…

縷々
6か月前
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誤読#6『とある日 詩と出会うためのアンソロジー』、『そだつのをやめる』青柳菜摘、…

今回も、最近読んだ詩集の中から気になったものを取り上げていきます。これまでよりもテンポよ…

縷々
11か月前
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誤読#5『する、されるユートピア』井戸川射子、『イギ』千種創一、『TEXT BY NO TEXT…

今回の誤読は一つの詩集を扱うのではなく、再読も含めて2023年1月から3月くらいに読んだものの…

縷々
1年前
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誤読#4『なんかでてるとてもでてる』蜆シモーヌ

一年半以上更新することができていませんでした。ちなみに「#3」は出張版として北十(ほくと…

縷々
1年前
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誤読#2『針葉樹林』石松佳

はじめに〈誤読〉の在り方をまとめた#0、そして#1は以下からどうぞ。  今回、扱う作品は…

縷々
3年前
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誤読#1「うまれisなやみ[Explicit/閲覧注意]」江永泉

 今回から〈誤読〉として、気になった作品について感想や考察などを書いていく。〈誤読〉を行…

縷々
3年前
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誤読#0 あるいは、詩を楽しむ手がかりとして

はじめに 次回から〈誤読〉と銘打って、気になった詩の感想を書いていく。今回はその前段階として〈誤読〉を行う目的やその目指す在り方を文章として残しておきたい。  最初に結論を言う。備忘録としての役割や自分が良いと思った作品を広めたいという目的のほかに、「詩はわからない」と思っている人に対して、〈誤読〉が詩を楽しむ手がかりのひとつになればいいと考えている。  そして、そのような目的を持つならば、「詩のわからなさ」という問題を無視することはできない。実際に、僕も「詩はわからない