【詩】『面影』
『面影』
冷たい風に目を閉じる
夜の空気 点滅するように何かが失われて
名前を知りたい気持ちは
それでも君に溶け込めず
顔を持たない孤独に滲む心は
寄せては返す
痛みから痛みへ
悲しく繰り返す
棄てきれなかった歌を歌いながら
呼んでいるのに
そばに居ても遠さを感じる
手を伸ばしても涙を思い知る
少しでいいからと
求める言葉は優しい毒となる
切ない鼓動を重ねて確かめた
聲の在処は 今でも胸に木霊して
夢から夢へと
絶え間なく流れてる
戻れなくても構わないと
叫んだ想いは嘘じゃないのに
顔を持たない孤独に滲む心は
寄せては返す
痛みから痛みへ
悲しく繰り返す
棄てきれなかった歌を歌いながら
呼んでいるのに
目に映る全てに傷ついて
いつかはこの愛も傷つける
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