立夏と端午の節句
日本時間、2024年5月5日。
午前9時過ぎから、
二十四節気では立夏です。
ゴールデンウィークが終わりました。
実はもう、夏ですが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
まとめ
今回は、太陽の大活動が重なったので
わりと天文学よりの記事内容です。
でも、
太陽 = 炎 = 燃焼 = 心の季節
ということで
前回に引き続き、
少年ジャンプネタもございます。
夏になったけど寒いじゃん
太陽がちょっと大活動中
夏は心の季節
勝負と菖蒲で端午の節句
今回も、ザックリそんな感じです。
夏立ちぬ、でも
夏の始まる支度が整いました。
とは言うものの
2024年5月初めの気候は
北海道で雪が降る
各地で朝の最低気温が10℃前後、もしくは10℃を下回る
東北地方でオーロラが観測される
『これのどこが夏やねん(@ ̄□ ̄@;)!!』
という感じかもしれないですが、
2月の立春も同じです。
毎年、節分過ぎて
暦の上では春になったけれども、
とたんに
記録的大雪とか
自然界ってそういうバグもあります。
太陽の影響力
気候や気温って、
かなり太陽のご機嫌(活動)に左右されます。
マッチとか、ライターとかで
火をつける時に
こんな小さな火ですけど、
うっかりしてたら
指先を火傷するくらい熱いでしょう?
太陽って炎の塊。
宇宙で、ずーっと爆発し続けている炎の塊。
恒星、つまり『つねに光を放ち、輝く星』のひとつが、太陽。
地球は、惑星。
恒星の引力によって引き付けられつつ、
自分の重力でも反発しているので、
結果、恒星の周りをぐるぐる追従している星。
太陽の温度については、こちらをご覧ください。
最低値が、6,000℃。最高値は2,000万℃
紙が燃える温度が、233℃。
木もだいたい250℃以上で焦げはじめます。
唐揚げとか揚げる時も、だいたい200℃。
だから、良い子たちは、
絶対に真似してはいけません!
ワンピースは、どこまで今の社会を風刺していくのか。
そのうち、個人的解釈もまとめてみようかとか考えてます。
手塚治虫さんの警告
太陽の温度で思い出してしまうのは、
手塚治虫さんの『鉄腕アトム』ラストエピソード。
『鉄腕アトム』って、スゴい終わり方するんですよ。
世界中でロボットが制御不能になることが同時多発で起きて、
その結果、太陽に向かって、アトム自ら飛び込んでいくんです。
アトムって、超小型原子炉で動くロボットなので、
爆発したら、みんなを巻き込んでしまう。
だから、太陽に飲み込まれることをアトム自らが選ぶんです。
自分が制御不能になって地球上で爆発するより、
太陽に一瞬で溶かされることを。
人間が機械を制御できない。
AI やIoT とかも、いつ制御不能な状況になるかわからないわけで。
尾田さんにしろ、手塚さんにしろ
漫画家って、きっと現代の預言者なんじゃないかと思います。
2024年は太陽に要注意
で、2024年は、太陽がちょっと御乱心、
いや、かなり大活動しておいでです。
太陽ってめっちゃくちゃ、遠くにあるんですよ。
1億5000万キロメートルって意味わからない距離ですよね。
東京から博多までが、約1,175キロメートル。
その100,000倍より遠いんですよ、太陽って。
でも、地球にスゴい影響するくらいの熱を発して、
電磁波とかも出してる。
今回、オーロラが世界各地で観測されたり
通信障害が起きたりするような影響だけじゃなく、
数日、数週間、あるいは数ヶ月して
天気にも影響するんです。
記事を書くのがゆっくりだと、
最新情報が入ってくるので、気象情報の追加。
太陽フレア(太陽表面の大きな爆発)が
過去最高値の大きさを観測して直ぐ
台風みたいな強風が吹き荒れる日本列島
だから2024年の夏は、
宇宙視点で天気を判断したい季節です。
去年の猛暑も、太陽の黒点周期と照らし合わせたら、
納得いくんじゃないかと、個人的には思います。
宇宙の中で私たちは日々生きている
太陽は、光と熱だけではなくて
目に見えない電磁波、太陽風という形でも
地球やその他の天体に影響を与えます。
太陽との距離で、私たちは地球に生きていられる。
そういう天文学的視点から、生きることを考える
ひとつのきっかけが、二十四節気という暦なのです。
心の季節ですが、燃焼してますか?
陰陽五行思想では、夏は心の季節です。
呼吸で、心を燃やせ!
さて『心』と言っても、
ココロ、ではありません。
五行説で五臓を区分けすると、
『心(しん)』は循環器全般と脳になります。
ついでに、五臓六腑では小腸も『心』に含まれます。
エネルギーをめぐらせる
煉獄さんを引き合いに出したのは、
『鬼滅の刃』で出てくる呼吸について、少し触れたいから。
呼吸って、単純に吸って吐いてだけだと思っていませんか?
呼吸って、ズバリ『発電するスイッチ』なのです。
ご存じでしたか?
細胞の中に酸素が届くことで、
私たちが生きるためのエネルギーが発電されるのです。
だから
『鬼滅の刃』で、常中の呼吸という特定の呼吸法を訓練するのは、
何も、戦うためではありません。
まず、自分の生命力や身体能力のポテンシャルを最大限に高める。
これが24時間ずっと、当たり前に出来る身体になって、
初めて、水の呼吸だの雷の呼吸だの炎の呼吸といった
『鬼』という不死身の敵と戦うための特殊能力を使える、
というわけです。
だから、健康であるって、
呼吸がきちんと出来ているか?
