今度のレザーフェイスは“飛び出す!”いざ家族の敵討ち!!「飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(462日目)
「飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」(2013)
ジョン・ラッセンホップ監督
◆あらすじ
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猟奇食人一家は村人たちに惨殺されるが、赤ん坊のヘザーは唯一生き残っていた。20年後、スーパーの精肉店で働くヘザーの元に、財産を相続するよう書かれた手紙が届く。彼女は、友達や途中で合流した男たちと、テキサス州ニュートの大豪邸へやってくる。(公式より引用)
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「悪魔のいけにえ」シリーズ7作目で、1作目の直接の続編にあたります。「悪魔のいけにえ2」の存在はなかったことになっています。
「悪魔のいけにえ」で監督を務めていたトビー・フーパー氏は原作•キャラクター造形でクレジットされており、ジョン・ラッセンホップ氏が監督と脚本を務めています。
先日視聴した「悪魔のいけにえ2」では1作目の唯一の生き残りであるサリーの証言により捜査が行われたものの一家は失踪し、事件は未解決のままというところから始まります。
しかし今作ではサリーの証言によってすぐに自警団が駆けつけ、ソーヤー一家と壮絶な銃撃戦を繰り広げます。一家は皆殺しにされ、唯一の生き残りである赤ん坊のヘザーは自警団の夫婦に引き取られます。そして成人になったヘザーの元に祖母が亡くなったという知らせが届く流れで話が進んで行きます。
一作目を見ている方ならすぐに分かると思いますが、まずソーヤー一家の家族構成が前作と異なります。冒頭から“知らない人いっぱいいるなぁ”と思っていたら、駆けつけた自警団によってあっちゅう間に殺されてしまいますが。
そして、その一家の唯一の生き残りであるヘザーが主人公となります。(「悪魔のいけにえ2」のことは完全に忘れましょう)
中盤まではヘザーとその友人たちが“実は生き残っていたレザーフェイスに襲われる”という定番の流れながら巧みに伏線を散りばめており、後半は自身の出自や生い立ちを知ったヘザーがレザーフェイスと協力し、卑劣なハートマン町長たちと対峙するという非常に骨太な構成になっておりとても面白かったです。
後半からは思わずヘザーとレザーフェイスを応援している自分がいました。ハートマン町長がしっかり悪役ポジションだったので作品としてとても見やすかったです。
そして今作はタイトルで“飛び出す”と銘打ってるだけあり、劇場公開時は3Dで上映されました。もちろんDVDや配信などでは2Dなので飛び出しませんが、突っ込んでくる車や迫りくるチェーンソー、血飛沫や肉片が飛び出して来たのかなと思うとやっぱり劇場でそれらを拝みたかったですね。
多少B級感強めですがグロ描写のクオリティも非常に高く、十分に楽しめる作品でした。
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