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【13】「芸能事務所で売上をたてる手段〜マネタイズプランニング〜」@月給500円の元吉本芸人が「新卒でエイベックス」⇨「中途でLINE」に入社するまで

芸能事務所で売上をたてる事〜マネタイズプランニング〜

朝業務も慣れてきて、ようやく業務に取り掛かるフェーズに差し掛かりました!

芸能事務所の部門と言ってもたくさん部署があります。大きく分けると下記の4つほどになります。(事務所によって差があります。)

①マネジメント部門
②宣伝部門
③デジタル部門
④営業部門(私が配属された部門です)

①マネジメント部門
シンプルにアーティストやタレントのマネージャーが在籍する部署となります。トップアーティストとなると、チーフ+3名ほどがマネージャーとしてついており、しっかりバックアップする体制が整っております。

②宣伝部門
アーティストやタレントがメディアに出演する際に調整する役割となっております。主に「テレビ」「ラジオ」「雑誌」「新聞」などなど。また、タレントの発表ごとなどがある際にしっかり記事にしてもらうために、色んなメディアの方と連携している部署となります。

③デジタル部門
主に、タレントのブログ周りでの収益をメインとしているセクションです。いわゆるデジタル領域で収益にコミットしている部署です。

④営業部門
私はここの部署に配属となりました。主に下記3点の売上にコミットするセクションです。

・広告契約料
・企業とのコラボ商品開発のロイヤリティ&ギャランティ
・イベント出演(営業)のギャランティ

私はここの広告契約と企業とのコラボ商品開発まわりを担当することになりました。

また、アーティストなのに、音楽まわりの収益は?と思う方もいらっしゃると思います。実は音楽・ライブ・グッズ周りの収益は社内の別チームで売上を計上する仕組みになっているのです。

マネジメントでタッチしない売上
・コンサート収益(ライブ制作チームの収益)
・音楽パッケージ(レコード会社の収益)
・音楽配信(レコード会社の収益)
・グッズ収益(MDチームの収益)
※最終的に事務所へ社内分配されます。

エイベックスが特殊なのは、ライブ制作・グッズ制作・音楽制作も社内にあるということです。

ほとんどの芸能事務所が、外部の会社に発注というのが当たり前だが、エイベックスの場合は社内にすべてのリソースがあるという360度のビジネス展開ができます。

社内にそのセクションがあるということで、すぐにMTGも可能ですし、意思決定のスピードも他社と比べたら早いほうなのではないでしょうか。

ここが総合エンタメ企業と言われる大きなポイントなのかなと思います。

続く


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