鴨川シーワールドに行ってきました
鴨川シーワールドに行ってきました!
7月は鴨川シーワールドに行ってきました。
何度か行ってる友だちに事前に聞いていた情報では「直ぐにつくよ」と言う事だったんですが、いざ調べてみると3時間かかることが判明し、地元から始発電車で行くことにしました。東京駅までつけば直通の高速バスが出ているので乗り継ぎもなく比較的移動は楽です。「直ぐ」という概念を疑う体験でした。
鴨川シーワールドとは
水族館の魅力は「生命(いのち)の輝きとふれあえる海」日常生活では出会うことのない、海の生き物たち。それぞれに豊かな特徴や生態を持つ個体が生き生きと活動し、新鮮な驚きや純粋な感動さえも感じさせてくれます。そんな生命の輝きとありのままに向きあい、心と体でふれあう歓びを、誰かに伝えたくなるほどの忘れない瞬間を手わたししたい。という願いがあるそうです。
また、シャチやベルーガ、イルカ、アシカなどのパフォーマンスをするプールがそれぞれ別れているのが特徴の一つでした。
トロピカルアイランド
まずは入り口から入っていちばん目の前にあったトロピカルアイランドへ向かいました。ついつい口にしたくなるような名前の可愛さ。熱帯の珊瑚の環境を6つのエリアに区切り、再現しています。そしてここではアカウミガメの赤ちゃんを見ることができます。このアカウミガメの赤ちゃんは千葉県の砂浜でふ化した子ガメたち。産卵の時期に卵の保護活動を行っているそうです。アオウミガメよりもちょっと顔がキツめでキリッとしています。そして全体的に赤い体がアロハシャツを着てるようでした。
そして、円柱の全面ガラス水槽にはたくさんのカクレクマノミが。全て鴨川シーワールドで繁殖をしています。そのため、人間に慣れているみたいでカクレる心配もなく鮮やかで美しいクマノミの群れを見ることができます。
コラールメッセージ
トロピアルアイランドから直結しているコラールメッセージへ、ここでは自分で描いた魚が泳ぎだす幅7mの巨大なデジタル水槽が。子どもも大人もついつい夢中になって楽しめる空間です。早速私も自分だけのエイを描いてみることに。……あれ?絵心が無さすぎてエイの形をしたキメラが誕生しました。
数分間自由気ままに泳いでる姿を見ているとちょっと恥ずかしかったです。変なところでメンタル強めなのは作者に似たのかな……。
サーフスタジアム
イルカ、ベルーガ、シャチそれぞれのパフォーマンス時間が近付いて来たため、移動することに、はじめはイルカパフォーマンスを見ることにしました。イルカパフォーマンスが行われるサーフスタジアムに向かうとプールの大きさがイメージよりも小さいと感じる第一印象でした。水族館自体はこんなに広いんだからもっと大きくしても良いのでは?とも考えていましたが、ショーが始まるとその考えは間違えていたと気づかされました。
まず、スペースが小さい分イルカたちの見事なジャンプなどが多く繰り広げられます。移動時間が少ないので水のなかに潜っている時間が少くなり、限られた時間の中で満足度の密度が高くなっている印象でした。また、ここでは今まで私が見たことがないようなパフォーマンスが多くありました。トレーナーさんもプールの中に入り、イルカの上でサーフィンをしたり、コンビネーションでジャンプをしたり、プールサイドでトレーナーさんが左右揺れるようなダンスをするとそれを真似してイルカたちが尻尾をフリフリしたり、小さい空間なので細かい動きも見やすかったです。広いからこそ、ショーも迫力があると思っていましたが全然そんなことはないんですね。
マリンシアター
