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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#イース

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

再び天空のイースへ【 イースⅠ・Ⅱ エターナルストーリー 】(PS2)

もう一度最初の冒険を去年のイースⅧから始まったイースマラソンも残すタイトルは少なくなってきた。 そろそろ最新作「イースX -NORDICS-」を遊びたいが、はやる気持ちを抑えその前に初代「イースⅠ・Ⅱ」をファルコムが2001年にWindowsPC向けに直々にリメイクした「イースⅠ・Ⅱ 完全版」を遊んでおきたい。 そんなわけで、相変わらずパッケージが大きいPC版を購入。ブックレットやOVAのDVDまで入った豪勢なボックスを購入して、いざプレイしようとしたが、正常に動かなかった…

徹頭徹尾塔登り(3周)【 イース・オリジン 】(PC)

時は700年遡る…。今日も今日とてイースをやろう。そんなSF007のイースマラソン12本目となるのは「イース・オリジン」。2006年にWindows向けに発売された作品だ。 本作の特徴はイースシリーズとしては定番の主人公であるアドルがいないこと。それもそのはず、本作の舞台はイース大陸が浮上した半年後、アドルが冒険する「イースⅠ」の700年前が舞台なのだ。 ストーリーは突如イースから姿を消した女神フィーナとレアを探すため、神殿騎士団たちが地上におり捜索の末、後にダームの塔と呼

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

記憶を取り戻す冒険へ【 イース セルセタの樹海:改 】(PS4)

新たなるイースⅣ当時SFC版とPCエンジン版で同じ登場人物と同じセルセタを舞台にしながらもストーリーが全く違う2つのイースⅣがあった。同じタイトルのゲームなのに全く違う展開には驚いたし、お互い違う魅力があるゲームに仕上がっており、その対比が面白い二作だった。(PS2版はわからぬ) あれから時経ち2012年。PS Vitaで新たなイースⅣの物語が加わった。それが本作「イース セルセタの樹海」である。今回はリメイクでもリマスターでもない...本作は日本ファルコムが直々に開発し、

新たなフェルガナも強敵揃い【 イース フェルガナの誓い 】(PC)

新たなイースⅢ!イース熱は止まず、SEVENをクリアしたと同時に次のイースへと手を出した。今回は2005年にWindowsPC向けに発売された「イース フェルガナの誓い」フェルガナという地名が入っている通り、本作はイースⅢのリメイク作だ。 ちなみに当初は2023年の今年に販売されたSwitch版でプレイを予定して購入したんだけれど、なぜか大元であるPC版で遊びたくなって2005年に発売された初回版を中古で購入。見よ!相変わらず所有欲を存分に満たしてくれるこのデカいパッケージ

アルタゴは連打大陸【 イースSEVEN 】(Steam)

アドル=クリスティン、新たな国へカナン諸島の旅もつい半年前、そんな7作目でアドル(23)が向かうのはアフロカ大陸の大国であるアルタゴ公国。イースシリーズは辺境、秘境に向かうことが多かったのでここに来て大国へ向かう展開だ。アルタゴの首都はイースシリーズでは初めて見るスケールの大都会でとても新鮮な気分だ。 今回は大画面で遊べるSteam版でプレイ。ボイスが英語のみの仕様なので、流暢に英語を喋るアドルやドギが面白すぎるぞ。 SEVENは常にドギと一緒!そして今回からアドルは仲間を

カナン諸島は強者揃い【 イースⅥ -ナピシュテムの匣- 】(PC)

巨大な箱でここに復活さぁイースも後半戦だ。そんな訳で今回遊ぶのはイースVから8年の時を経て2003年にPCで発売された本作「イースⅥ-ナピシュテムの匣-」 。 見よ!この所有欲を存分に満たしてくれるPCゲーム名物のデカい箱パッケージを!そして初回限定版にはこれで予習復習しろと言わんばかりにPC-88版イースⅠ.Ⅱ.Ⅲ、SFC版Ⅳ、Ⅴが収録されたイース大全集が付いてきたぞ。(存在を知らなくて開けてみたらあってビビった。)更にはファルコムのミュージックビデオDVDと豪華すぎる内容

