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小ロットを集めても大ロットとイコールにはならない。

最近は、多品種小ロットと言われることもあります。
確かに、ちりも積もれば山となります。
小ロットが集まれば総数は多くなります。

ですが、ここで勘違いしてはいけないのは、
多品種小ロットを集めることは大ロットではなく、
あくまで小ロットの集合体である。
ということです。

よく言われるのは、
一つ一つは小ロットだけど、そこそこの総数があるから大きいロットの加工費でやってほしい、的なことです。

これは根本的に違います。

小ロットということは、それぞれに仕様も違えば、工程も違います。
準備、裁断、縫製、出荷までそれぞれに違う作業を繰り返していかなければいけません。
総数確保をしているのであれば多少考慮できる部分はあるかもしれませんが、基本的に小ロットを集めることは大ロットとイコールにはなりません。

言ってみれば、オーダー対応を繰り返していくようなものですから、
効率的には非常に落ちてしまいます。

それが嫌だと言っていては仕事になりませんが、
発注側も受注側もこのことを理解していることは重要なことだと思います。





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しゃく。笏本達宏。町工場の3代目。
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