読書感想14「あやかしよろず相談承ります」伽古屋圭市
こんにちは、せ→る→です。
今日は、伽古屋圭市さんの「あやかしよろず相談承ります」の感想を書きたいと思います。
※今回はネタバレ少なめ
出版社:双葉社 双葉文庫
著者: 伽古屋圭市
イラスト:おかざきおか
(敬称略)
<あらすじ>
女子高生の日向万梨音は、
幼い頃のトラウマが原因で
極度の人見知りになり、
学校生活にもなかなかなじめない。
そんな折、心を許している友人の瑠依から、
「病気」に関して衝撃の告白を受ける。
瑠依は病気の原因を探るため、
万梨音と共に「魔法道具店」を訪れる。
日向万梨音
主人公,17歳,不登校
苅部瑠依
万梨音の友人
衛藤・L・富士三十郎
魔法道具店(サラマンデル)所長
タイトル通りあやかしが出てくるお話。
目が一つのあやかし、狼になるあやかし、首と身体が離れているあやかし…色々なあやかしが出てきて面白かったです。ところどころ神話も出てきて、好みのストーリーでした。
人見知りで引きこもりだった万梨音は、瑠依の「病気」に関して魔法道具店(サラマンデル)に相談したのち、従業員として働くことになります。
サラマンデルは、魔法道具店兼あやかし専門事務所です。
万梨音は、訪れたあやかしたちの悩みや依頼を解決するため、様々な視点から解決の糸口を探していきます。
「視点を変えると思考の幅が一気に広がる」
が私のお気に入りの一文です。
私も万梨音のように、どんなときでも幅広い視野を持ち、柔軟な思考を身に付けたいと思いました。
万梨音がサラマンデルで働いていく中で、どんどん成長していく姿、前向きになっていく姿が魅力的です。サラマンデルでの人生初の接客や調査のために苦手な人混みに挑戦するなど、自分を変えようと努力する万梨音のことを応援したくなります。
この作品は4章に分かれていて、全体のページ数も少なめなのであっという間に読むことができました。とても心温まる素敵なお話なのでぜひ読んでみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
他の作品の感想も読んでいただけたら嬉しいです。