Vは優しすぎる【 イースV 失われた砂の都ケフィン 】(SFC)

夏だ。暑い。もうこんなに暑いと冬の吹雪と同じで「家から出なくて良い」とお天道様が言っているようなモノだから家でゲームし放題だ。そして今日も遊ぶゲームはイースだ。 今回遊んだのは5作目にしてアドル・クリスティン20歳の冒険「イースV 失われた砂の都ケフィン」。ついに家庭用機にて日本ファルコムが直々に開発したイースである。 新しい戦闘、美しいグラフィック、薄めの演出今回のアドルの戦いっぷりはⅢぶりに剣を振ったり、盾を構えるアクションが増えて、さらにアクションRPGとして更に面白

小瓶から始まる大冒険【 イースⅣ MASK OF THE SUN 】(SFC)

当時PCエンジン版とSFC版、2種類のストーリーが用意されていたイースⅣ。CD音源に美しいグラフィック、そして豪華な声優陣によるボイスと贅沢なPCエンジン版に対を成すのが本作SFC版でありトンキンハウスが開発した「イースⅣ MASK OF THE SUN」だ。 そして本作がVitaの「イース セルセタの樹海」が発売されるまで正史として扱われてきたイースⅣである。 ハードの差は大きいお互い開発は違えど、日本ファルコムが用意してくれた原案があり、主要人物の名前や立ち位置、舞台が

絢爛たるもう一つの可能性【 イースⅣ The Dawn of Ys 】(PCエンジン)

二つのイースⅣさぁ今日もイースを遊ぼう。こんなペースじゃ新作のイースXに間に合わないけれど遊ぼう。そんな訳で今回遊んだのはPCエンジン版のイースⅣである「イースⅣ The Dawn of YS」。本作はシリーズの中では正史に含まれていないちょっと微妙な立ち位置のゲーム。 当時「イースⅣ」にはトンキンハウスが制作したSFC版「イースⅣ THE MASK OF THE SUN」とハドソンが制作したPCエンジン版の本作の2種類が存在して、当時正史として扱われたのはSFC版だったよう

イースからフェルガナへ【 イース III Wonderers From Ys 】(PC エンジン)

ドギの地元へ...そんなあらすじから始まるのは三作目。すでにイースを離れていてタイトルはもう関係ないぞ。そしてこの前Switch版が発売された「フェルガナの誓い」は本作のリメイク作。 今回はPS3のゲームアーカイブス版でプレイ。こちらだと「途中セーブ」が5箇所出来るので地味にPCエンジンminiより多い。なんだかんだPCエンジンのゲームアーカイブスは結構頑張ってたんだよね…。 そんな本作の特徴は横スクロールの2Dアクションスタイル。なかなかアクションゲーム的なRPGは新鮮だ

冒険の始まり【 イース Ⅰ・Ⅱ 】(PCエンジンmini)

アドルの原点を辿るあまりにも面白かったイースⅧ。その面白さの半分は冒険狂いの主人公アドル・クリスティンにあった。「これも冒険だ!」と言わんばかりに嬉々としてトラブルに巻き込まれ、率先して解決して行く姿には若干の狂気を感じつつも面白さに溢れていた。そしてこんな面白主人公アドルの他の冒険も気になってしょうがない。ならば彼の原点を辿ろう。という事で遊んだのが本作。 今回遊んだPCエンジン版の「イースⅠ・Ⅱ」は、イースⅠ初登場の87年のPC88版から2年後にⅠとⅡを合体し、話もアレ

Ⅷがシリーズへの導線となる 【 イースⅧ -Lacrimosa of DANA- 】(PS4)

イースをやるぜ!ナンバリングを重ね長年続いてきたシリーズを一から手をつけるのはやはり難しい。特に主人公が同じであり続けるイースはその最たるモノ。 シリーズの主人公であり冒険家であるアドル・クリスティンがその冒険を終え、生涯の冒険を書き綴った100冊以上の本の一冊を我々はゲームという形で体験している。 そんな彼の物語をシリーズ8作目から遊ぶなんて相当横着な気がするけど、いつまでもこの評判の良いⅧを「PCエンジン版のⅠ・Ⅱをクリアしてからの方が良いかな〜😀」なんて事を言っていた