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楽器が弾けなくても、音楽学校に通わなくても、作曲は出来ます
※この記事では、読みやすくするため作曲+編曲のことをまとめて「作曲」と記載しています
多くの方が、作曲には高度な知識や楽器演奏技術が必要だと思っているように感じます。
しかし、全然そんなことはありません。
僕は作曲家をしていますが、人に見せられるレベルで楽器は弾けませんし、高い専門知識もありませんし、ましてや音楽学校に通ったこともありません。
お恥ずかしながら音感もそこまでありません。
何なら友達とカラオケに行っても、大体僕が一番音痴で困っています。
どうやって曲を作っているの?と聞かれたら「ノリと勢いで作っています!」と答えています。
(強ち間違ってはいないのですが、実際は丁寧に作っています)
楽器もろくに弾けず、音楽学校にも通っていない僕が作曲できる理由を2つ紹介します。
理由①:知識や技術を補完してくれるソフトがあるから
Ⅰ.Scaler2を使えば知識が無くても作曲できるし、使っていくうちに知識がついてくる
![](https://assets.st-note.com/img/1706726426020-H0sSC0HRaa.png?width=1200)
僕は初心者の頃から今でもずっと、知識を補完するためScaler2というプラグインを使っています。
作曲を勉強し始めると序盤にスケールやコード進行といったワードが出てくるのですが、人によってはそこで拒絶反応が出て挫折してしまうでしょう。
ですがこのソフトさえあれば何とかなっちゃうんです。
例えば、
「Cメジャーペンタトニックスケールとは?」を検索すればその音の並びを教えてくれますし、
「EM7とE7の違いは?」を視覚的・聴覚的に教えてくれますし、
「今適当に鳴らした和音は何のコード?」→Bdim7だよと教えてくれます。
このソフトに頼りきりになっているうちに、
「ダイアトニックコードってそういうことだったのか!」
「ペンタトニックスケールってこんな音の並びだったんだ!」
「7、M7、m7って全然難しくないんだ!」
といったことが自ずと分かってくるようになります。
このプラグインの具体的な使い方についてはリクエストがあれば別の記事で紹介しますね。
ちなみに1万円弱で買えちゃいますので、とりあえず買ってみるのはアリです。
Ⅱ.本物と聞き間違うレベルで高音質な生楽器音源が沢山ある
僕の作る曲には、ギター・ベース・ピアノ・ドラム・ストリングス・ブラス・シンセ・民族楽器などの様々な楽器が登場しますが、僕はどれも弾いていません。
ではどうしているかというと、楽器を再現したソフト音源を使って「打ち込む」ことで制作しています。
今の時代、とても高音質な楽器音源がたくさんあります。
品質が高いものはそれなりの値段がしてしまいますが、曲を作るだけなら無料のものでも何ら支障ありません。
▼僕が愛用している音源の一部を紹介しちゃいます
![](https://assets.st-note.com/img/1706536321804-2DXoOnue2x.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1706536278023-g5QZ7U01sO.png?width=1200)
自分で楽器を弾いてレコーディングできるに越したことはありませんが、楽器一つ買うのにも数十万円してしまいますし、レコーディングに実用できるほど練習するのに何百時間もかかってしまいます。
いざレコーディングしようと思っても、今度は高品質な録音機材やノイズの少ない録音環境が必要になってしまいます。
下手したら、打ち込みの方が音質が良かったなんてこともよくある話です。
また、生楽器はレコーディング後に修正できる範囲が限られています。
リズムや単音の音程は後からある程度編集できますが、例えば後からキーやフレーズを変えたくなった場合は再度録り直さなければいけません。
もし録り直した部分だけ音質が違えば違和感が発生しますので、全部録り直さなければいけなくなるかもしれません。
これらの理由から、曲を作るだけならソフト音源を使うことが現実的で合理的な方法だと思っています。
打ち込みは決して逃げでも悪でもないです。
理由②:知識は作りながらついてくるから
Ⅰ.まずはやってみることが大事
僕は小学生の時、ニンテンドーDSの大合奏バンドブラザーズというゲームの作曲モードから作曲の世界に入りました。
知識も技術も無いため低クオリティでカオスな曲を量産していましたが、そうやって遊んでいるうちに知識や経験が積み重なっていったような気がします。
ところで音楽とは関係ないですが、僕が教育関係の仕事をしていた頃、生徒に口を酸っぱくして言っていたことがあります。
「手っ取り早く80点を取りたいなら教科書を読んでから問題を解くのではなく、知識が無くとも一旦問題集を解いて〇付けし、×だった問題の答えを全部覚えちゃいましょう。全問正解になるまで繰り返しましょう」
「100点を取りたい人は、↑が完璧になったら教科書を隅から隅まで読みましょう」
こう言っていた理由は3つあります。
知識ゼロで教科書を読んでも面白くない上に、何が重要か分からないので非効率的だから
重要なところは問題集で出題されているはずだから
ざっくりとした知識をつけてからの方が知識を深めやすいから
作曲にも同じことが言えます。
「手っ取り早く1曲作りたいなら音楽理論を勉強してから作曲するのではなく、知識が無くとも見様見真似で自由に曲を作ってましょう」
「もっと高度な曲を作りたい人は、曲を一旦最後まで完成させられるようになったら音楽理論を勉強しましょう」
まずはそんな感じで良いんです。
やっていくうちに、
「高クオリティな曲はどうやって作るんだろう?」
「バンドっぽい曲はどうやって作るんだろう?」
「エモい響きはどうやって作るんだろう?」
と興味が出てくるようになります。
そうなってから音楽理論や楽器のことを勉強すれば良いんです。
Ⅱ.手軽にそれっぽい曲を作る裏技を公開します
スマホにピアノのアプリをダウンロードする
アプリ内にメトロノームがあれば、BPM120くらいに設定して鳴らす
「黒鍵だけ」を思うがままに弾く
騙されたと思ってやってみてください。
F#メジャーペンタトニックスケールというスケールで、良い感じのメロディが簡単に作れますよ。
作れる楽しさを皆さんに体験してほしいです。
良いメロディが出来たら、忘れないように録音してくださいね。
もちろん、本格的に作曲したくなったらパソコンにDAW(音楽制作ソフトの総称)をインストールしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
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また次の記事でお会いしましょう。