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中高生のための就職ガイダンス「天職発見!」

天職発見!
 
「石の上にも3年」といいます。
仕事は1年目より2年目、3年目と楽になるものです。
 
他人と比べて自分の能力がどのくらいのレベルにあるのか?
その仕事に自分は向いているのか?
会社の実態や仕事の仕組み。
その業界の様子。
こういったことが分かるには、3年くらいかかります。
 
早期離職では何も身につきません。
続ければ、知識、技術、技能、こういったものが身につき、成長もします。
 
世の中の様子も見えてくるし、判断力も身につきます。
自分の考えも変わります。
進む方向も見えてきます。
自分のポジションもできてきます。
 
基礎作りができないうちに転職する人が多いのも、フリーター増加要因の一つでした。
家(建物)も、基礎がしっかりしないと不安定で長持ちしません。
 特に若い人は、コミュニケーションが苦手だし、価値判断の基準も狭いものです。
そこで安易に逃げる人が多い。
 
逃げては解決になりません。
逃げてばかりでは、安住の仕事に出会えず、結果としてフリーターやニートへの道に入り込むことにもなります。
 
もちろん、仕事を辞め、転職するのがいいかどうかは、一般論として言える性質のものではありません。
辞めた方がいい場合も存在すると思います。
要は動機づけ(モチベーション)によります。
私の経験では、辞める動機の大半は「逃避の願望」からなるものが多いようです。
 
やりたいことを見つける近道は、選んだ仕事を全力でやることです。
やっている仕事から技術や知識を学ぶうちに、その延長上にやりたいことが見つかることが多いものです。
「天職発見」とはそういうことです。
 
参考追記
今は聞きませんが、2009年当時は「753離職」という言葉がありました。
就職して3年以内に、中卒新入社員の7割、高卒新入社員の5割、大卒新入社員の3割が離職する現象を指します。
早期離職は、その後非正規雇用になったり収入が落ちたりと、キャリア形成に悪影響をもたらすことが多いため、社会的にも問題視されていました。
 
現在は、第二新卒市場も生まれており、早期離職の問題点やイメージは徐々に改善されつつもあり、必ずしもマイナスの要素だけではないと言えます。キャリアアップやキャリアチェンジなど、いわばプラス思考の転職も、今では当たり前になってきています。

ただし、キャリアップにしても、キャリアチェンジにしても、就いた仕事の基盤をしっかり確立した上でのことです。
逃げの転職はすべきではありません。
 
解説(Microsoft Bingから引用)
フリーターとは、「フリー・アルバイター」の略称。
年齢15歳から34歳の若者(学生は含まれない)のうち、正社員・正職員以外の就労雇用形態(契約社員・契約職員・派遣社員(登録型派遣)・アルバイト・パートタイマーなどの非正規雇用あるいは日雇い)で生計を立てている人(労働力人口)を指す。
 
ニートとは、就学も就労もしていない、また職業訓練も受けていない若者(15~29歳)を意味する用語。(15~34歳と示す解説もあります)


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