眠れる森の
朝、目が覚めたら
君が居ないことなんて
わかっていた
わかっていたから
目蓋を開けなければ
見なくて済む現実があると
思い込んでいたけれど
朝の光は容赦なく
カーテンの隙間から差し込んで
放っておいてくれないみたいだ
この際ずっと眠らせてくれよ
頭を働かせずに済むように
何も見なくても済むように
疲れてしまったんだ
何かに期待することにも
その挙動にいちいち反応するのにも
この際ずっと眠らせてくれよ
朝が来ない森の中で
光が差さない闇の中で
この際ずっと眠らせてくれよ
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