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未来展望委員会は、「生成AIで模範解答が増え、みんな一緒になる。じゃどうする?」を考えました(仕事と会社はどうなるか篇⑤)

「テレワーク・リモートワーク時代になった。『身体』は郊外の30分圏社会の家にいて、『頭や心』はメタバース空間の東京や都心のオフィスにいる。そんな2つの空間を同時に過ごすようになっています」

摂津倉庫の女子社員4名と社会文化研究家の池永先生の未来展望委員会は、「仕事と会社はどうなるか篇」の5回目となった本日は、「生成AIの進展で、仕事はどうなる?」を議論しました

【オンラインセミナー「第1回未来展望委員会」のお知らせ】
摂津倉庫 未来展望委員会は、オンラインセミナーを開催します!
note「摂津倉庫未来展望委員会」は、摂津倉庫の若手社員を中心に社会文化研究家の池永先生と立ち上げ、私たちのありたいWell-Beingな30分圏社会をめざした、現在進行形のドキュメントを毎週発信しています
お客さまからのご要望で、オンラインセミナー「第1回未来展望委員会」を12月5日(木)に開催することとなりました。私たち未来展望委員会メンバーも参加します。
これからの社会がどうなるか?どうしていけばいいのか?に関心がある方は、池永先生と一緒に、未来社会の方向性を考えてみませんか?残席わずかですが、ぜひご参加ください。お待ちしております

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【申し込みはこちら】未来展望委員会オンラインセミナー 申し込みフォーム


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「前回につづき『AIで仕事・会社はどうなるか』を考える前に、テレワーク時代に入ったわたしたちの『時空間』がどのように変化しているのか?を考えてみましょう」

「わたしたちは30分圏社会にある郊外の自分の家に身体があり、メタバース空間にある東京や大阪・都心のオフィスで働いているというように、2つの時空間を同時に存在しています」と白板のもとに、池永先生が話しだされました

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「リアルとメタバース空間を同時にすごしています!たしかに、オンライン会議はいろいろな場所をみんなで同じで共有していますね」

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「実はこのような、2つの時空間を過ごすようになっているとなったのは、コロナ禍以降ではありません。コロナ禍前から徐々に変化しはじめ、コロナ禍から始まったテレワークでのオンライン会議で、さらに変化が目に見えてきました。その変化の論点としては以下の4点あります」

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「まず1点目の論点は、『日本人1億人が東京にいるみたいなメタバース空間になっているのでは?』です」

「先ほどの、身体と頭・心が2つの場所に分かれる、同時にあるということですね」

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「この論点に関連しますが、2点目の論点は、『仮想空間のなかに巨大な街ができているのでは?』です」

「なんとなくイメージできます。リアルの街とは別に、メタバース、仮想空間の街ができるということですね。東京ならばバーチャル渋谷、大阪ならばバーチャルあべのハルカスなど、続々できていますね」

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「そうなると、これまで東京一極集中を緩和するために地域分散・首都機能の移転などが議論されていましたが、3点目の論点は、『地域分散の概念の変化―大都市の機能が地域に分散しているのでは?』です」

「具体の都市施設が動くのではなく、情報空間で機能分散が進みだしています。ただ情報・デジタル・バーチャル空間のなかですべてがまわるのではなく、リアル空間とデジタル空間の連結することが大事です。物流がまさにそうです。オンラインショッピングというバーチャルなモノの販売と、具体のモノの流れ、輸送、配達は連結しないといけません」

「そうです。EC・インターネットショッピングと倉庫・物流は、情報ネットワークなくしては成立しません。物流拠点も、地域ごとに分散しています」

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「最後の4点目は課題です。現在進行形で進んでいる『新たな時空間のなかでのワークスタイルで、ビジネスで大切な『想像・創造・着想・共感』は生まれるだろうか?』ということです。新たな時空間となるなかで進化していく生成AIを使いきるためには従来の仕事法の延長線で考えるのではなく、仕事を再定義して仕事法を再構築していくことが大切です」

「新たな時空間にいると認識して、仕事を再定義して、AIの活用法を考えることが大事なのですね」

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「わたしたちはすでに「デジタル・生成AI」時代に入っています。そう認識をしている人・企業と、そうではない人・企業とでは、現在のみならずこれからのビジネスで大きな差がでます」

「最近、リスキリングとかリカレントという言葉をよく聞くようになりましたが、これまでの延長線上の『学び直し』ではこれからのビジネスは通用しなくなります。根本的に新たな仕事法を創りあげるくらいの『仕事の変革』が求められます」

「リスキリングとかリカレント教育という言葉をよく聞きます。AI教育とかデータサイエンスが中心ですね」」

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「AIとかデータサイエンスを学べばこれからのビジネスを生きていけるというような風潮ですが、前回もお話したように、それはあくまで手段です。主語は人・わたしたち。デジタル技術・生成AI時代に、私たちはビジネスを通して社会の課題を解決したり、お客さまの価値を創造するためになにをなすべきかを考え、それを実現するために、デジタル技術・生成AIをどう使うかを考えるのが大切です。この順番が大切です」

「順番が違う。主語が違うですね!社会・お客さまが主語、技術・AIは手段ですね」

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「生成AI時代で大事なのは、『デジタル技術・DX・生成AIと人の関係』です。デジタル技術・DX・生成AIを使うことによって、ビジネスにおける情報収集・情報処理が高まり、業務の効率化がさらに進んでいきます。とりわけ『空間軸・時間軸』は拡張・変化していきますが、良いことばかりではありません。弱くなっていく能力があります。とりわけ人としての『想像・編集・創造』するチカラが低下しています」

「想像・編集・創造するチカラが、これから求められるチカラですね?」

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「そうです。想像・編集・創造するチカラです。これらチカラを高めるためには、デジタル技術・DX・生成AI・機械と、人がいかに共生していけるのかです」

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「デジタル・生成AI時代は『模範解答』が増加します。同じようなモノ・コトが氾濫することになり、差別化ができなくなっていきます。人は生成AI以上のことはできなくなっていきます。これまでの学び方をつづけていたら、みんな同じようになります。いや、生成AIに支配されます。よって『学びのカタチ』を変えなければならない」

「これまでのような『知識ベースの学び』は陳腐していくこととなり、デジタル・生成AI時代は、『アウトプットベースの創造・創作、生み出すチカラ』が求められることになります。つまり『想像・編集・創造するチカラ』があるのかないのかが論点となります。デジタル・生成AI時代に、どのような学びをしていていけばいいのかは次回に議論していきます。本日の未来展望委員会は、ここまです」

「『想像・編集・創造』の生成AI時代の鍵なんですね。本日の未来展望委員会、ありがとうございました」

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次回の第16回「note摂津倉庫未来展望委員会」は、来週12月3日(火)に配信させていただきます

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