マリンシアターではベルーガのパフォーマンスを見ることができます。映画館の様な空間に室内なので雨が降っても外の灼熱の暑さも気にしないでベルーガが泳いでいる姿や水中パフォーマンスを見ることができます。スピードのある泳ぎや高いジャンプができないベルーガだからこそ、その特徴や賢さを活かし、超音波を使った「エコーロケーション」の実験などを通じて音にまつわる超能力を紹介します。真ん中に来るとき、頭から泡を出してくれる姿も可愛い……。トレーナーさんと一緒にパフォーマンスをしている最中に少しじゃれあうのも可愛い……。マイクを使ったトレーナーさんの声マネも可愛い……。人間の声マネができるのはナックだけで、それだけでも見に行く価値はあります。とにかく癒されました。
オーシャンスタジアム
次のパフォーマンスはシャチ。席取りへ向かうとまだ一時間前なのに多くの人が座っていました。そしてしきりに水族館スタッフが「濡れますよー。いちばん後ろでも濡れることもありますよー。お気をつけください。」とアナウンスが、そして最前列から3、4列めの人たちはカッパを買いに売店へ走る姿も見られました。私はカメラを持っているので最後尾の席に座ってスタンバイ。そして始まったシャチのパフォーマンスは本当に最前列から3、4列目は水がかかってびしょびしょになります。というかわざと水を観客席に向かってかけてきます。そのダイナミックさは笑ってしまうほど、久しぶりに腹の底から笑いが込み上げてきました。最後尾に座ったので大丈夫だろうと思っていましたが、足に少し水がかかるほどの威力はありました。カメラを持っていなければ今度はカッパを着て見るのも良いかもしれないと次もまた来たいと自然に思ってしまいました。
また、ここでのショーはトレーナーさんが飛びます。比喩じゃありません。本当にシャチがトレーナーさんを飛ばします。そして、トレーナーさんがシャチの上に乗って一緒に泳ぎます。想像の遥か先を越えた、シャチとトレーナーさんの絆があるからこそできる感動的なパフォーマンスでした。
ピリカの森
3つのショーに感動した私はその余韻と共にピリカの森へ、北アメリカ・アラスカ沿岸の一部を再現した空間になっています。ここで出会えるのは太平洋の亜寒帯域に広く分布し、日本では北海道東部の沿岸に生息しているエトピリカです。エトピリカはアイヌ語で「くちばしが美しい」というのが名前の由来で、その名前の通り鮮やかな大きなくちばしをもっています。空を飛ぶこともできるみたいですが、翼が短いため長距離は苦手で逆に水中を飛ぶように泳ぐ方が得意です。見た目は鳥なのにおもしろいですよね。
大水槽の乙女
再びトロピカルアイランドに戻り大水槽を見ているとお洒落なヒョウ柄を纏ったヒョウモンオトメエイに出会うことができます。エイの中でも大型で尾の刺には毒がある乙女なエイです。そしてこの水槽ではフーディングタイムが1日一回行われ、ヒョウモンオトメエイやサメ、ウミガメ、そして小さな魚たちのお食事タイムを見ることができます。ただ食べいる様子を見るのではなく、トレーナーさんが指し棒などを使った注目ポイントを説明してくれるので、どんな口の中をしているのか、何が好物なのかを知ることができる、魚類の魅力が一気に伝わる時間となっています。
見たいと思っていたパフォーマンスは全て終わり、少し遅めのお昼ごはんを食べようと思い行きたかったレストラン「オーシャン」に向かったところ時間が遅かったため、閉まっていました……。残念。そして私は気づくのです。この日は閉館が16:00ということに。時間を確認すると時刻は15:00過ぎ、混雑を避けるためお土産ショップに向かいバスに乗り込まなければとなんとも慌ただしい最後でした。
今回行った水族館は
施設名:鴨川シーワールド
住所:〒296-0041
千葉県鴨川市東町1464−18
開館時間:9:00~16:00(季節によって変動あり)
入館料:3000円(一般)
参考資料
『水族館めぐり』 G.B.出版社
『#水族館に行こう 』 JTBパブリッシング出版社
鴨川シーワールド公式サイト