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【3分で斬る】古き良き時代を守る人たち。#37

どうも。
社会福祉士・保育士のしぶです。

2児のパパをしたり、児童福祉施設の先生をしたり、これからの福祉や子育てを考えるコミュニティを運営したりしてしております。

みなさま、どうお過ごしでしょうか?

さて、今日は
『古き良き時代を守る人たち』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。

本題に入る前にお知らせさせてください。
わたくし、社会福祉士しぶの記事では、
人とのコミュニケーションにおいて、
みなさんが強い気持ちをもって人と関わることができる、
そんなお話をさせて頂いております。
毎日夕方6時の配信です。
ぜひ、ご参加していただきたいです。
よろしくお願いします。


そんなこんなで本題でございます。

今日はですね、
『古き良き時代を守る人たち』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。

みなさんにとって、子ども時代の一番の思い出ってなんですか?

ぼくはですね、子ども時代を施設で過ごしたことをすぐに思い起こします。

ぼくは、2歳から高校1年生までの時期を、
児童養護施設という場所で暮らしていました。

そんなぼくが育った施設で、この間、
卒業生や先輩、元職員さんが集まったバーベキュー大会に参加しました。

そこでまず驚いたのは、
ぼくが退所してから20年ほど経つのに、
何も変わっていないことでした。

外部から身を守るためのセキュリティを強化する、
今の時代において、
あまりにも逆行しすぎているんです!笑

なんなら、外部とつながる小道ができたりなんかして、
進化している!笑

施設の門扉は常に開いていて、塀(囲い)はなく、
いつ誰でも入れてしまう状態。

もちろん、子どもも出放題なんですけど、
今の子どもはヘンに落ち着いていて、
勝手に出ていって悪さをする子どもは、
ほとんどいないそう。

昔からいる職員さんに聞くと、
そこには、施設開所当初から受け継がれている思いがありました。

「いつ誰でも、助けてほしい人がこの施設に入れるように、門はあけたままにしておきなさい」
「ごはんは、施設にいる子どもの人数分だけじゃなく、助けを求めてくるだろう人の分まで常に作っておきなさい」

この思いが、今でも脈々と受け継がれているのです。

この信念を、
今の時代に貫き通すことがどれだけ大変なことか。

国や県、市などの行政から、
指摘や改善命令も散々受けて来たでしょう。

「門扉は常に閉めるようにしておきなさい」
「もっとセキュリティの強化をしなさい」

でも、信念を曲げない人たち、
上からの圧力に対して「NO」と言える人たちが、
施設の園長先生をはじめ残っているんだと思うんです。

その覚悟のなんたることか。
相当な覚悟の連続だったと思います。

「周りに文句なんか言わせない」
「何かあっても、おれが守る。責任をとる」

今の時代には合わない表現かもしれないけど、
まさに男気のある方なんだろうなと思います。

そんな人たちに守られて過ごせた施設生活は、
ぼくにとってかけがえのないものです。

そして、その施設は今でも変わらずそこにある。

いつでも、誰にもオープンで、戻れる場所、
帰ってきてもいい場所としてあり続けてくれている。

それは、いろんな人の覚悟や責任を伴った行動があったからだと思います。

ぼくは、
もっと見習わなきゃいけないなって思っています。

いまの世の中、
誰かのせいにする人があまりにも多すぎると思います。

誰もかれも自分の責任のなかで、やろうとしていない。

誰かのせいにして、それで終わっている

ぼくは、毎回思います。
しょうもない生き方してんなって。

もしかしたら、そのしょうもない人間の一員に、
自分もなっているのかもしれません。

だけど、ぼくは〝誰のせいにもしない生き方〟を常にイメージしています。

自分の行動すべてに責任をもつようにしています。

毎回言いますが、誰かのせいにしてそれが当たり前の世の中に誰が暮らしたいと思うでしょうか?

そんな世の中を、次の世代に引き継ぐんですか?

世の中をつくっているのは、
間違いなくぼくたちオトナです。

少なくとも、ぼくの知っている施設の園長先生や職員さんたちは、ぼくたちのために責任をとってくれました。

そんなオトナに少しでもぼくは近づきたいし、
カッコイイ大人であり続けたいと思っています。


ということで、今日は『古き良き時代を守る人たち』というテーマでお話しいたしました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

それでは、また明日の夕方6時にお会いしましょう。

社会福祉士・保育士のしぶでした。

じゃあ、またねー!

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