せた◇心をつなぐ取材ライター

氷河期世代のライター兼エディター。地方取材をこよなく愛し、仕事だけで35都道府県を訪問するも、最近は取材が激減。現状を打破するためにあれこれ模索しています。 無名人インタビュー https://note.com/unknowninterview/n/nfce511bfdcb5

せた◇心をつなぐ取材ライター

氷河期世代のライター兼エディター。地方取材をこよなく愛し、仕事だけで35都道府県を訪問するも、最近は取材が激減。現状を打破するためにあれこれ模索しています。 無名人インタビュー https://note.com/unknowninterview/n/nfce511bfdcb5

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1周年!

noteを初めてから丸1年、366日が経過しました。日付が変わることはありましたが毎日更新を続けてきたので、この作品は367本目ということになります。 このタイミングで、1年前に作成したプロフィール(下記記事)を更新することにします。 ■名前 せた(本名をひらがなにしただけです) ※文筆サークル「雑兵日記PREMIER」ではMr.Indigoのペンネームで活動しています。 ■プロフィール 岡山県津山市生まれ、奈良県大和郡山市育ちの氷河期世代。現在はさいたま市浦和区で同い

    • 奇遇は身を削って生み出される

      「ご出身もそのあたりなんですか?」 少し前に取材でお話を伺ったAさん(20代女性)は北見工業大学の卒業生でした。 「はい。北海道の足寄町というところです」 「あー、はいはい」 この地名には聞き覚えがありました。5月に取材で行った帯広から、足寄行きのバスが出ていたのです。 「今年仕事で帯広に行ったんですけど、帯広と北見の間らへんですよね」 「そうです」 Aさんはあえて全国転勤のある会社を志望し、茨城県での研修の後に配属されたのは熊本県だったそうです。 「熊本のど

      • 英語ができなくたって

        「スミマセ〜ン」 東京メトロ新宿駅の切符売場でチャージをした直後に、片言の日本語で話しかけられました。欧米系と思われる中年の男女でした。 「はい」 私が反応すると、男性からメモを見せられました。そこには住所らしきものが記されていて、彼が指さしたところにはRoppongiという単語がありました。 新宿から六本木へ行くのであれば、都営大江戸線が最も便利です。ただし、大江戸線の新宿駅は遠く、近くにある新宿西口駅に行くのも簡単ではありません。すぐ乗れる東京メトロ丸ノ内線を利用

        • 年末年始の予定と反抗期

          年末年始の帰省は、私と妻が交互に子どもたちを自分の実家に連れて行くのが我が家の慣習です。昨年は妻が子どもたちと一緒に実家(愛媛県松山市)に帰ったので、私はお一人様帰省でのんびり過ごしました(詳細は以下の記事をご覧ください)。そのため、今回は私が子どもたちを実家(奈良県大和郡山市)に連れて行くことになります。 ありがたいことに、今度の年末年始は9連休です。ゆえに関西でいろいろ連れて行ってやろうかと思っていたのですが、実際に帰省できるのは例年より半日長いだけになりました。中学1

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        • 無名の会社員ライターの思い
          205本
        • 愛すべき家族たち
          99本
        • 趣味の話あれこれ
          63本
        • にっぽん見聞録
          65本

        記事

          志向と需要が一致する仕事

          先週までの3週間は取材が多く、のべ22件こなしました。採用サイトの案件が2つ入ったためで、これほど短期間に集中することはめったにありません。6月から8月は3ヶ月でわずか1件だったので、それを思うと夢のようです。 さすがに疲れはありましたが、それよりも充実感のほうが大きかったのは言うまでもありません。自分が必要とされている、頼りにされているという実感が、ほかの仕事とはまるで違うのです。 例えば、クライアントから支給された原稿のチェックを依頼されることもあり、クオリティの高い

          志向と需要が一致する仕事

          重賞制覇!(POG)

          今週はクロワデュノールが東スポ杯2歳ステークスで勝利しました。今後が楽しみで仕方ありません。 ■牡馬 アルレッキーノ(父ブリックスアンドモルタル/母チェッキーノ)→10月5日のサウジアラビアRCで5着の後放牧へ。次走は12月15日の朝日杯FS(京都芝1600m)を予定 ソルデマジョ(父ドゥラメンテ/母ポジティブマインド)→在厩中だが次走は不明 アスクセクシーモア(父キタサンブラック/母アイムオールレディセクシー)→新馬戦14着の後放牧へ ラストレガシー(父ドゥラメンテ/母リ

          不器用な父が器用な娘にアドバイスするとしたら

          「お父さん、社会ってどうやって勉強すればいいの?」 中学1年生の長女に聞かれました。しかし、自分が中1のときに家で社会の勉強をした記憶はありません。授業中に地図帳や資料集を穴が開くほど読んでいたので、それで十分だったのです。 「社会やるんやったら英語か数学やっとけ」 私は言いました。彼女は私のように飛び抜けて社会が好きというわけではないものの、定期テストでは毎回高得点を取っています。 「社会が心配なんやったら、寝る前に地図帳か資料集を読んどくといいわ」 「でも私、物

