見出し画像

完読したので#文学フリマで買った本 感想書きました!

文学フリマ東京が終わり、24日が経過しました。早いもんです。
ようやく先週末で文学フリマ東京の購買品を完読しました。
札幌はまだです……すみません。
(分厚い本ばかり買ってしまったのでまだ読めてない)
お正月に読みますので!!
読み終えた本の感想などを書いていこうと思いますので、よろしくお付き合い願います。

hatokoさん。ⅩしかされてなさそうなのでⅩでも感想を書きました。
創作アカウントで定期的に出てくる「ないジャンル」の本。
架空の作品に対しての二次創作という作中作のようなジャンルの本です。
これはキスをすると不思議な力のある卵を生み出せる能力を持った二人のショタBLでした。
世界観がしっかりしていて、ファンタジー苦手な私にもしっかり没入させてくれます。B5サイズは大きいと思ってましたが、そんなに読みづらいということも無かったです。雑誌感覚?
キレイなイラストが目を惹くファンタジー小説でした。

その他いろいろ書いていきましょう。

まずどや乳さん。
「同人サークル活動での本当にあった怖い話」
エッセイというかルポものが上手い!語り口も軽妙だし読みやすい、するする読んでは面倒だなーとか大変だったなーと同情していました。

おともだちのさとうきいろさんの句集。
ところどころクスッと来たり、切なくなったり。
凝縮された世界観を堪能しました。良かったです。表紙も可愛い。

スタババさん。
良い方でした!タイミング良く開場前に本を見に行けたので無理やり買ってしまったんですが、快く売っていただけました。読みたかったんで嬉しかったです。
弟さんの話はしみじみ怖い。私はほんこわ系はあまり怖いと思うことが少ないんですが、面白かったです。
本を作る話はやる気が欲しい人、本を作るという事に興味のある人はぜひ読んで欲しいなと思いました。

「星のゆらぎに火を焚べて」
こちらも開場前に伺わせていただき、2冊購入いたしました。
なぜ2冊購入したかは秘密ですが、今までの集大成なのでしょう素敵な作品ばかりでした。
欲しかったので先行入手できて良かったです。

hatokoさんは私の右隣ブースだったんですが、はすきさんは私の左隣の方でした。謎解決系は読みたいですよね!
結構分厚いカバー付き文庫をなんと1冊900円という破格のお値段で出されていました。イラストもご自分で書かれているという事で素敵な装丁でした。
ミエル世界はひとつじゃない
特殊な能力のために人とうまくやれない美女と、同じような能力を持っている故に心を閉ざしている青年と。巻き込み巻き込まれ事件を解決していく面白さを感じました。キャラが立ってるのも良かったです。

かしこさん、表題からダークなものだと思っていたら意外とコメディチックでビックリ。最後に謎が出てきて不穏に終わるのが良かったです。
事件が起こらないと物足りないので。
ちょいBL的な流れもあり面白く読ませていただきました。

来宮ハルさんはたいやきとおっさんの2冊を購入したんですが、どっちも良かった。小さなおっさんアンソロジーを企画された暁には参加させてください。なんとなくネタはあります(笑)

青音色(ブルーノート)は三者三様の物語が「癖」というテーマでつながったアンソロジーでした。
順番に一言で感想を言うなら、感傷的なキュン。
偏愛的なキュン。
そしてほっこりキュンの3つのキュンキュンが詰まっているエモい作品集でした。
いつか寄稿したいと思いつつ、レベルの高さに恐れおののく人も多いのだろうなーと。装丁含めお値打ちすぎるアンソロジーでした。

小柳とかげさんの怪異短歌集も事前に購入させていただきました。
しっかりした和綴じの本は見るからに禍々しくて良かったです。
装丁がエモいのは大事。
中身も凝縮した不思議な世界が読んでいる側の視界を少しずつずらしてく気持ち悪さと、面白みが詰まっていました。最後の一首を読むための本なので一気に行って欲しいと思います。

というわけで今回の文フリでも素晴らしい作品に出会えました。
皆様ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集