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中高生のための就職ガイダンス「悪は急げ!」

悪は急げ!

「善は急げ」といいます。
善いことをするときは、ためらわすにすぐ実行しなさい。
ぐずぐずしていたら邪魔が入って、実行する機会を失うという意味です。

しかし、「善」は、一般的には、時間が経過しても「善」であり続けます。
仕事では「悪は急げ」です。
もちろん、仕事だけではありません。
悪いことには、日常生活の中でも、早い対応が必要です。

仕事上の悪とは、ミス、トラブル、クレームなどで、とんなに注意していても避けられないものです。

起きたときは、できるだけ早く、上司に報告です。
早く報告して、助けを求めることです。
そのときは、報告を受けた人が判断しやすいように、こういう事態になっていると、具体的に報告することです。

悪への対応を誤ると、自分の評価や信用を矢なうことにもなりかねません。
場合によっては、責任をとって辞職に追い込まれることもあります。
個人の資任では済まず、「会社の責任=経営者の資任」まで発展することもあります。

悪い報告は、誰も進んでしたくはありません。
つい後回しにしたくなるものです。
でも、遅くなればなるほど傷は深くなり、対応も難しくなります。
悪い報告ほど、できるだけ早く報告するのが鉄則です。

情報化社会、スピード経営の今日では、一人で解決するのが困難なことが多くあります。
複雑化している社会に対応するには、悪に対し早期に社内対応できるようなシステムも必要です。
もちろん、どんなに急いでも取り返しのできない悪もあります。

新入社員には、毎日が新しい出来事です。
新しい道を進むとき、未知への不安は当たり前のことです。
でも、仕事では、「分からないから、やらない」では済みません。
分からないからといって臆することなく、不安を乗り越えて行動する勇気が必要です。
その勇気がないと、いつまでたっても新入社員から抜け出せません。

新入社員にとって、前向きな失敗は教科書です。
「失敗から学ぶ」と言う言葉もあるくらいで、一度の失敗は恐れな
いで良いと思います。
ただし、ニ度目、三度目は許されないということは、キチンと認識してくたさい。

「仏の顔は一度たけ」です。
もちろん、その失敗が、人の安全を脅かすものであってはなりません。

1)悪は急げ
2)困ったときは報連相
この2つを忘れず実行すれは、道は開けます。

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