          不器用な父が器用な娘にアドバイスするとしたら

          甥が生まれました

          先程、弟から第2子(長男)が誕生したとの連絡がありました。母子ともに健康とのことで、私もホッとしているところです。 私の両親にとっては4人目の孫で、初めての男の子です。このご時世なのでどうしても男の子がほしいという思いはなかったでしょうが、それでも前の3人とは違った楽しみがあるのは間違いないでしょう。弟一家が住んでいるのは京都府の京丹後市というところで、奈良県大和郡山市の実家から行くには半日くらいかかるのですが、おそらく近日中に顔を見に行くはずです。 私も年末年始に帰省す

          どんな先輩社員を紹介するか

          昨日の記事に関連する話ですが、採用サイトの取材をしていると、紹介する社員を選ぶ基準も各社でそれぞれ異なることに気づきます。大雑把に言うと、若手主体で選ぶところと20代から40歳前後まで満遍なく選ぶところがあるように思います。 若手社員を中心にする会社は、入社してからの働き方を見せることを重視していると言えるでしょう。世代の近い人が先輩のサポートを受けながら成長していく姿を紹介することで、親しみやすさをアピールしつつ安心感を醸成する狙いがあると考えられます。 一方、中堅も多

          どんな先輩社員を紹介するか

          若い人がしっかりしているように思えるのはなぜか

          この数週間の間に、複数の企業で2021年新卒入社の方を取材する機会がありました。ストレートで大学を卒業した場合の生年月日は1998年4月2日〜1999年4月1日、現在の年齢は25〜26歳ということになります。 1998年は私が大学に入った年で、その年に生まれた方との年齢差は19歳です。一方、2011年に生まれたうちの長女とは13歳しか違いません。それほど年が離れているわけですが、お話を伺っているとしばしば驚かされます。自分が25〜26歳の頃よりはるかにしっかりしているからで

          若い人がしっかりしているように思えるのはなぜか

          視力低下が気になる

          今日は健康診断に行ってきました。血液検査の結果はまだ出ていませんが、体重や腹囲などの数値は例年通りでした。けっして良好な状態とは言えないのですが、ここ数年は悪化することなく安定しています。 その背景には、メンタルの状態が安定していることがあるように思います。毎年、問診票では服用している薬として「うつ病の薬」の欄をマークしなければならないのですが(そのあたりの私の思いについては下記記事をご覧ください)、服用量は徐々に減少していて、今の会社に入った(今の病院で健康診断をするよう

          スピードよりクオリティが大切

          今日は1200字程度の取材原稿を3本アップしました。他の業務もあったので、ペースとしては1本2時間強、1時間あたり600字弱になります。私は執筆のスピードが速いほうではない(と思っている)ので、これでもかなり頑張ったほうです。 取材がなく資料をもとに執筆する記事であればさすがにもう少し書けますが、取材記事だとこのくらいが限度のように思います。これ以上スピードを上げると、クオリティを担保する自信がありません。 このクオリティには、誤字脱字がないとか文法・語法が正確であるとか

          スピードよりクオリティが大切

          とにかく眠い

          このところ、休日は1日12時間くらい眠っているように思います。いくら眠っても、すぐまた眠くなるのです。 先週の3連休は疲れが溜まっていて体調も今一つでしたが、今週はすっかり回復して健康状態は良好です。取材が多いこともあってメンタルの状態も問題ありません。 そこで考えられるのが季節の変化です。相変わらず暖かい日が多いものの、日照時間はすっかり短くなりました。私は20代の頃から11〜12月に心身の調子を崩しがちで、今年も苦手な季節が訪れたという実感があります。 苦手な理由は

          将棋部出身の人を取材してみたい

          企業の取材では、しばしば体育会系の方と出会います。これまでの経験では、特に野球部と陸上部が多いように思います。後のメジャーリーガーと対戦した方や、100mを10秒8で走っていた方にお話を伺ったこともあります。 ほかにもソフトテニス部やバスケットボール部出身の方を取材した記憶がありますが、私と同じ将棋部出身の方は皆無です。藤井フィーバーなどで将棋がメディアに取り上げられることは増えているように思いますが、野球や陸上などに比べると競技人口は大差ですから、あちこちで取材をしていて

          将棋部出身の人を取材してみたい

          18年ぶりのボウリング

          会社の行事でボウリングをしました。前にしたのは東京に出てくる前の年なので、なんと18年ぶりです。 スポーツ全般が苦手な私ですがボウリングはかなりましな部類で、大学生の頃は調子が良ければ150前後のスコアが出ていました。しかし、それは20年以上前の話です。40代半ばで体重も当時より20kgほど増えている私がどのくらいやれるのか、楽しみで心配でした。 18年ぶりなので、自分に合うボールの重さも覚えていません。そこで、成人男性用としては最も軽い9ポンドにしました。腕力には自信が

          自分たちの悪いところも正直に言える社会がいい

          「面談の場で会社の良いところも悪いところも正直に教えていただけたので、この人のようになりたいと思ったんです」 これは、少し前に取材した某社のTさん(30代前半・男性)の入社理由です。他社の人は良いところしか話してくれなかったけれども、この会社は違ったとのことでした。 「いい話ですねぇ」 これは私の正直な感想でした。ほとんどの人は自分たちの良いところしか言わないというのは私も感じていることで、悪いところも言ってくれる人の方が信頼できるという感覚も同じだったのです。 しか

          自分たちの悪いところも正直に言える社会がいい