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自分の子に世界史の話をした話

ひょんなことから、中学1年生の長女にフランスの歴史について解説することになりました。手元に資料は何もありませんでしたが、通史を簡単に説明するくらいならなんとかなります。

どんな話をしたか細かいところまでは覚えていませんが、最初に話したのは「今から2000年ほど前、ローマ帝国の時代にはガリアと呼ばれていた」ということだったはずです。そこへフランク族がやってきて王国を立て、カール大帝の時代には現在のフランス、ドイツ、イタリアにまたがる大帝国を築いたが、カール大帝の孫の代に分裂し、西フランク王国がフランスの原型になったという話をしました。

それから百年戦争とジャンヌ・ダルク、ルイ14世とヴェルサイユ宮殿、フランス革命、ナポレオンと話を進め、第2次世界大戦とシャルル・ド・ゴールの話で締めくくりました。もちろん百年戦争の相手はイングランドだったとかナポレオンはロシア遠征で墓穴を掘ったとかいった内容は説明しました。

「面白い!」

この反応はさすが我が子と言うべきでしょうか。調子に乗って、宗教改革が戦国時代の日本にも影響を及ぼしたとか、スペイン継承戦争によってルイ14世の孫のフェリペ5世がスペインの王になって今のスペイン国王フェリペ6世はその子孫だとか、ヨーロッパの歴史に関する話をいろいろしましたが、彼女は楽しそうに聞いてくれました。

自分の子が自分の好きなことに関心を持ってくれるのは、とても嬉しいことです。機会を見て概説書でも買ってやろうかと思っています。

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