言葉を変えるだけで、未来の経営が変わる
1.「固定費が毎月大変。」
先日ある社長さんとお話で
最近、私自身が意識していなかった大事なメッセージを思い出させて頂きました。
その社長さんとのお話の中で
「固定費が毎月かかり経営が大変」と。
全く違和感がない言葉かもしれませんが、
この固定費というのは会計用語。
ごく普通に使う会計の言葉です。
固定費は、毎月かかる固定したコストのこと。
人件費、家賃、リース料などが代表的です。
ただ従業員さんからみるといかがでしょう?
「私たちは固定のコスト・・・」
その社長さんにお話ししたのは
「コスト(費)という言葉を、
財産・資産という言葉に変えてみませんか?」
と、お話しさせていただきました。
これからの
風の時代の経営は、
言葉(ことば)の変換、
光透波(ことば)の変換から
未来経営を創造していくことになるでしょう。
2.脱どんぶり経営のススメ
私は
未来会計マスター協会理事ということもあり、
個人事業主や経営者さんに
企業のおける未来経営のアドバイスを
長年させていただいております。
そもそも決算書、確定申告書は何なのか?
税金を正しく計算し、
正しく納税する為に作成するもの。
そもそも
経営に活かす上では決算書をいくら
眺めていても、未来経営構築にはなりません。
未来経営をしていく為のツールに
変換することが必要なんです。
私はストラク図というものを用いて変換しています。
変動損益計算書とか戦略ストラックとも呼ばれています。
※10年近く前に学ばせて頂きました和仁達也さんの「超どんぶり経営のススメ」がわかり易いです。
決算書は難しいという方が多いですが
下記のようにシンプルに図に表すと簡単です。
あとは行ったり、来たりしながら
経営者さんと一緒に未来経営を練っていきます。
この図を用いると、
今どこに投資をし、
どこにお金と時間を優先的にかけていくのか?
イメージがわいてきます。
経営者さんや士業の方々向けのセミナーで
お話しするのは
使い方のノウハウをお話ししたあとに
必ずお伝えするのは
「言葉を変換しませんか?」
とお伝えしています。
会計用語でなく、
従業員目線、クライアント目線での変換。
3.粗利=付加価値という言葉から拡げていく
未来会計マスター協会では
粗利=付加価値
とお伝えしています。
ただここからが大事です。
いかに
「付加価値」という言葉から拡げていくか。
変動費=材料、仕入れに
付加価値を付けて
販売したものが売上です。
では
付加価値はなにから生み出されるのでしょうか?
固定費つまり固定の財産です。
言い方を変換すると
「その会社の能力」です。
固定費の代表的なものが、人件費。
人の能力、つまり人の特技、強みです。
家賃も固定費です。
言い方を変換すると
「その土地の利」「その土地ならではの強み」
この固定されたというネガティブな意味合いよりも
固定→安定に変換できますよね。
安定した能力、財産によって
生み出されるその会社ならではの付加価値。
そうすると
売上という言葉も
自然と変換されてきますね。
では
売上とは
ファンの人数 ✖ 商品の単価
こう考えていくと
ファンの喜ぶ表情がイメージされ
●この材料をどのように付加価値を付け提供しようか?
●この商品をどうやって伝えようか?(広告、宣伝)
●この付加価値を理解してくれるのは、
どこに住んでいるどんな方だろうか?
こんなやり取りを、社長としていると
一緒に未来経営を考える社長も
目をキラキラさせていただけます。
売上を上げる
数字を上げる
という表現も
言い方を変換すると
付加価値を知ってもらえるファンを増やしていく
となりますね。
営業の世界によくある
「売上数字を上げて来い」
でなく
「付加価値を知って欲しい。
ファンを増やしたい。
だから
一人でも多くの方に伝えに行ってきて」
に変換されますね。
きっと働く社員さんもモチベーションアップしていきますよ。
今回の投稿は当初「経営戦略」という表現にしましたが
「戦略」という言葉も「戦いの計略」ですから
風の時代の経営にはふさわしくないと感じ
すべて「未来経営」という言葉に変換していきたいと思います。
最後に
クローズでの定期セミナーも開催しますので
興味がある方は個別にメッセージお待ちしております。shinoproject734@gmail.com
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?