![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70095661/rectangle_large_type_2_064bdc8d084ba613d18864db6d4ef3bc.png?width=1200)
記憶の売り買いをする綺麗で無口な青年の話
こんにちは、せ→る→です。
年末年始にたくさん本を読むぞ!と意気込んだはいいものの、特番を見たりぐーたらしたりしていたら結局全く本を読まず、その後もあまり集中できず…
3週間ぶりくらいに1冊読了しました。
今回は、野村美月さんの「記憶書店うたかた堂の淡々」の感想を書きたいと思います!
※ネタバレほぼなし
著者:野村美月
イラスト:本山はな奈
デザイン:坂野公一
出版社:講談社
(敬称略)
<あらすじ>
忘れたい人は、いますか。
忘れられたい人は、いますか。
静乃の優しすぎる恋人、誠が突如失踪した。職場に連絡すると彼は一年前に亡くなっているという。では、彼は一体誰だった?
静乃の脳内に存在する、自分のものではない思い出。これは人の記憶が綴られた書物を売買する、うたかた堂の仕業か。記憶に浮かぶ海を、静乃は目指した。冷めた目をした美貌の青年が書物を繙くとき、心に秘めた過去が、秘密が、願いが、解き明かされる!
6つの連作短編小説。
盲目の人に綺麗な風景を見せるため、自分の記憶を売る人。言葉では上手く伝えられない想いを届けるため、自分の記憶を売る人。自分とは違う生き方を体験したくて、記憶を買う人。
様々な依頼人が、記憶の売買を生業とする"現野一夜"の元を訪ねます。
特に私は、ミステリー要素がある1話が好きでした。
切ない恋愛ものもあり、明るくコミカルなものもあり、心温まるものもあり…
とても楽しい1冊でした。
今作は、依頼人視点でのお話だったので、一夜視点で過去の話とか読んでみたいです。
#読書 #読書感想文 #読書レビュー
#読書日記 #講談社タイガ #野村美月
#記憶書店うたかた堂の淡々