2019.10.14 さらば青春の光『ステゴロ』福岡編 レソラNTT夢天神ホール
このトップ写真、西陽の光と、ルイヴィトンのロゴと、前を歩く親子のバックショットで、なんとも麗しい構図になってるのだけど、これはさらば青春の光のライブ会場の手前で撮ったものである。今日はこれほど気品溢れる建物の最上階で、さらばによるハイエナジーでハイカロリーな、ワーキャーファン不在のゴリゴリのお笑いライブが繰り広げられていたのだ。様々なものが隣り合わせにあるというのが世界の常であるという実感をまざまざと。
ステゴロは、簡素なセットで新旧の傑作ネタやるラフな企画で。次のネタ衣装に着替えながらトークをしたり、幕間も生かした構成になっていてすごくよかった。ネタは「医学部」「副担任」「ファンタジー」「下ネタ無理」「漫才(例え話)」「食の匠」「終電逃させ屋」の7本。「終電逃させ屋」のネタは、福岡の駅/バス停の名称を用いたローカルアレンジがされていたのも楽しかった。ただ、「しちくません」じゃなくて「ななくません」ね!
さらばのネタは、これはどう話を運んでいくんだろうと期待させまくる導入から、それを予想だにしない方向に裏切ってから、その逸脱でずっと遊び続けるものが多くて、ツボに入ると本当に笑い転げてしまう。大好きな「ファンタジー」というネタが観れて嬉しかった。最初から奇妙な状況を、そういう方向でイジるのか!と初見時は鳥肌が立った。SF界をも揺さぶる圧巻の作劇。確かに、実際の未知ってこういうことだよな、という説得力がある。
今回は、森田哲矢がツッコミに回るネタばかりでとても興奮した。森田さんのあの言い方による一言から物語が覚醒してしまうので、だんだんと歪んでくる表情までもたまらない。今回は最前列で観れたので存分に味わえた。そして東ブクロによる、飄々としたサイコボケの数々も素晴らしい。本当にそういう人に見えてくるのだ。役者として優秀すぎ。来年は本公演も開催してくれるようなので期待しかない。とりあえず2人は夜の中州を楽しんで!
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