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幸せを分けてくれるフレンチ・クレームブリュレ・トースト
普段はパンを食べない私だが、年に1回は必ずフレンチトーストが食べたくなる。
今年もきたきた、この時が。
スーパーで食パンを買ってきた。
私はいつも5枚切りを買う。
4枚切りと悩んだが、やはり5枚切りの厚さが「適度」に思えた。
今は牛乳ではなく豆乳があり、白砂糖ではなくきび砂糖を使っている。
前年までと比較して、なんだか体にやさしそうだ。
フレンチトーストのレシピを検索すると、「いかに卵液を染み込ませるか」が大事なのだと伺える。
仕事に、家事に。
学校に、バイトに。
ゲームに、SNSに。
やることに追われている忙しい世の中だ。
ありがたいことに「時短」という要素を追加したレシピが多数出てくる。
今回はこちらの動画を参考に、パンに隠し包丁を入れて作ってみた。
動画で紹介されている通り、ぐんぐん卵液を吸っていった。
すごい吸収力だ…。
パンを1枚半使うつもりで気持ち多めに卵液を作ったが、それも5分ほどで吸い尽くされてしまった。
たぷたぷになったパンを、バターを溶かしたフライパンで焼いていく。
途中で油が足りなくなり、オリーブオイルを足す。
せっかくのフレンチトーストだからと、トドメの追いバターでこれでもかというほど焼き色を付けていく。
そして、欲深い私が思い出した罪の名前は「シュガーバター」。
追い砂糖をまぶして表面をカリッカリに焼いていく。
「プリンのようなフレンチトースト」の進化版、
「クレームブリュレのようなフレンチトースト」の出来上がりだ。
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追い油を2度もしたので、よくみると生地の表面が揚げたようになっている。
そのまま食べ、はちみつをかけて食べ、さらにシナモンを加えて食べた。
んんーーーーっ!!!
たまらないおいしさは言わずもがな。
一つだけ惜しいポイントを挙げるとすれば、シナモンの存在をもっと早く思い出すべきだったこと。
シナモンが合いすぎて、最初からかければよかったとちょっと後悔した。
それもそのはず。
バター、はちみつ、シナモンは寒い時期の定番。
体を温めてくれるぽかぽかカロリートリオだ。
・・・
そういえば、あんこを乗せようと思っていたのに忘れていた。
ココアパウダーもある。
クリームや粉糖も合わせたい。
おいしく食べられるルートがいくつもあって、どれもハッピーエンドなのが目に見えている。
フレンチトーストって幸せな存在だな。
「満ち足りていない者は欲し、満ち足りている者は与える」らしい。
忙しい人よ、「時短で」「幸せが欲しい」と思ったら、フレンチトーストに分けてもらおう。