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メンタルと学びを天秤にかけながら

就活体験記第三章:民間就活前半戦、開幕。
第二章はこちらから。

6/17に受けた面接をきっかけにひどく落ち込んでしまい10日間ほど就活から離れざるを得ない状況となった。

それまでを前半戦として振り返っていく。

ESが書けるか、書けないか。

ES、(エントリーシート)の提出=選考に参加しますということになる。

まずESのテンプレートを作って大学の就職支援課の方に添削して頂きながら記入をしていく。
具体的には「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」を各400字程度で3パターンほど用意をしておく。

これが第一関門だった。

自分の性格を「〇〇力」という言葉で表して、それを裏付けるエピソードを探してこなければならない。欲を言えば、企業によって変えたほうがいいとか。

従来、自己肯定感が低めな私には抵抗がある作業だった。
私の長所は私が一番知りたい。一番知っているのは私なはずなのだが。

参考にしようとネットで「ES 書き方 例」とたくさん調べた。

「この言葉遣いはNG!」「正しい敬語の使い方」「貴社と御社の違い」
これらのアドバイスは非常に役に立ったし、救われた。

しかし、目につくところに

「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が『バイト』のESは落ちる!」「人事が嫌う自己PRベスト3!」など信憑性の曖昧な記事が散見された。

閲覧数を稼ぐためなのかもしれないが、
就活生の心は非常に、非常に不安定で繊細である。情報に踊らされやすい精神状況なのだ。
私のように「私ガクチカ、バイトで提出しちゃったよ~!落ちるの確定だ」と無駄に落ち込んでしまう就活生もいる。大丈夫。そんなことないよ。
大切なのは「WHAT」より個性が出せる「WHY」の部分である。

「こうしなければ落ちる」「こうすると受けがいい」というような記事は、本来企業が見たいはずの学生の本音や考え方の部分を表現しにくくなってしまう。

私は本心で全てを話して受け入れてもらえる会社で働こう。と誓った。

次に「志望動機」「弊社でやり遂げたいこと」の部分。
企業で働く自分を想像することが大切になってくる。
ここで自己分析が捗るのではないだろうか。

インターン経験者は、この質問で未経験者と圧倒的な説得力の差をつけるのだろうか。
私は未経験者なため、会社のHPサイトと会社説明会を見て、ありったけの想像力を持ってひねり出していたが一番回答にカロリーを使う質問だった。

例えば「銀行員ってかっこいい」と思い、とある銀行のESを書いたのだが、金融にまつわることを専攻しているわけでもない。経済学は苦手。
「私が貴行に入行した際には…」から何も進展せず応募を諦めた。

ここでサクサク思いをのせて記入が出来たら選考も進みやすいのかもしれない。

実践あるのみ!

面接はつらいけど、学べることが多かった。

正直、面接は好きではない。二度とやりたくない。
自分を商品のようにして企業に売るのは精神的につらかった。

ただ「あ、この話全然ウケないな」「そこ深く聞いてくるんだ。じゃあ次の企業までに対策練っておこう」「確かに…なんで私この行動をしたんだろう、考えてみよう」と反省が勝手に自己分析につながっているケースが多い。

あと人事の方は「全然関係ない業界で働いてましたが、中途で入ったんです」という方が圧倒的で「転職って当たり前なんだな。」など肌で実感できる部分が多くて非常に勉強になった。

一次面接は落とす理由を探られ、
二次面接は受かる理由を探られる。

企業にもよるが採用までに2回~多いところで5回、一般的には3回面接がある。
私は二次面接に通ったことがない。(内定先は一次→最終だったため)

いくら企業分析を頑張って自己PRと絡めて会話をしても笑顔でひたすら「どうして?」「なんで?」と深掘りをされる。満面の笑顔で落とされる。手ごたえがあっても容赦なく落とされる。
可もなく不可もなく、ただ「どうしてもShibaでなきゃ駄目」というポイントが見つけられなかったんだろう。


怒涛の二次面接不採用ピークが訪れた。

そのタイミングで面接の回答やESの内容、どこを受けているのかに関してしつこく干渉してくる親と喧嘩してしまい、メンタルはどん底に。
普段は優しい親なのだが、ひどい言葉を浴びせられてしまった。

メールボックスに通知が来るたびに恐怖。動悸がしてきてしまう。
「なんでそうしたの?」と面接官に聞かれるたび、人格否定である、と頭が錯覚する。
人間不信になりそうだった。社会にも親にも必要とされないんだって思った。
なんだかずっと息苦しかった。全てにイライラしたし朝なんて来るなと思った。

6/17の面接は特に圧迫面接、というわけではなかったのだが。
終わった瞬間に涙が止まらなくなってしまった。

このままでは心が壊れちゃうかも…休もう…。
面接の予定も選考中の企業も6月中旬で0になった。

つづく







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