ホラー要素も過激描写も少なめ!“ダークなトイ・ストーリー”「トイズ•オブ•テラー」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(443日目)
「トイズ•オブ•テラー」(2020)
ニコラス•ベルソ監督
◆あらすじ
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ハンナの一家はクリスマス休暇を過ごすために、人里離れた古い屋敷を訪れる。そこは、かつて小児病院として使われていたが、夫婦はリフォームして高く売ろうとしていた。一方、ゾーイとフランクリンの幼い姉弟は、玩具を見つけて大喜び。ところが不可解な出来事が起こり始め、乳母のローズも遭遇する。実は、ハンナは過去に小児病院で起こった陰惨な事件について隠していた。しかし、聖なる夜、ついに玩具が牙をむき、人間たちに襲いかかる。家族全員、無事にクリスマス当日を迎えることが出来るのだろうか。(公式より引用)
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秀逸な終わり方は非常に好みでしたが、内容はダークな「トイ・ストーリー」のような、ポップな「パペット•マスター」のようなどっちつかずな作品でした。
現在アマゾンプライムの100円レンタル対象ですがお気をつけください。
日本語字幕に対応していません!
これアマプラだとちょいちょいあるんですけどパッと見で日本語字幕があるかどうかが分からず、無料ならまだいいんですけど今回みたいに有料のレンタルの場合だと一度再生してしまうとおそらくもうキャンセルできないんですかね。
このあたりはちょっと定かではないんですけど、再生するまで日本語字幕があるかどうか分からない使用はなんとかしていただきたいです。
アマゾンプライム様お願いします。
なので今回は仕方なく英語字幕で鑑賞しました。
英検3級の実力を最大限に発揮し、また幸いなことに非常にシンプルなストーリーだったので3年連続大学受験に失敗した私でもなんとなく内容は理解できました。
全然つまらなくはないんですけど非常に地味と言いますか、いつ怖くなるのかな?と思っているうちに終わってしまった印象です。
オモチャたちはあまり個性的ではありませんでしたが、CGではなくストップモーションのような滑らか過ぎない動き方がとても可愛らしくて好みのタイプでした。また、その内の数体は人間の言葉を喋るので物語も進めやすいと思いました。
人間の襲い方は少々ワンパターンというか、驚かして階段から落としたり、クリスマスツリーがのしかかったり、その飾りが巻き付いたりと想像できうる範囲のもので斬新さはありませんでした。
アリシアがプレイするテレビゲームと現実がリンクしているという流れはすごく良かったです。
ゾーイ&フランクリンの幼い兄弟とアリシアの絡みもほとんど無いなど登場人物もあまりうまく動かせていないように感じました。
ラストシーンは非常に良かったんですけど、このシーンをやりたいがために半ば強引にローズをやっつけで死なせたのでは?とほんのり作為的な匂いがしました。
グロ描写も怖さも少なめのマイルドなホラー初心者向けの作品でした。
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