ナポリの田舎の雑貨屋さん
3/4は捨てた。で、残ったもの。
ナポリから車で75分の小さな村。
ほうきやバケツ、卵、文房具とか何でも売ってる雑貨屋さんで買った絵皿。
朝食を済まして村を探索している時にその雑貨屋さんを見つけた。小さな村で人々の生活をささえてる雑貨屋さん。
絵皿は隅の方にまったく売る気もなく置かれていた。
いかにも土産物って感じの絵皿。
お土産にはちょうど良いサイズだし確か値段も相当安かったと思うので購入した。町の教会と南イタリア名産のレモンの絵。
日本に持ち帰り良く見ると温かみのある色合い丁寧な絵付けがなんとも可愛らしい。いかにも土産物らしい物には興味ないけど、この絵皿はなんか愛着がある。
ちなみにこの旅の目的はBoutique Hotel Don Alfonso 1890に泊まる事。
ミシュラン★★★のホテルレストランです。
レストランは前菜がとても美しかった。
2泊目にアルフォンソ氏が「紹介したい人達が居る」と私達を呼びに来た。付いてゆくと厨房に案内され5人の日本人を紹介された。
彼らはこのレストランで前菜やメイン、デザートを任されている。夜、彼らの仕事が終わってから色々な話をした。
「イタリアには組合が有るので2年しか同じところで仕事が出来ない。このレストランの後、修行したいレストランが有るので今コンタクトを取っている。」など外国で修業する人達の話は逞しかった。
その1年後、中の一人から連絡をもらい東京で食事をした。
今彼は行きたかったピエモンテ州の三ツ星レストランで働いていて一時帰国をしているとのこと。そして、なんと5人の日本人が退職したあとドン・アルフォンソは星が★★になりアルフォンソ氏はえらく落胆しているそう。
そして、アルフォンソ氏は日本に魅力を感じていてとても来たいと言ってる(その後、アルフォンソ氏はホテルニューオータニでドン・アルフォンソフェアを開催している)
修行中の彼は1年後日本に帰ってきて大阪でイタリア料理店を開きたいと語っていた。どうしてるかなぁ今。
小さな村のレストランで昼食をとったけどそこで食べたソラマメのパスタが忘れられず日本に帰ってきて春になると何回も作る。
ドン・アルフォンソに行く前に立ち寄ったナポリのレストランの食事も忘れられない。
厨房ではおかみさんが腕をふるいホールでは旦那さんがキビキビと働いていた。イタリアではおかみさんが厨房で働くのはポピュラー。近所で働いてる人達で満席の活気あるレストラン。
ここの食事はいかにも町の定食屋って感じでボリュームが有る家庭料理。
ドン・アルフォンソの料理は一つも覚えてないんだけどこの定食屋と村の小さな食堂の味は良く覚えてる。
ドン・アルフォンソ近所のチーズ屋さんの事や田舎の人達が仕事帰りに立ち寄るバールで飲んだ安ワインの事ばかり。
三ツ星レストランの事は余り覚えていない、、、なんだ?旅って?
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