元お笑い芸人がIT人材になるまで
どうも。どうも。32歳の元芸人サラリーマンです。
私のキャリアをざっくり紹介します。
21歳:芸人⇨エイベックス
26歳:エイベックス⇨LINE
30歳:LINE⇨今の会社
という感じの若干異色のキャリアを歩んでいます。
芸人時代の同期(東京NSC15期生)で言うと、今をときめくニューヨークや鬼越トマホークなどかなりキャラクターが渋滞している期でした。
というわけで今回はお笑い芸人がIT企業の従業員になるまでについて書いていきたいと思います。
お笑い芸人のセカンドキャリアと聞くとどういったものがあるか想像つかないことがあると思いますが、いろんな仕事があると思います!
まずは一例として私の事例を紹介させていただけたらと思います。
①新卒でエンタメ企業へ
まず私は元お笑い芸人と言うバックグラウンドから、「 夢を追う人たちの後ろ盾になりたい」という思いで就職活動を始めました。その中で絞った業界はメディアとエンタメ業界です。その後、ご縁があってエイベックス株式会社という音楽エンターテイメント企業から内定をもらいそこで約3年間従事いたしました。
エイベックスではエイベックスマネジメントと言う芸能プロダクションのセクションでビジネスアライアンス部門に配属となり、主にBtoBの仕事に従事しておりました。具体的にどのような業務を行っていたかと言うとエイベックス所属のアーティストやタレントと企業のコラボレーションを推進し、マネタイズを図ると言う業務内容でした。
例えば、とある企業が広告にエイベックスのタレントを起用したいと言う要望に対して対応したり、企業と一緒にコラボ商品開発を作ったり、イベント出演の調整などを行っていました。
企業からの予算をいかにエイベックスに回してもらうか。この事を常に考えてました。
なので、カウンターパートとしては、広告代理店やメーカー、商業施設など有りとあらゆる企業様と連携しマネタイズを図っておりました。
②エンタメ企業からIT企業へ
私は、エイベックスで3年間働いたのち、LINE株式会社へ入社しました。
どのような職種で転職したか?
それは「ビジネスアライアンス」でした。
このビジネスアライアンスとは、外部パートナー連携などを意味し、オンボーディングやカスタマーサクセス、ビジネスデベロップメントなど多種多様な領域を担っております。
また私が担当したサービスは、LINE BLOGとLINE LIVEです。いわゆる、LINE株式会社が運営するエンターテイメントサービスにおいての、コンテンツ獲得というポジションを担当いたしました。
どうでしょうか?
この職種でIT業界の知識は必要なのでしょうか?
それよりどちらかというと、芸能分野での交渉や折衝に長けている人が採用されやすいと思いませんか?
このように、業界知識が乏しくとも、職種の業務内容とこれまでのキャリアがマッチしていれば未経験でも入社は可能という事です。
他にも、楽天だったら出品するお店へのオンボーディングが必要なケースがあります。店舗営業の経験があればそのような職種にマッチするとは思いませんか?
また、楽天やLINEなど、多岐にわたる事業を展開している企業では様々なバックグラウンドをお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。
例】
楽天トラベルでは、元々旅行代理店出身の人とか。
LINE証券であれば、元々証券会社の営業の人とか。
現在、様々なサービスがテクノロジー化されているので、一見IT業界ではない人も、IT業界から重宝される人材になります。
入社してすぐ担当したのは実はLINE BLOGでした。
芸能人の方のBLOG開設をする営業を担当し、様々な芸能事務所様とやり取りをしておりました。
その後すぐに、ライブ配信サービス「LINE LIVE」の運営を担当。
基本はこのLINE LIVEを5年担当していたと言っても過言ではありません。
番組のプロデューサーをやったり、レコード会社と契約周りをまとめたりと自分の中では、本当に未開の地へ足を運んで戦う気分でとても刺激のある毎日でした。
そして、近年では、LINE LIVE内に「ライバー」と言われる方々に向けてイベントの訴求を担当しておりました。
残念ながら2023年3月をもってこのLINE LIVEは終了となってしまいました。5年間携わらせていただいて本当に感謝しかありませんし、サービス終了と言うのはとても悲しいものです・・・。本当にありがとうございました!!!
③まとめ
私もまさかお笑い芸人からIT企業の従業員になると思っていませんでした。さらにIT企業人材になるために何かを 戦略的に動いていたわけでもありません。その時その時の目の前の業務に対して誠実に対応してきたつもりです。 なので、「夢追い人がIT人材」になるまでのロールモデルとして捉えていただけますと幸いです。
私自身今後どのようなキャリアに進んでいくのか明確に定めているわけではありませんし、正直定めてもあまり意味がないことなのかなとも思います。
ただ、 常に他業界や他職種のアンテナを張り巡らせて、日々過ごしていく事は続けるつもりです!
サポート頂けると大変ありがたいです。精一杯頑張ります!