ここが基本なんです。
よもやまさか
呼吸がそんなに重要だと
思ってもみなかったでしょう?
さて、あなたは呼吸出来てますか?
呼吸、浅くありませんか?
ちなみに、マスクすると、
マスクが無い時の約70%まで
肺に届く酸素の量が下がるというデータもあります。
燃焼系の証拠は平熱
呼吸がきちんと出来て、エネルギー発電出来ている。
その見極めは、簡単です。
体温測ったら、36.5℃以上あれば、
常中の呼吸、もといエネルギー発電が正常な身体です。
寒がりでも、暑がりでもないのが、
平熱が36.5℃以上な人。
「私、体温低いから」
それ、マジでやべえヤツですので、
煉獄さんに呼吸法を訓練してもらうことをオススメします!
立夏といえば端午の節句
5月5日は子どもの日
時代は、ジェンダーレスがようやく認められて、
男女差という部分に
いろんな配慮が必要な社会になりつつあります。
その中でも、戦後に祝日設定し直した時、
5月5日を『こどもの日』と命名した官僚さんは
先見の明があったんだろうと思うのです。
平安時代末期に、
武士という職業が出来て以来、
男子を主体に置いた風習が沢山生まれました。
夫婦と書いて、「めおと」と読みますが、
平安時代は、女男と書いていたように、
平安時代までは、妻問い婚が一般的でした。
2024年大河ドラマでも、
天皇家や藤原家の跡目相続が取り上げられていますので、
男性優位社会の始まりは、
平安時代より前からじゃないかと
考える人もいらっしゃるでしょうが、
実際、男女格差みたいな風習は
武士が政治に口を出し始める
鎌倉時代、室町時代に武家社会で始まり、
江戸時代に大衆化します。
武士はジンクスがお好き
その一つが、五節句のひとつである
端午の節句です。
端午とは、月初めの午の日。
旧暦の5月、
今のカレンダーでいう
6月の午の日。
ちょうど、菖蒲が花盛りな時期に
菖蒲 = 勝負
という、韻を踏んで、
男児の健康を願ったことからスタートした
端午の節句。
その後、鎧兜や金太郎などの勇ましい五月人形を飾り、
大きな鯉のぼりを掲げて、
武運長久と立身出世を願う風習が
武家社会で広がるのです。
3月3日のひな祭りも、
実は室町時代くらいから
桃の節句 = 女児の節句とされて
雛人形を飾る風習となりました。
男児を大事にした背景には、
生物学的にも、女児の方が丈夫だったから
という理由もあります。
鯉は出世魚
何故、鯉のぼりが立身出世の象徴かと言うと、
鯉が滝を登り、龍になる
という伝説から来ています。
古今東西、龍は王や強さの証。
中国では皇帝の紋章に五本指の龍を使うほど、
龍は、強力なエネルギーの象徴。
今は、まだ幼い我が子も
いつかは滝を登り龍に変わる。
戦国時代は、天下統一を目指した群雄の時。
子どもへの期待と
無事に育って欲しいという
親の想いは、いつの時代も同じなのでしょうね。
夏は一番動いて結果を出せる時期
朝9時からの午前中、何する?
太陽が春分点から15°の高さに移動する立夏。
1年を24時間に置き換えると、
立夏は午前9時。
さて、朝起きて
午前中に何をしますか?
会社勤めの人なら、職場へ出勤して
その日のやるべきことを確認して
仕事の段取りをする時間帯でしょうし、
主婦業の人なら、
家族を職場や学校へ送り出して
ひと息つきながら、
家事の優先順位を決めてたり、
自営業の人なら、
日々のルーティンとスケジュールを
確認したり、メールチェックしてたり、
逆に、夜働く人なら、
睡眠する時間帯でしょうか。
いずれにしても、
朝9時ってそれぞれ
1日をどう過ごすのか
それを決めて、動き始める時間帯ですよね。
夏までに何を成し遂げるか
立夏が午前9時だったら、
夏は、何時から何時か?
答え、朝9時から午後3時。
つまり、
学校だったり、会社で働く時間帯と同じですよね。
夏は、代謝が高くなり、
生命エネルギーをしっかりと発電出来るから
行動する季節。
2024年、どんな風に楽しみますか?
推し活?
仕事?
勉強?
恋愛?
子育て?
皆さん、お正月に目標立ててますよね。
その目標をどう実現するか、
みのりの秋を迎えるために動く時期が
夏の初め、つまり今です!
さて、今年の夏は
どんな秋を迎えるために
どう過ごしますか?
立夏の七十ニ侯
立夏をさらに、3つの季節に分けると、
以下の通りです。
初侯 「蛙始鳴」(かわずはじめてなく) 5/5〜5/9頃
次侯 「蚯蚓出」 (みみずいずる) 5/10~5/14頃
末侯 「竹笋生 (たけのこしょうず)」 5/15~5/20頃
タケノコって、春が旬でしょ?
そう思う人へ、豆知識。
私たちがタケノコと呼ぶのは、
中国から流入した孟宗竹。
立夏の末侯に生えてくるのは、
日本産の真竹。
ついでに、破竹との違い。
私も好きです、破竹。