なるほど!ザ★アイルランド
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は終日雨でしたので、せっかくの土曜日は、雑用と読書とかに終わってしまいました。週末の雨は予定が狂ってしまいますね。
さて今日は、気になる国の文化について少しお話をします。
アイルランドについてです。
欧州の国で、イギリスと隣接している島国です。
イギリスに比べると日本での知名度はかなり低く、訪問したことがある人は少ないですね。
かく言うボクも一度も訪問したことはありません。
しかしながら、日常生活の中で、アイルランドの文化に触れたり、仕事上でアイルランド企業と取引して、そこの社員が来日して話をしたりしたことがあり、気になったりしたことがあるので、書きます。
アイルランド製品で馴染みがあるとすれば、黒色のビールギネスビールですね。
次に人気のスポーツと言えば、ラグビーやサッカーで、一昨年の日本でのラグビーワールドカップでは、日本が大金星をあげました。
また、音楽も盛んな国で、U2、ENYAといった世界的なミュージシャンが排出されています。
アイルランドのお祭りで、毎年世界中で祝われているものがあります。
セントパトリックスデー
アイルランドにキリスト教の教派であるカトリックを布教したセント・パトリック(聖パトリック)の功績を讃えて制定された日。3月17日はセント・パトリックの命日で、アイルランドでは祝日になっています。
今年はまもなくと言いたいところですが、このパンデミック下では、以前のような派手なお祭りは期待できないでしょう。
セント・パトリックス・デーが近くなると、アイルランドを筆頭に、世界各地で緑色をテーマカラーにさまざまなイベントが催されます。緑のコーディネートで統一された楽団によるパレード、緑のビール、川や噴水を緑に染める…などなど、世界は緑一色!
アイルランド本国よりも、アメリカに住むアイルランド系のほうが人口が多いと聞いたことがあります。
ボクがこの日を初めて知ったのは、豪州に暮らしていた時で、語学学校の先生がアイルランド系の人で、昨日はセント・パトリックス・デーでとても楽しかったと、目を輝かせて話をしていたのが印象に残ったのでした。
セント・パトリックス・デーには、いたるところで三つ葉のクローバーのデザインを目にします。これは「シャムロック」と呼ばれる、アイルランドの国花。
”ギロッポン”でもアイルランドに
日本に帰国して、数年後に友人となぜか六本木に飲みに行こうという話になり、アイリッシュパブに行くと、偶然にもセント・パトリックス・デーでした。
飲み物はもちろんギネスビールを頼みました。
音楽に合わせて、踊る人達で、大盛り上がり。しばらくすると知らない女性がボクに肩を組んできて、話しかけてきました。たしか「みんなで楽しみましょう!」的なことを言ってたと思います。
お店に設置されていたテレビには、U2のライブ映像が流されました。
六本木では昼間にセント・パトリックス・デーのパレードもやっていたらしいです。
非常に楽しい経験ができたので、また別の時に同じ店に行ってみると、欧州サッカーの中継がされていました。
中村俊輔選手が所属していた頃のセルティックの試合でした。
アイルランドではなく、スコットランドリーグですが、セルティックにはアイルランドの英雄ロビーキーン選手が所属していたので、その時にいたかはっきり記憶は定かではないですが、まぁ、アイルランド風にしているのかなと思いました。
ロビーキーン選手はこんなエピソードがありました。※wikipedia
日韓W杯でアイルランド代表として訪日した際、宿泊先の出雲ロイヤルホテルのロビーにてふざけてボールを蹴ったところ、シャンデリアに直撃し破損させてしまった。キーンはすぐさま謝罪し弁償すると申し出たが、大きな損傷ではなかったためか、ホテル側は「シャンデリアにサインをして頂くだけで良い」と咎めなかった。
映画も音楽も
世界的なミュージシャンを輩出するだけあって、音楽のレベルは高く、映画での挿入歌でも非常によいものがあります。
ボクはたまたまレンタルで観た「ONCE ダブリンの街角で」という映画で、主人公がストリートミュージシャンで、知り合ったチェコ出身の女性と親しくなる話ですが、映画の中でいろいろ曲を歌います。それらが非常に良い曲が多く、路線バスの中でギターを弾いて歌うなんて、日本じゃ接待にあり得ないシーンもありました。
そして、前述のボクの勤務先がアイルランドの会社と取引していた時に、そこの技術者が会社に来て、研修をしてくれたのですが、夜に歓迎会を開いて、その時に質問をしてみました。
なぜ、アイルランドは大物ミュージシャンを輩出したり、いい歌がたくさんあるのですか?
すると彼はこう答えました。
悲しい歴史が、良い詩を作らせたんだと思う。
確かにアイルランドはイギリスに侵略されたり、今は独立していますが、島の北部の北アイルランドはイギリスの一部になっていて、非常に複雑な状況になっています。
人々が歴史の中で辛い経験の中で、音楽が励みになったりしたのが現在に至ることなのですね。
アイルランドの文化を楽しんでみると面白いですよ。
それでは、また。